3bontanのブログ

3bontanのブログ

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

3bontan

3bontan

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

3bontan @ 「自我系の暗黒めぐる銀河の魚」のネタバレしまふ ネタバレ注意 これに出てくるトナエとい…
タウンライフアフィリエイト運営事務局@ タウンライフアフィリエイト運営事務局でございます。 平素は大変お世話になっております。 タウ…
3bontan@ Re[1]:「TOHOビーズ織り機 伸縮タイプ」のレビュー&ビーズ織りのコツ(06/09) うさこっつさんへ コメントいただいてたの…
うさこっつ@ Re:「TOHOビーズ織り機 伸縮タイプ」のレビュー&ビーズ織りのコツ(06/09) ビーズ織りをはじめ最後の後始末が、ビー…

Freepage List

2014.12.02
XML
カテゴリ: 映画
見てしまいました!



寄生獣 [ 染谷将太 ]


いやー、ほんとに最新映画なんて滅多に見ないんですよ、普段は。
なんか縁があって見てしまいました実写版「寄生獣」。

原作はもちろん読んでて、でもあまりに昔なんでもう手元にない。
その状態で、アニメが始まって、このうろ覚えでストーリーを追うのがすっげー面白い(*^_^*)。
あったあったこんな人、次なんだっけ、そうそうこんな展開、的な感覚がよいんですよ。
今更ながら、よくできた話!
主人公の行動とか、話の流れとか、無理なくて、事件がたたみかけて来て、すごい盛り上がる。
よくできてるわー。



ネタバレしない範囲で感想言うと、ま、面白いっちゃ面白いかな、平均点かなってとこです(^_^;)(えらそう)。
ぶっちゃけ改変多し!
なので、原作ファンで今から映画見るって人は、ネタバレ知らない方がいいと思うので、気をつけてね。
原作ファンじゃなくて、この映画が初「寄生獣」って人は、、、うーん意味わかるんかなあ?

とにかく以下ネタバレ改行。
(アニメのこともちょっとは言ってます)















あまりまとまった感想もないので、箇条書きに感じたことを書いていきます。



【まずは原作との改変点】

○主人公の新一は両親健在
└→母子家庭。

えっ、お父さんリストラされちゃった!


○新一は普通の高校生で帰宅部
└→ヘタレで美術部

なんかアニメでもそうなんだけど、過剰に新一はヘタレでした描写があって、ちょっと辟易。
原作の新一はそこまでヘタレじゃないと思うぞ。
後の合体新一の描写を際立たせるためなんだろうけどさ。


○新一が最初に会うパラサイトは犬パラサイト
└→犬パラサイトではなく、いきなり人食いパラサイトに出会う。

はなしはえ〜(^_^;)。

○パラサイトのAが学校襲撃、交通事故パラサイトが母親に寄生
└→Aは学校襲撃せず、魚市場で新一と対決の後、母親に寄生

なんと! Aが母親寄生役やっちゃった!
学校襲撃は島田とかぶるから、そこは外したんだろうな。
ほんで交通事故パラサイトのキャラと設定が合体しちゃった。
性別違う人間に乗り換えることは、できない(難しい)んじゃないの?

○ジョーと宇田さん
└→いない

このようにですね、かなりリストラして、キャラとエピソードを最低限にしてるようです。
展開はかなり駆け足です。

あと細かいことを言えば、パラサイトの卵(?)は空から降ってきたんじゃなくて、海から来た(イカちゃんだ!)とか、島田を倒すのは石じゃなくて、ミギー弓と鉄パイプの矢だった(まどマギだ!)とか。



【次に気になった点】

○新一が一回死んだのにぽちゃっとしてる。

これ、一番気になった。
合体新一は、やっぱシュッとせんとあかんでしょ(^_^;)。
合体前の新一がぽちゃっとしてるのは、まあ話の流れからいってそこまで無理ではないけど、大量出血、二日飲まず食わず、AND、パラサイトと合体した新ちゃんは、引き締まってブルースリーみたいな体にならんとあかんのちゃう?(^_^;)。

全然、合体感(?)がないよ。
前髪がちょっと横分けになっただけだよ。
しかも体が変わったんだよって描写があんまされてないまま、いきなりアクションシーン突入で、今は強いんだよーってやっても意味わからんやろ。
ここ説得力なかったー。
役者もっと体作れや! Xメンのヒュー•ジャックマンぐらいがんばれ!
それこそ特撮でもCGでもいいから!

で、最後、次回予告的に後藤役の浅野忠信がちらっと映るんだけど、ちょっとぽちゃっとしてるのよ!(−_−#)
いや、脱いだらすごいんかもしれんけど、どうなんだ?
後藤は引き締まってないとあかんやろー、もし出来上がってなかったら、怒るでー(−_−#)

○急にBGMうるさくなる。

なんか「ここ感動するとこですよ!」って急にBGMうるさくなる、あからさま過ぎ(^_^;)。
もっとさりげなくできないのか?

○原作から設定変えてるくせに、後半はしょり過ぎて、原作読んでないとわからん描写が多い。

前述の「新一は合体して強くなったんだよ」が、原作読んでない人に伝わるかなあ。
そもそも、心臓つぶされた新一が死ななかった訳、わかるかなあ。
パラサイトは髪の毛抜くと正体ばれる、とかさ、原作読んでない人は何でかわかりまっか?

いやこれ、原作でもはっきり名言してなかった気がするんだけど、パラサイトって群体生物(?)でさー、細胞一個一個に微弱な思考機能と擬態機能があって、ある程度固まりになって意思統一してるっていうか、バラバラになっても死ぬ訳ではない、けど血液から栄養がもらえないとすぐ死ぬ。
だから髪の毛も群体の一部が人間の髪に擬態しているだけで、抜くとその部分が死ぬ。
死ぬ時に擬態が解けてウネウネ動いてパラサイトの本性が出る、と。

で、島田が暴走したのは、テレピン油だかベンジンだかで、群体の統制が取れなくなって、擬態の人間顔モードに戻れなくなったってことなんだけど、初見さんにわかるんかなあ。
反射的に動くものを攻撃してるだけで、既に理性はない。
ある程度群体が集まらないと理性というか知性というか、個が保てない、みたいな。

まあそんないろんな設定がですね、駆け足な展開でどんどん話が進んで、初見さんはついていけないんじゃない?
「この種を食い殺せ」だって最後の最後に出たし。
今更かよ。
原作読んでるからわかるけどさー。
視聴者は原作読んでる前提で話が進み、そのくせ原作から改変点多いってどうなんよー。

○母の愛が奇跡を呼んだ的な…

先ほど書いたようにジョー組がいない、ということは、お母ちゃんパラサイトを誰が倒すのかっていうと、新一がタイマンするんですよ。
それはまあええでしょう。
母の仇を自分でうつ!
燃えるよね!

で、バトル中にパラサイトがお母さんのフリをして、新一を油断させるんですよ。
それも、アリ、でしょう。
敵が姑息な手段を使う、まどわされるのは新一の母を思う愛ってゆうか人間的感情。
アリでしょう。
パラサイトの悪さも際立つし。

で、一瞬の油断をついて、パラサイトが新一を攻撃するけど、間一髪で当たらなかった!?

え?!

なぜなら!
お母さんの手が、
火傷のある手が、
勝手に動いて、パラサイトの攻撃の軌道を変えてた!


ええええっ?!


これアリですか〜(^_^;)。

ほんでなんか感動しろ的なBGMがガガーんとうるさく鳴り響いたんだけどさー。

ごめんけど、全く乗れませんでした。
そういう「母の愛が奇跡起こした」的な展開は「寄生獣」にはいらないと思う。
そういう世界観じゃないでしょう。
パンフレットに「裏テーマとして『母親とは何か』があって云々」と書いてたんだけど、確かに映画中にそういう「母」は特別って描写がちょくちょくあって、なんか原作を掘り下げたかったんかなって思うんだがよ、個人的には全く乗れなかったねー。

お涙ちょうだいいらねー(^_^;)。



【あとよかった点も】

○日本舞台でよかったー。

これハリウッドが製作権買っちゃって、うっかりハリウッド映画になるとこやったんよー。
なんかあちらさんがモタモタしてるうちに時効で権利消失しちゃって日本の映画会社が製作できたんだって。
そりゃハリウッドの資本で映画作ったら映像のクオリティは高かったろうけど、でも多分コレジャナイ感になったんちゃう。

この平和ボケした日本、この日本にパラサイトが来る、日常に非日常が来る、これが「寄生獣」だ!
そのありきたりな平和の日常を壊す展開、よかったよ!
日本舞台でよかったー。
どこかで見たような場所、家の近所で起こったような感覚、これがいいよね。

○お母ちゃんがよかった

お母ちゃんのモサっとした「オカン」感、よかったよー。
これこそぽちゃっとして、ちょいダサで、もうまさしく「日常」「平和」の象徴。
これあの子の好物なのよねー、ってメンチカツ買ってウザがられる、とかね。

で、その「日常」が破壊される!
その落差!
この役者さんはよかった。
(どうもアニメのお母さんのキャラデザがキレイ過ぎーの声もかわいーので、ちっとも高校生の息子いる感じじゃなかったんで。)

○島田がよかった

島田の役者さんが意味なくイケメン、意味なく長身。
固い笑顔キャラ。
作り物っぽさ、嘘くささがよかった。
原作の三木っぽいかな。

お母ちゃんと島田の描写は、原作ともアニメとも違うんだけど、これはいい改変と思う。
映画的にわかりやすくなった。

役者さんはみんなよかった。
大根はいなかった。
新一の人も、びびったり号泣したりする演技はよかった。
なかなかグッときた。
アクションも頑張ってた。

○CGと特撮がよかった。

CGのクオリティ高くて、よく馴染んでた。
むしろ特撮っぽく見えたんだけど、模型も作ったんかなあ。
アクションとの連動もよくて、特に島田戦はマジびびった!
いわゆる「切り株」がよくできてたんで、そっち好きの人には好評でしょう。



【最後に、ええような、あかんような、これはこれで、アリっかなって点】

○ミギーがいい人そう。

もう、阿部サダヲの声が優しすぎるんよー。
このミギー絶対人殺さないわーって感じ。
アニメの平野綾ミギーは、原作のミギーっぽい。
感情なくて虫っぽい、ところからのー成長してデレが来るって感じ(^_^;)。

阿部サダヲミギーは、最初からデレ。
パラサイトから「こっちにのりうつりなよー」って言われて、平野ミギーは素で損得を計算してそう。
サダヲミギーは「どどどうしよう、こまっちゃったな?」って戸惑ってる感じ。
動きもモーションキャプチャーなせいかコミカルというか、人っぽい? 虫っぽさがない。

原作と違うっちゃ違うんだけど、確かにカワイイ。
カワイイ方が今後いろいろいいんでしょう。
なんか新一の方がカッカしてるんで。

○なんかデビルマンみたいになってる

最後、新一が「パラサイトは全員ぶっ殺す、それが俺の使命」的なこと言ってて、カッカしてた。

デビルマンかよ!

悪魔と合体して悪魔の力で悪魔を倒すってアアタ。

原作の新一は巻き込まれてる感じなのに、映画の新一は自分からもっと動くのか?
カッカしてるのは、前編のラストとしては盛り上がっていいんじゃないでしょうか。



てな感じで、プラスマイナスゼロで、飲み込めないところもあるけど、映像は綺麗し平均点はクリアしてるし、そこそこ面白かったかなあ。
話題性はあるんで、見て損はないかなって感じです。

なんか長々書いた割にまとまった意見がなくて申し訳ないっす。
というのは、CMのサダヲミギーのコレジャナイ感がきつくって、本編見る前はこりゃ叩いちゃろうって魂胆だったんだけど、実際見てみたら、これはこれでアリかなあとなって、鉾先が空回り(?)。

原作もアニメもやっぱ「絵」だから、どんなにグロ描写でもなんとなくキレイにおさまってるんよ。
でも、その内容を本気で実写でやったら、かなりグロいし、鬱。
切り株のー、大量出血のー、人死にまくりーのー。
直接描写がなくても精神的にきついよ。
序盤の、パパがパラサイトになっちゃった家に子どもが帰ってくるシーンとかさ、もう残酷過ぎるやん。
映画の新一は、お父ちゃんもいないし、ジョー組もいないし、孤独すぎやん。
もうなんか殺伐すぎやん。
見てるのがしんどくなって来るんよー。

そのなかで、サダヲミギーは悪い人(?)じゃない雰囲気、最後まで味方になってくれそう、なんだかんだ言って新一の言うこと聞いてくれるし。
そういうホッとするキャラいないと、こっちがまいっちゃうからねー。
救いが欲しいのよ。
でまあサダヲミギーが許せるなら、映画全体もまあいいかなって、そんな感じになりました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2015.04.17 14:01:42
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: