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Murray Hill Journalさんとこの、
「 思想転換を迎えたバーナンキ 」で紹介されていたバーナンキは面白かった、
Murrayさんがコメント欄で、
バーナンキも述べているように、経済や金融は人間が関わって動いているだけに予測どおりには絶対に動いてくれない。モデルを組むのは大切だけれど、目の前に出された数字は、決して鵜呑みにしてはいけない、常に懐疑的になり、どこが不完全なのかを探し続けなくてはいけない、そう思うのです。
ところが、自己満足が高じてしまって、モデルを完璧に近づけようとする【作業】にだけ注意が向けられてしまい、完璧に近づくことはできても「完全に完璧になりえることはないのだ」ということを市場は忘れてしまっていたのですね・・・。
神に近づこうという慢心で建てられて崩壊した「 バベルの塔 」に似ている、という気がします。
と言うくだりの、「 バベルの塔 」を目指したバーナンキ、とか、
又この記事から、池田さんが引用して、
金融工学や経済学の予測は不完全だということを前提にして、バーナンキもいうように 「予期できない事態に対して心の準備をする」制度設計 を考えなければならないのだろう。
「予期できない事態に対して心の準備をする」制度設計、と言う言葉とか、
さらに、以前、自分でこんな日記を書いた、
そう、私が発見というか 気づいたのはこのこと;
---> 「 株価/為替の予測は限りなく不可である。」ということである。
そしてこの「予測できそうで、実は予測できない」話題をここ2ヶ月の間にいろいろなところで目にした。いくつか まとめの意味で記載したい。
1) 地震予知連盟の方針転換(一昨年)
--> 頻発する地震にネを上げ結局、予知ではなく事後対策に焦点を絞り始める。
2) 交通刑務所の署長の事故対策談義
--> 「安全運転することではない。事故がおきた時を考えて運転するに尽きる。」
3) チーフ為替トレーダーの言葉
--> 以前は相場観で買っていたが、相場にあわせ始めたら自然に利が出始めた--。
4) 「マネーの公理」ギュンター著
--> カオスの世界に予測をするものがいたら気をつけろ。
5) 石油プラントの設計リスクシナリオ
--> 事故とは起こるもの、が大前提で設計する。何が起こるかわからないのだ。
6) マネックス社長の6/9メルマガコメント
--> 株価予知ができると考えることは、地震予知と同じく危険なことである。
7) 先物トレーダー高田氏
--> 勝つ人は予想しない。(この言葉は重い。)
8) プロサーファー
--> Big Waveをひたすら待つ。(小波などは追わない、)
9) 投資集団タートルズのラッセルサンズ
--> 「長期投資はファンダメンタル/短期投資はテクニカル」は大いなる誤解である。
これらに共通しているのは;
(予測によるアクションではなく )事後の対象物のリアクションによってアクションを決めている、ということである。
「なぜ予測に走るのか? 」 、これは予測自体が幻想であることが見えないからであろう。人の分と天の分を見分ける知恵がいるのだと思う。
人は結果を受け入れるしかない存在なのだと思う。
予測とはある意味、天に唾する行為なのかもしれない。
予測と言う行為が、
いかに人にそぐわない行為かということ、随分前から自分なりに理解していたつもりだったが、バーナンキから始まり一連の記事を見直して、まだまだの自分に気付く、
相変わらず予測の世界に生きている、
(予測できると思っている、)
もう一度、原点に戻りたいと思う、
予期できない事態に対して、”心の準備をする”生活態度こそが自分にふさわしいのだと、
今日は9510を超えた、
で、先ほどプールで、心の準備をしてきた、
何かと言うと、”玉砕”である、チョッとオーバーだがーー、
普通なら、早めの損きりだとかあるが、違う、
追証と、もろぶつかり合うことを意味する、
(今のポジだと9710越えて追証となる、)
これは欲の塊の私にはふさわしい、
(くれぐれもまねしないでね、)
不思議だが、こんなしょうもない決断でも、気分がスッキリする、 損したらドーしようかと悩むよりはよっぽどいい、
つくづく、人の分とは、予測ではなく、予期できない事態に対して心の準備をすることなのだなと思わせられる、 (例えそれが玉砕であっても、)
今の気分は、さしずめ沖縄へ向かう戦艦大和と言ったところか、 (クリック拡大)
ということで、
今日はさっきネットで拾ったその玉砕艦”大和”で 〆よう 、
私がホテル勤めをしていた頃の話。
ある披露宴、新郎が海上自衛隊の方でした。
同僚と上司達は制服で出席。
披露宴もお開きに近づき、新郎のおじいさんの挨拶がありました。
一通りの祝いの言葉の後に、
自分が海軍にいた事、
孫が艦に乗っている事を誇りに思う事、
自分達の世代の不甲斐なさのせいで、
今の海上勤務の方達には苦労を掛けていると思う事、
たとたどしくですが、しっかり話されました。
同僚達は知らなかったらしく酔っ払っていたのですが、
段々背筋が伸びていき神妙に聞き入っていました。
挨拶が終わり、高砂の席の一人が、
新郎にそっと「何に乗っておられたのだ」と尋ねると、
新郎は小声で「大和です」 と。
それを聞いた海自組一同、すっ転ぶような勢いで立ち上がり、
直立不動で敬礼を送りました。
おじいさんも見事な答礼を返されました。
私はその後は仕事になりませんでした。
ウェイトレスの女の子達は不思議そうな顔をしておりましたがーー。
The Art of Being 2024年07月10日 コメント(1)
いのちはいただきもの天命で生れ天命で還る 2023年09月26日