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2017.12.16
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カテゴリ: マンガ
「宝石の国」ですよ!
「宝石の国」!


宝石の国1巻【電子書籍】[ 市川春子 ]

今「宝石の国」アニメが熱いですよね!


宝石の国 Vol.1(初回生産限定版)【Blu-ray】

CGでしか描けなかったキラキラ〜、からの欠損〜、切なさマックス〜(小並感)。
映像とアクションのクオリティ高いのと、色がついて声優さんの声がついたおかげで、だいぶ原作がわかりやすくなったのですよ。
正直、こないだまでは、原作ちょっと読んで途中で飽きて(キャラの見分けがつかなくて…ゴニョゴニョ)放置してしまってたのですが、アニメ見たら、まー深い深い。
こういう話だったのかーっと再発見ですよ。

この市川春子さんの絵って、一見あっさりしてるでないですか。
いわゆる「女子マンガ」的な、線が少なくておしゃれで軽妙な感じ。

なんて残酷な話なんやー!
それでいて美しいー!

それにまたちょうど原作がヤキモキさせるクリフハンガーの7巻でーのー、の後でアニメ化、そして絶望(褒め言葉)の8巻発売ですよ!
ここが商売うまいところで、試し読みで8巻冒頭だけ無料で読めるんですよ。

宝石の国 8巻【電子書籍のソク読み】豊富な無料試し読み

これがまー酷い(褒め言葉)。
こんなん読んだら買うしかないでしょ!という、、、商売うまいなあー(^_^;)。

※注意!
ネタバレ注意はもちろんこと、↑の試し読みは7巻までを読んでないと意味がわからないので、アニメ見ただけの方にはおすすめできません。そこんとこ自己責任でよろしくお願いします。

そんなんで8巻までを読んでの、考察という名の妄想です。
「宝石の国」の世界感、設定が気になって気になってしょうがないので、そこらへんをまとめてみました。

以下ネタバレ。




宝石の国8巻【電子書籍】[ 市川春子 ]

















えっ、月人てそういう…?…えでも…要するになんなんお前ら…?
8巻で月人の目的はわかりましたが、でも更なる謎、わかるようでわからない、気になってしょうがない。

そこで「肉、骨、魂の三つに分かれ」の、「肉」「骨」「魂」のそれぞれの設定・正体について、こうなんじゃないかなーっと考察(妄想)してみました。

あくまで個人的な意見なので、他人様に押し付ける気も、原作者様に物申す気もございません。
こういう考え方もあるよねーっていう思考実験のお遊びとして書いてますので、ご了承くださいませ。


〔2〕魂=月人の正体
〔3〕骨=宝石人の正体
〔4〕金剛先生は何故祈らないのか

でお送りします。



まず

〔1〕肉=アドミラビリスの正体

肉のものについては、割と簡単なんすよ。
要するにミュータントでしょ。環境に生き残れるように人体を変化させた。
「アフターマン」ですな。


【中古】 アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界 /ドゥーガルディクソン(著者),今泉吉典(訳者) 【中古】afb

もちろん、自然な進化ではなく人工的な遺伝子改良でしょう。
古代の科学者が、海なら生き残れるんじゃね?脊椎動物滅び過ぎー、無脊椎動物の方が繁殖しやすそう(?)、と、人体実験頑張った成果じゃないかしら。
もちろん、現在の感覚では倫理的にアウトですが、人類が滅ぶかどうかの瀬戸際ですから、例え姿形は変わっても「にんげん」という種の何か一部分でも残したいっていう気持ちはわかりますよ。

巨大カタツムリ型、小型ウミウシ型(地上生活もできるからナメクジ?)、人型、にええ感じにメタモルフォーゼするのは、浸透圧の関係かなーっと。
アドミラビリス故郷周辺には、人型保持できるなんかの成分がええ感じに溶け込んでるんでしょう。
環境に合わせて小型化したり姿を変えたり(殻を作ったり)、現代の生物でもいそういそう(?)。

そっか!
メタモルフォーゼ能力必須とすると、脊椎動物では難しいですよね。いちいち骨形成するの大変だし、循環器系とか消化器系とかとにかく複雑だし。
だからあのフォルムなんだー。
多分、卵たくさん産むんでしょーなー、どんな環境でも生き残るように改良された種族なんでしょう。

肺呼吸なんかえら呼吸なんかはっきりしなくて、どっちなんでしょうね。
月で生活できるあたり、ひょっとして呼吸してない疑惑もありますが。(植物園があったりして、多少の空気はあるのかなー?)。
そういや月にはおっきい水場がないっぽいのに特に何も問題ないっぽいですな。



次に

〔2〕魂=月人の正体

これねー、月人が過去生きた「にんげん」の魂であり、魂は祈りによって無になる、っていうエクメアの話、これがそもそも眉唾かなーっと感じました。
私が元々宗教あんまり信じてないのもあるし、月人=魂となると、宝石人はともかくアドミラビリス達が魂持たないってことになりますやん。
(宝石人は例え粉になっても眠ってるだけで、死んだわけではないっぽいから)
アドミラビリス、あまり登場してませんが自我があって知能も高く、いわゆる「魂」がないようにはとても見えませんぜ。
魂が月に溜まるとしたら、月はアドミラビリスの魂でいっぱいになりますやん。

で、じゃあ月人てなんなんってところで、

「にんげん」を種として残したいのではなく、「私」という意識と記憶を持ったまま生き残りたいと考えたら、よくあるSF設定は電子化かなと思うんです。
「魂」を身体を動かす「OSと記憶のセット」としたら、情報として電子化してコンピューターに残すことは可能な気がします。
いわゆるヴァーチャルリアリティですな。

しかし、肉体がある、でも、ころころ姿形を変えられる。
街がある、でも、街並みはよく変わるようだ。

月の街はホロデッキでないかしら。
スタートレックにそんなんがあるんですよ。


スター・トレック ネクストジェネレーション シーズン1 ブルーレイボックス Star Trek:The Next Generation Season 1 Blue-ray Box

3Dプリンターの要領で、可変な実体を合成するんですよ。
用済みになったらすぐ消せる程度の荒いの。
触れるホログラムってやつです。
触れるホログラムで構成された街と人、それが月じゃないかしら。
VRでありAR。

月に巨大なコンピューターがあって、「月人」はデータとして生き残ってて、アバターとして触れるホログラムで作った身体で生活してる、とするといろいろ辻褄があいませんか。
だから、月人は柔らかくて、すぐフワっと消えるけど死なない。姿形、服装は可変。
本体は実はそこにないから。
地球に出張できるのは、移動マシンにWi-Fi的な機能があって遠隔操作してる、で説明つきます。
地球に来た月人は白っぽいけど、地球に持ってきたマシンスペックでは、プロジェクションマッピングが間に合わないからでは?

月人が作った「博士」なんて、データ少ないのに無理やり作った3Dプリンター作品ぽくありません?
月上だと再生が早いのは、ホログラム発生装置がそこらじゅうにあるのと、回線が太くて処理が早いから、
雨の日に登場しないのは、雨で3Dプリンターの粉が溶けちゃうから、それで説明がつきませんかね。

毎晩上がってくる「鉱油」、あれ怪しいですよー。
あれが触れるホログラムの材料じゃないかしら。
あの街には本当の実体(工場で作ってるものとか)もあるっぽいけど、別にそれはホロデッキ説と矛盾しないですよ。
なんか食べてるけど、多分精神的な充足のためで、意味はないでしょう。
お酒も、そういうプログラムが酒飲んだような反応を引き起こしてるだけ。

無になるために金剛先生に祈って欲しいってのは、月人はデータ存在だから本体のコンピューターに干渉できなくて、外部から何らかの「データ消去」コマンドを打ち込んで欲しいってことではないかしら。
もしくは、物理的な破壊とか。

エクメアの言う宗教的な話も、その社会ではそういうことになってる、言い伝えられてる、としたら矛盾しないです。
信用できない語り手ですな。
例えば生まれた時から、脳にチップを入れられて、魂は存在する、死んだら魂は月(極楽)にいく、成仏するには他者の祈りが必要であるという教育を受けて育ち、死後そのとおり月にたどりついたら、その教義に何も疑問を持たないでしょう。

過去に何がしかの宗教団体があり、世界の破滅に伴い、意識を永遠に残す施設を作った。
ひょっとしたら死刑囚的な存在が人体実験としてデータ化されたので「クズ」なのかもしれません。

アドミラビリスを飼ってるのは、嗜好品としての肉の生産(倫理!)もありますが、「にんげん」復元のための材料ではないかしら。
有機物ってのはなかなか合成難しいんですよー、遺伝子もありもの使った方が早いしー(倫理!)。
「にんげん」復元は、金剛先生が「にんげん」の言うことなら聴くんじゃないかっていう推測でがんばってるんでしょう。

多分、退屈なんですよ、あの人ら。
宝石人を砕いて月の表面に撒く、とうてい意味があるように思えません。
最初はちゃんとした意義があって会議して可決された事業が、だんだんと当初の意義を忘れてただのルーチン化し、手段のために目的を忘れて現場では極端な行動に出る、よくある話じゃないですかー。
何かしてないと退屈だから。

8巻で「偽装膜」なんて新語が出ましたが、あれは要するにスタートレックで言うところの「遮蔽装置」、攻殻機動隊で言うところの「熱光学迷彩」、ハリーポッターで言うところの「透明マント」、ですよね。
ほんとは宇宙船でぷわーんと来てるのに、夢を壊さないように(?)、観音さんの顕現的な演出してくれちゃってます。

フォスの特異体質のこと知ってたり、ちゃんと目当ての宝石よりちょっと硬度高い石の武器で襲ったり、と、月人は宝石人達の生態に詳しいっぽい。
それは普段から「偽装膜」で地球を観察してるからじゃないかしら。
観音さんとして顕現してないときも、割としょっちゅう、こっそりそこらへん浮かびながら宝石のチェックしてるんでしょうよ。
出歯亀趣味と実益兼ねて。
よい暇つぶしなんじゃないかなあ。




いよいよ、「骨=宝石人」については、長くなったので次の記事に書く予定です。(近日中に)
本日はここまで。

[追記]つづき書きました!
こちら↓
【ネタバレ】「宝石の国」8巻までの考察という名の妄想、その2/作ったものの行く末




P.S.ところで、月にアドミラビリスの魂が流れ着いてないことをもって、月人=魂説を否定しましたが、アドミラビリスに「祈る」文化があるとしたら、月にアドミラビリスの魂がいない説明ついちゃいますね。
アドミラビリスは同胞を大事に思う種族のようですから、もし同胞が亡くなったらちゃんとお葬式?をあげそうです。
それでアドミラビリスの魂は成仏しているから月には流れない、のでは?
(あれでも「祈る」のがアドミラビリスでいいのならば、金剛先生に祈ってもらう必要ないな…)
(セルフツッコミのセルフツッコミ(^_^;))



関連項目
【ネタバレ】「宝石の国」8巻までの考察という名の妄想、その2/作ったものの行く末
【ネタバレ】「宝石の国」アフタヌーン3月号までの考察という名の妄想/禁則事項です
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Last updated  2018.02.21 08:24:42
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