PR
Keyword Search
▼キーワード検索
3bontan
3bontanのブログへようこそ
Calendar
まだ登録されていません
Comments
Freepage List
2014.09.18
カテゴリ： 映画
しつこく、「永遠の0」の話です。
ブルーレイ出ましたね。
永遠の0 Blu-ray通常版【Blu-ray】 [ 岡田准一 ]
メイキングかなり面白かった（小並感）。
全部CGかと思ったら、案外、実写と合成が多いんですね。
ゼロ戦のリメイク作業もよかった（小並感2）。
私もモノを作る方なので、こういう仕事やってみたいっす。
あと、グリーンバックで違和感ない演技する役者さんてやっぱすごいなあ（小並感3）。
それでまあ、まだちょっと気になったもんで、宮部の行動の謎に関する考察をまとめてみました。
私は原作は読んでなくて、あくまで映画を観ただけの考察です。
以下ネタバレ改行。
問題は、宮部はニ一型ゼロ戦のエンジンの不調をいつ気づいたかってこと。
映画単体の表現だと、搭乗する直前に気付いて、瞬時に機体交換を思い付いて実行した、と解釈できる。
しかし、この説だと、宮部が何故特攻を選んだかの根拠に乏しい。
そもそも「何故宮部は特攻を志願したのか」、それが本作のミステリーの中心ではないか。
ここで私が推すもう一つの説は、「エンジンの不調をあらかじめ知っていた」説です。
整理すると
（a）エンジンの不調は搭乗直前に知った。
（b）エンジンの不調をあらかじめ知っていた。
という二つの説で考えます。
映画では、どこか結末を知ってたかのような、悟ったかのような宮部の表情ばっかりで、（b）説の、最初から全部知ってたんじゃないの〜って感じがするんすよね。
何より（b）説だと、「宮部が何故特攻を志願したか」、の答えが出るんです。
それはズバリ「大石を死なせないため」。
エンジンの不調をあらかじめ知ってたら、自分もわざと特攻に志願して、その上でさりげなく大石と機体交換したら大石生き残るって、そういう作戦立てれるじゃないですか。
大石には命を救ってもらった恩がある。
自分が特攻用の指導（つまりは自死のための指導）をしてしまった負い目がある。
それに、大石に生き残ってもらえれば、妻との約束も守れる（現実には守れてないけど、心情的にはクリアでしょう）。
宮部にとって、大石の命を救いたいという動機は充分だし、それは既に死んでしまった他の教え子達への贖罪にもなる。
宮部にとってはかなり切実な思いがあった。
だから、「大石を死なせない」ためにわざと特攻に志願した、と推理しても無理はないんじゃないかなーと。
（a）説だと、まず特攻に志願して、作戦決行直前に機体交換したことになる。
大石を救えたのは、たまたまで、直前までは普通にみんなで特攻しようとしてた、となります。
特攻を志願した理由がはっきりしないんです。
そりゃああいう経験を積んで鬱になったから、と言えなくもないですが、あれほど「生きろ」言ってた人にしては、決め手にかけるように思えます。
だから、私は（b）説を押したい。
動機がキレイにまとまるから。
でも、問題があって、
宮部は「どうやって」ニ一型ゼロ戦のエンジンの不調をあらかじめ知ることができたの？
これねー、ミステリー作品ならば、宮部が自分でエンジンに細工した、あるいは整備士に共犯者がいて、そいつがエンジンに細工してくれた、ってなりそうなんだけど、、、。
つまりまとめると、
（b-1）宮部（あるいは共犯者）がエンジントラブルが起きるように、あらかじめエンジンに細工した。だから宮部は2型ゼロ戦がエンジントラブルを起こすのを知っていて、大石を死なせないために機体交換した。
という説が生まれるんですが、、、。
これねー、無理があるよねー。
そんな上空でちょうどエンジントラブルが発生して不時着するような都合のよい細工って実現可能なの？
いくら宮部が天才でも、パイロットの天才でエンジニアじゃないし、整備士と仲良い描写もなかったよ。
つまり伏線がない 。
それに、軍のゼロ戦いじるって、それ犯罪じゃない？
真面目な宮部がそんなことするかなあ。
てな訳で、（b-1）説だと、動機にはつなかるんだけど、犯行手順に無理がある。
ご都合主義すぎるんですわ。
少なくとも映画で映された映像からは、そんな伏線ないの。
で、こりゃあかんと、無理のない推理（b-2）説を考えたんですが、なんか字数が多くなったので、分割します。
つづく→ 「永遠の0」考察というかSS その2
----追記（関連項目を追加しました）----
関連項目
【ネタバレ】映画「永遠の０」感想
「永遠の0」考察というかSS その2
ブルーレイ出ましたね。
永遠の0 Blu-ray通常版【Blu-ray】 [ 岡田准一 ]
メイキングかなり面白かった（小並感）。
全部CGかと思ったら、案外、実写と合成が多いんですね。
ゼロ戦のリメイク作業もよかった（小並感2）。
私もモノを作る方なので、こういう仕事やってみたいっす。
あと、グリーンバックで違和感ない演技する役者さんてやっぱすごいなあ（小並感3）。
それでまあ、まだちょっと気になったもんで、宮部の行動の謎に関する考察をまとめてみました。
私は原作は読んでなくて、あくまで映画を観ただけの考察です。
以下ネタバレ改行。
問題は、宮部はニ一型ゼロ戦のエンジンの不調をいつ気づいたかってこと。
映画単体の表現だと、搭乗する直前に気付いて、瞬時に機体交換を思い付いて実行した、と解釈できる。
しかし、この説だと、宮部が何故特攻を選んだかの根拠に乏しい。
そもそも「何故宮部は特攻を志願したのか」、それが本作のミステリーの中心ではないか。
ここで私が推すもう一つの説は、「エンジンの不調をあらかじめ知っていた」説です。
整理すると
（a）エンジンの不調は搭乗直前に知った。
（b）エンジンの不調をあらかじめ知っていた。
という二つの説で考えます。
映画では、どこか結末を知ってたかのような、悟ったかのような宮部の表情ばっかりで、（b）説の、最初から全部知ってたんじゃないの〜って感じがするんすよね。
何より（b）説だと、「宮部が何故特攻を志願したか」、の答えが出るんです。
それはズバリ「大石を死なせないため」。
エンジンの不調をあらかじめ知ってたら、自分もわざと特攻に志願して、その上でさりげなく大石と機体交換したら大石生き残るって、そういう作戦立てれるじゃないですか。
大石には命を救ってもらった恩がある。
自分が特攻用の指導（つまりは自死のための指導）をしてしまった負い目がある。
それに、大石に生き残ってもらえれば、妻との約束も守れる（現実には守れてないけど、心情的にはクリアでしょう）。
宮部にとって、大石の命を救いたいという動機は充分だし、それは既に死んでしまった他の教え子達への贖罪にもなる。
宮部にとってはかなり切実な思いがあった。
だから、「大石を死なせない」ためにわざと特攻に志願した、と推理しても無理はないんじゃないかなーと。
（a）説だと、まず特攻に志願して、作戦決行直前に機体交換したことになる。
大石を救えたのは、たまたまで、直前までは普通にみんなで特攻しようとしてた、となります。
特攻を志願した理由がはっきりしないんです。
そりゃああいう経験を積んで鬱になったから、と言えなくもないですが、あれほど「生きろ」言ってた人にしては、決め手にかけるように思えます。
だから、私は（b）説を押したい。
動機がキレイにまとまるから。
でも、問題があって、
宮部は「どうやって」ニ一型ゼロ戦のエンジンの不調をあらかじめ知ることができたの？
これねー、ミステリー作品ならば、宮部が自分でエンジンに細工した、あるいは整備士に共犯者がいて、そいつがエンジンに細工してくれた、ってなりそうなんだけど、、、。
つまりまとめると、
（b-1）宮部（あるいは共犯者）がエンジントラブルが起きるように、あらかじめエンジンに細工した。だから宮部は2型ゼロ戦がエンジントラブルを起こすのを知っていて、大石を死なせないために機体交換した。
という説が生まれるんですが、、、。
これねー、無理があるよねー。
そんな上空でちょうどエンジントラブルが発生して不時着するような都合のよい細工って実現可能なの？
いくら宮部が天才でも、パイロットの天才でエンジニアじゃないし、整備士と仲良い描写もなかったよ。
つまり伏線がない 。
それに、軍のゼロ戦いじるって、それ犯罪じゃない？
真面目な宮部がそんなことするかなあ。
てな訳で、（b-1）説だと、動機にはつなかるんだけど、犯行手順に無理がある。
ご都合主義すぎるんですわ。
少なくとも映画で映された映像からは、そんな伏線ないの。
で、こりゃあかんと、無理のない推理（b-2）説を考えたんですが、なんか字数が多くなったので、分割します。
つづく→ 「永遠の0」考察というかSS その2
----追記（関連項目を追加しました）----
関連項目
【ネタバレ】映画「永遠の０」感想
「永遠の0」考察というかSS その2
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[映画] カテゴリの最新記事
-
【ネタバレ】「ONE PIECE FILM RED」の感… 2022.11.22 コメント(1)
-
【ネタバレ】「すずめの戸締まり」の感想… 2022.11.18
-
【ネタバレ】「ヒックとドラゴン 聖地へ… 2020.04.24
【毎日開催】
15記事にいいね！で1ポイント
© Rakuten Group, Inc.
