320life

PR

プロフィール

ノマ@320life

ノマ@320life

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

2023.08.02
XML
テーマ: 読書(8290)

書名



森の端っこのちび魔女さん [ 夜凪 ]

感想


2023年168冊目
★★

表紙の絵が可愛くて好みだったのと、装丁が『本好きの下剋上』と同じ感じだったので読んでみた。
うーむ。
2023年冬に続刊発売、コミカライズ企画も進行中…ということだけど、もういいかな…。

森の奥に母とふたりで暮らす少女・ミーシャ。
母の教えを受け、ようやく薬師の見習いとして認められた頃だ。
ある日、貴族の父が危篤であるという知らせを受け、母とふたりで屋敷へ向うがーー。

最初はあんまりで(お母さん二回も突き落とされるの可哀想過ぎん…)、旅に出てからのパートのほうが面白かった。

努力もあるけれど、「血筋」が大きい主人公チートな感じ。

しかしどうして異世界モノってこう、世界観がテンプレなんだろうか。
中世ヨーロッパ(似非)みたいな。
妹に言うと、「ゲームの世界観なんじゃない?」と言っていた。
FFなのか。
そして根底にあるのは「名誉白人」的な人種意識じゃないのか、と思う。
でもそういう「前提」のもとに描かれたファンタジーみの異世界モノ、好きなんだよね。
自分の中に嫌な部分を見る。

異世界モノやトリップモノが大好きで、子供の頃からよく読んでいた。
中でもお気に入りは、中山星香の漫画『花冠の竜の国』!
羽が生えた猫にムカデ(?)に乗り、大きな花の上にある町。

これもまた、イギリスの少女が銀髪の王子様と恋に落ちる物語。

想像上の、架空の西洋からの脱却。
そうでないものを描こうとすると、徹底したリサーチと世界構築が必要になる。
半端な知識量じゃ書けない。上橋菜穂子さんがその典型だ。

みんな現代社会に疲れているのか、異世界トリップものが花盛りだ。

あとは職業。元サラリーマンではなく元〇〇が異世界で活躍もの。
設定捻るのそっちなんかーい!、と私は読み手として思う。
いや、それはそれでおもろいねんで?おもろいねんけどな。
中世ヨーロッパっぽい世界観のほうは揺らがないんだよなあ。ここが不思議で。
オリジナリティ出したいながらそっち変えたほうが早くないか?と思うんだけど…。
「え、まじで?そう来る?」みたいな異世界モノ、読みたいなあ。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.08.02 06:54:04
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: