ずっと楽しみにしていた企画展の
初日へ行ってきました。
「幼き衣へ」 公式サイトはこちら

先日、おなじ美術館で中世~近世ヨーロッパの
の子ども服についての企画展と
講演を聴いてきた話を書きましたけど
子どもは愛されたのか?
じゃあ、日本はどうだったんよ?
というのがこの日からの企画展。
みなさんは「背守り」(せまもり)
ってご存知ですか?
背守り 子どもの魔よけ / LIXIL出版
日本各地にあったという
子供たちの着物の背中に縫いとめられた
魔よけの可愛い飾り縫いなんだそうです。
(大人の着物の背中には縫い目があって
「目」が魔物をにらんでよせつけないとされていたが
子どもの着物には縫い目がなかったため)
乳幼児の死亡率が非常に高かった時代
おかあさんたちが祈りをこめて
ひと針、ひと針、意匠をこらして
大事な糸や布を使って
縁起の良い刺繍をしたり、飾りを
縫いとめてるんです。(上のお写真は柿)
もうむっちゃくちゃ可愛くて、いじらしくて。
むかしの日本のお母さんの気持ちが
じんわり伝わってくるような気がして
とても暖かな気持ちになりました![]()
で、展示室には上の写真の実物と、
写真とが並んでたんですが、
作品のアーティストトークもありまして。
石内都氏
ヒロシマの被ばくした衣類を撮影した
こちらの作品があまりにも有名です。
ひろしま 石内都・遺されたものたち
またこの方がすんごい魅力的な女性でして..
ご自身の作品に対するポリシーみたいなのを
立ったままで軽快に語られるんですけど
「人はナマモノだからすぐにいなくなっちゃう。
でも遺品たちは今、この時間に存在してる。
私にとってはそれがとても重要なのよ。」
何の世界でも第一線で活躍されてる方の
お話は、面白くて、単純明快で、優しくて、強い。
もうなんか、心が洗われる![]()
「東京はヒトがほんとにいっぱいだけど
ここって誰もいないのね。
気に入ったわ。いいところね。」
って笑っておしゃってました。
石内さん、こんな田舎に来てくださってありがとう。
やがては姫も成長したら
こういう人たちやいろいろな世界のこと
たくさん触れて、知ってほしいなあ。
母はそう思ったのでした。
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食欲ないのに・・太る。 2025.10.31 コメント(4)
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