臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2013年09月08日

★病死された部屋のリフォームを頼まれましたが、依頼者の一言でお断りしました★

カテゴリ：リフオームの達人

子供が家出をして一人住まいをしていたアパートで病死をした。発見されたのは死亡推定日より１週間も経過していた。この暑さで遺体はすでに腐乱が始まっていて部屋は死臭でものすごく臭い。その部屋の片付けとリフォームを頼まれたのですが．．．．。

どんな仕事でも真摯に取り組むのが会社の方針です。
選り好みしないので人助けとなる仕事も多々あります。

特に遺品の片付けや清掃、リフォームは誰も気持ちが悪がってやりたがらない。
しかし弊社では依頼されれば「気持ちが悪いから」と断る事をしないで積極的に仕事を受けます。

ある方から電話がありました。息子さんがアパートで一人暮らしをしていて病死したらしい。
近隣の方から「臭気がものすごい。どうにかして」とクレームがあり、両親が訪ねて行って死亡しているのを発見したという。

この暑さで遺体は腐乱が始まっていた。異様な臭気はそれが原因だったという。
警察の司法解剖があり遺体は火葬に付されたが、アパートの残置物処理はそのままだった。

荷物にも部屋全体にも死臭がついて、解体業者は逃げて処理を請け負ってくれない。
同時に部屋の消毒とリフォームを行わないと臭気は取れないが専門業者は少ない。

困ったあげく弊社に仕事の依頼が来たのだった。
案内されて部屋の前まで行ったところで、もう臭気で気持ちが悪くなる。

鍵を開けて部屋に入った途端、髪の毛から衣服から臭気が付いてしまい取れない。
荷物数と部屋の数値を計算し翌日に見積書をお届けした。

すると、「荷物の処分費用が高い」とか「リフォーム費用が高い」と、仕事をやらない内からクレームを付けられました。

「見積書の半額にならないか」と値引き要求を出された。
あまりにかけ離れた金額要望に「そのご予算では弊社はお受けできません。他の業者に依頼されてください」と断りました。

それから数日して再度「御社にお願いしたい」とお話がありましたが、「職人の手が空いていないのでお引き受けできません。」とやんわり断りました。

あちらこちらと見積もりを依頼されて、弊社が一番安かったのか、またはクレーマーと見られて「係わりたくない」と業者が逃げたのか、理由は分かりません。

しかし特殊清掃や片付け、リフォームを引き受ける会社は限られています。
お気の毒なのは事件が起きたアパートで、他の部屋に住む入居者の方だ。
異常臭気にいつまで耐えればいいのか、早い処置と解決が待たれている。

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