ETの未来主義ブログ

ETの未来主義ブログ

2007.09.26
XML
カテゴリ: 物語道州制

物語道州制(11) 


北山王、攀安知

 「もはやこれまでか。それにしても本部平原の奴め、腹心と思って信用しきっていた
オレが馬鹿だったということか」。北山王の攀安知は譜代相伝の宝刀の千代金丸の鞘を
払い、一気に喉を掻っ切った。北山王朝の滅亡である。

 琉球に統一王国が成立する前には、北山、中山、南山の三つの小国家が並立し、それ
ぞれが王を名乗り対抗した時代があった。今帰仁(なきじん)グスクを拠点に沖縄本島
の北部地域を支配したのが北山王朝であり、最後の主は攀安知(はんあんち)であった。
腹心の本部平原(もとぶてーはら)とともに、武力の強化に努め、周辺の按司達から恐
れられた存在であった。

 攀安知は、最大のライバルである沖縄本島中部を拠点とする中山王国を攻め取ること

働きかけ攀安知を討滅するように画策した。格好の機会とみて中山王は息子・尚巴志
(しょうはし)に北山攻略を命じたのである。

 尚巴志は、1416年に3000人からなる連合軍を結集し今帰仁グスクを攻めた。
しかし、天然の要塞である今帰仁グスクは難攻不落、連合軍の昼夜・三日間に渡る攻撃
を撃退した。全長1.5キロに渡り、直角な、高さ10メートルの石垣が築かれ、中山
軍の兵士が石垣を登ろうとするところに矢を射掛けるばかりか、熱湯や石どころか汚物
を落とすなどして襲撃を防いだである。

 このままでは攻略が難しいとみた尚巴志は、密かに攀安知の腹心の本部平原に使者を
送り、今帰仁が中山王朝の手に落ちたときには、国王とするという偽りの交換条件で裏
切るよう説得した。本部平原はまんまとこれにのり、口実をつくって攀安知を騙し、北
山軍を城外の攻防におびき出すことに成功した。その隙に、北山軍の別働隊が城内に侵

山軍は兵力が決め手の野戦では強みが生かせず、一気に滅亡したのである。 

新伊江島空港で国際物流都市

 沖縄本島を中心に円を描くと、日本本土はもちろん、東京、ソウル、北京、上海、マ
ニラがすっぽりと入る。つまり飛躍するアジア経済の中心に位置するのだ。歴史的にも、
琉球といわれた昔から、このエリアのなかで通商国家として繁栄した歴史ももつ。そし
てこの国際性が、多様性を容認する人々の気風をつくりあげ、人々を魅了し続けてきて


 このような優れた特長をもつところから、唯一の受け入れ口となってきた那覇空港と
那覇港は容量がいっぱいとなり、海上滑走路や物流ターミナルを拡張することとなった。
州政府は、より競争力を高めるために、空港をもう1つ創る決定をした。そしてその場
所を沖縄本島の中間にあり、東シナ海に大きく突き出る本部半島の沖合い9キロに浮か
ぶ伊江島にもとめた。

 伊江島には沖縄国際海洋博を機に建設された1500メートルの滑走路をもつ伊江島
空港が既にあるが、これを拡張して、長さ4000メートルの滑走路を2本備え、24
時間全天候型の国際空港とすることにした。新伊江空港は、観光客も迎え入れるものの、
沖縄州の中間に位置する優位性を活かして、国内他州やアジア、ヨーロッパ、ロシア、
アメリカなどとの輸出入の物流機能拠点を目指した。

 今では新伊江島空港の周辺には、物流不動産専門会社による賃貸施設も数多く立地し
ていて、伊江島を中心とする住民の多くが働いている。また伊江島から本部半島には橋
が架けられ、9キロという至近距離から、今帰仁や本部、名護からも多くの人が通勤し
ている。

金融業務機能の集積

 近場の拠点である名護市には、貿易会社や金融機関が数多く立地する。金融ネットワ
ークは、東京周辺に集中しているものの、地震の少ない利点もあり、バックアップ機能
が集積するためである。場所は名護市役所から中央公園のあたりで、名護保健所、市立
中央病院、県立北部病院などもある。ここに多くの企業が事務所を構え、住宅も建てら
れた。大きな中心市街地が今では形成されている。

 この新空港ができたことで、来沖する人々にとって、交通の足の代替肢ができたこと
になり沖縄の魅力を増大させることとなった。また州内でもこれまで活性化に遅れをと
ってきた北部各地域の活性化にも大きな寄与を及ぼしている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.09.26 06:20:08
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

MASAGO2412

MASAGO2412

バックナンバー

2026.08
2026.07
2026.06
2026.05
2026.04

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: