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野菜の色、機能もイロイロ バランスの目安に
日本料理は「まず目で味わう」などというが、料理に対する色へ
のこだわりは現代の家庭料理にも生きている。
色とりどりの野菜サラダは、疲れたときにも食欲がわく。
カラフルな手作りのキャラクター弁当は子どもに大人気。
このような食品の色は、食欲増進に加え、健康管理に重要な成分
をバランスよく取るための情報になるという。
最近、スーパーなどの青果売り場がカラフル。
プチトマトは赤、黄、緑、紫など色のバリエーションが増えた。
カリフラワーといえば白だけだったが、現在では淡いグリーンや
紫色のものもある。
そして、今までは色に対するイメージがあまりなかった野菜でも、
新顔が登場。
例えば、「インカのひとみ」というジャガイモは皮が紅(あか)
く内部はきれいなオレンジ色。
「クエルゴールド」というタマネギは、スライスすると内部が黄
色く色づいている。
こうしたカラフルな野菜が登場する背景には、農業生産者や研究
者の「より健康によい野菜を送り出したい」という思いもある。
食品総合研究所(茨城県つくば市)で食品機能研究領域長を務め
る山本万里さんは「最近、食材の色を作り出す成分の健康効果が
科学的に解明されてきた。
色をより鮮やかにすることで食品の機能を高めることもできる」
と話す。
■水溶性と脂溶性
食品の色を決める成分には2つのタイプがある。
多くが水溶性の「ポリフェノール」には、ブルーベリー、紫キャ
ベツなどの濃い紫色を作り出すアントシアニン。
タマネギやかんきつ類の黄色を作り出すケルセチンのほか、緑茶
の健康成分として知られるカテキンや大豆のイソフラボンもポリ
フェノールの仲間。
主に脂溶性の「カロテノイド」は、緑黄色野菜の健康成分として
知られるβカロテン、トマトの赤い色を作り出すリコピンなどが
知られている。
ホウレンソウなどに含まれるのがルテイン、「インカのひとみ」
などオレンジ色を作り出すゼアキサンチンなどがある。
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