この貧しい田舎町で、実家に厄介になりながら
ずうずうしくひとりで子供を育ておりますと、
もともと少なかった物欲が、
さらに抜け落ちてしまっております。
お化粧や洋服は見苦しくない程度に最低限。
なるべく低コストに。
マンガや雑誌もほとんど買わなくなりました。
まあ、親という生き物は誰でも
程度の差はあれ、わが子のためなら
我慢を我慢とも思わなくなる、
自然にそうなるものなんでしょうけど。
でも、どうしても私は...
時々、昔の彼氏に出会ったような、
胸が熱くなるような、
息苦しさに襲われることがあります。
それは
オートバイ
この季節、通勤中の1ケタ国道で
旅支度のバイクにすれ違うと
なんとも切なくなってしまうのです。
この写真はフリー素材からお借りしました。
これまであんなに好きだった絵が
全く描けなってしまった私を
癒してくれたのはバイクでした。
30代半ばでチビを身ごもるまで
毎週末になると、アホみたいに仲間とでかけておりました。
決して上手じゃなかったけど、
バイクがあれば、どんなにつらいことがあっても
全部忘れることができました。
一時期は自分の存在理由とすら思っていました。
だもんで
最初は子育てがひと段落したら
いつか復帰したいなって思ってたんですが
でもまー、もう
永久封印
かなって。
それは経済的なこと、体力的に
もう難しいこともあるんですけど何よりも
私に万が一のことがあったらいけないなって。
きょうだいもいないこの子を
一人ぼっちにできないなって。
私がこの世から去るのは、この子に、
気の置けない仲間や、愛する人ができてから
ですからね。
なのでもう、バイクは永久封印。
でも今はチビのおかげで
めっちゃ幸せやから
みんな、気を付けてね。
どうか無事故で楽しんできてね^^
もとバイク乗りのおばちゃんより。
自由に至る旅 オートバイの魅力 集英社新書 / 花村萬月 【新書】
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