地方活性化の新発想
私なりの方法論を考えてみた。発想だけである。類似取組や規制やデータの分析
などはしていない。面倒なことが第一だが、それほど重要ではないなとも考えた。
○地方はこのままでは衰退するばかり
前世紀終わりから始まったグローバル経済は、地方を疲弊させるばかりだ。工場
は賃金の安いアジアで生産し地方は空洞化する。それでもマネー経済の下で大都市
は地価上昇などで繁栄する。この地方と大都市の格差・二極化は世界共通のもので
あり、資本の論理からは不可避の流れだ。将来、揺り戻しがあるとしても流れは変
わることはないだろうな、と思う。
○財源を国にはもう頼れない
もはや国には地方を支える体力は残されていない。地方も国の細い脛に頼ること
はできない。ではどうしたらよいか、となるとこの国の誰もがアイデアをもっていない。
これまで税金(補助金、交付金、地方税)に頼るしかアタマになかったからだ。
○日本人のもっている金融資産を活用する
06年度の国内総生産は510兆円、対して国民総所得は525兆円である。差額の15
兆円は日本人が海外から受け取る利子・配当などだ(共に名目値の国民経済計算に
よる)。家計だけでもその規模は3兆円に上る。
この個人資金3兆円のなかから1割だけでも、地方の経済活性化に回れば、3000億
円の資金が地方活性化のために活用できることとなる。何とかならないものか。
○そのためには利回り改善を
最近になって出始めたミニ地方債は国債に準じた利回りを設定している。それで
も募集を始めるとあっという間に枠が埋まってしまう。そこそこの利回りが保証され、
安全性も高ければ、日本人なのだから自国の発展に協力したいと考える人々が多
い、ということを示している。
但し、国債と同じ利回り水準であるなら需要はそれほど多くは期待できないので
はないか。ポートフォリオにもっと利回り期待の高い金融商品を加えることによっ
てこの問題をクリアーすることはできないのだろうか。外国債券、国内・外国株式
などである。本体そのものではなく既存の投資信託を組み入れるという方法も考え
られる。そうして現在より3倍程度利回り改善ができれば投資魅力は高まると思う。
○活性化戦略を明確に
ミニ地方債は用途が明確なことも人気をよぶ理由のひとつである。投資家から見
ると資金が何に使われるかわからないものよりも、使用目的が明確な債券の方が、
安心であるし、自分の参加意欲も高まるのではないか。
○活性化戦略:候補1:コンパクトシティ計画
既に国策があることは承知しているが、個人の資金を呼び込むという発想は今の
ところないだろう。そこに着眼したい。
日本の地方都市は、人口が増加した時期に、野放図に市街地が拡大していった。
一方、中心市街地は特長もなく魅力のないものとなり廃れていった。クルマや電車
など移動手段も発達したため、遠くて魅力のない自分の住む中心よりもっと楽しい
大都会へと移動する指向を強めた。
環境は大きく変わりつつある。高齢化で人々の移動範囲は限界が出てくる。人口
減少のためこれまでのような広大な土地も必要ない。
そこで新たに魅力のある中心市街地を形成し、人々が周辺に寄り添って生活する
コンパクト・シティで都市改造を図ることが考えられる。行政サービス拠点、商業拠点、
住民生活サービス拠点の再設計を行い、周辺に人々が生活するというというイメージ
だ。都市の大改造となるため多額の資金を必要とする。
するというものだ。金融機関が融資してそこが証券化してもよい。方法論はいくらで
も考えられるだろう。
○課題は山積
地方債券市場の整備(現状の債券市場に準じたもの)、法律等の整合性(地方債
を発行するときの規制がいろいろあるだろう)、地方政府(上記のアイデアだとマー
ケティング主体ということになる)の能力、格付け機関の整備(S&Pのようなもの)、
情報提供機関(モーニングスターのようなもの)などいろいろ乗り越えなければならな
いハードルは数多いと思われる。
しかし株式市場や債券市場など現実にあるのだから実現は不可能ではないと考え
られる。
■17文字の小宇宙
┗■ きょうの感動: 蝉(セミ)
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┗■ この六十歳 賢くなりや 蝉が問う
このむとせ かしこくなりや せみがとう
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┗■ その心
きのうは62回目の原爆忌でした。中継のマイク越しにセミ
の鳴き声が聴こえていました。この60年間も相変わらず核兵
器の脅威は去ることがありません。あの日もセミが鳴いていた
でしょう。そのセミに「人類は少しは歴史から勉強したのか」
と問われているような気持ちになりました。
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8月27日のニュース速報 2007.08.09
三つの心配 2007.08.02
もう逆戻りはしたくない 2007.07.28
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