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2023.10.10
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テーマ: 読書(8290)

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週末の縄文人 [ 週末縄文人(縄・文) ]

目次


1章 原始の火には神様がいた
2章 石斧に宿った魔力
3章 “ヒモ”は原始の発明
4章 縄文人が土器に縄文を付けたワケ
5章 竪穴住居から縄文の世界を覗き見る
実用コラム:火の起こし方/石斧の作り方/ヒモの撚り方/土器の作り方

感想


毎日毎日デスクワークで仕事するサラリーマン。


そんなとき、仲の良い同僚が言う。
「俺と一緒に、現代の道具を使わず、自然にあるものだけでゼロから文明を築いてみないか?」
そうして、週末に縄文時代を送る生活が始まった。
まずは、火を起こすところから。(ちなみに2ヶ月かかった)

…という、人気YouTuberの書籍化。
いやもうこのさわりだけでめっちゃ面白そうやろ?おもろかったよ〜!
私はタイトルと表紙が気になって手にとって(「182. ぼくはテクノロジーを使わずに生きることにした [ マーク・ボイル ] 」みたいな話かなと思って)、本を読み終えてからYouTubeを見た。

正直、1つめの火起こし動画なんて「若いあんちゃんらが内輪でキャッキャしてる」だけに思えて、動画から入ったら見なかっただろうなと思った。
本はしっかり書かれているので、本だけでも面白いです。本→動画をおすすめする。
ふだん本を読まないような中高生男子でも、心ときめかせそうな内容。


どうすれば良いのかわかないから、失敗の連続。
なぜだろう?からのトライ&エラー。
だからこそ、成功して完成したときの喜びはひとしお。
そして身の回りにあふれるモノへの見方が一変する(ヒモってすげえ…)。

縄文時代って、どう思う?

未熟、稚拙、貧相、愚蒙。
そんな印象がこの本を読んで覆った。

火を起こすのがどれほど大変か。縄文土器に隠された知恵。竪穴住居を作る工夫。
今の人間が何の知識もなくトライしても、出来ないことばかり。
めちゃくちゃ最先端技術やん、縄文時代…。
ってなる。
著者たちが、考古館に「技術を学ぶために」縄文土器を見に行くの、最高にいかしてる。
ヒントを求める彼らに、館長は「君たちの失敗がもっと見たいんだよ」と言う。

失敗できる、っていうのは何というか、自由であることとも同じなのかもな、と感じた。
それが喜びというか、いやもうやってらんねー!!ってなるけど、それでも。
身体で得る知識。蓄積される「生きる力」。
生きている、の実感。

彼らは縄文時代から初めて、はて今は何時代にいるのだろうか?
とYouTubeを見に行ったら、最近「飛び道具大革命、弓矢の誕生」でまだ縄文時代っぽかった。
いやでも楽しそうよな、縄文時代。
弥生時代になって農耕が始まると、週末だけでは厳しそうやしな…。


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最終更新日  2023.10.10 00:00:15
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