日本人の特徴を一言でいえば、真面目でナイーブだと思われる。仮に例えば、他の民族が、1日、日本人として働こうとしたら、とてもじゃないけど、キレてしまうように思われる。
それは例えば、なぜ、日本人が拉致されても、北朝鮮に経済制裁をしないのか?といった米国の疑問がそれをよく表現しているといえる。
日本人くらい耐え忍ぶことを美徳としている国民性は、他にみられないように思われる。
それは堕落した政治家をいつまでも野放しにしていることでもわかるし、お上の高給の為に、多大な税金が支払われることでもわかるだろう。一般市民はせいぜい年収500万円がいいとこだろうし、それは昨今のデフレでも、日本の物価に比べれば、決して高いものとはいえないだろう。
年収500万円もあれば、贅沢をいわす質素な生活を心掛ければ、極平均的な暮らしはできるだろう。いわゆる中流階級といえる。ほとんどが、年収500万円を切るのが一般的であるからだ!
早い話、報酬に見合う働きをしていれば、貧困やニートのような層は生まれないだろう。つまり、高い報酬を貰いながら、それほどでもない働きをしている人たちが多いから、貧困層が生まれるのである。それが資本主義というルールだといえる。
そのような資本主義のアメリカナイズされた人間が、日本人の年収500万円以下の人の生活をしたら、必ずキレること請け合いであろう。一度、1日体験でもいいから、やらせてみたらよいだろう。恐らく、彼らは言うであろう。なんでこんなに安い報酬で、サービス残業までして、働かなくてはならないのか?と、合理的でないというだろう。
アメリカでは、ホワイトカラーとブルーカラーという階層があるから、それは暗黙糧に、決められている。これは一種の差別である。働くことにおいて、人々は平等であるが、その報酬は大きく異なるのである。そこが資本主義の原点であり、貧富の差を広げるカラクリでもある。
忍耐をすればするほど、報酬は少なくなっていく、これがコスト削減であり、資本主義のルールである。
もし、それを合理的に判断するとしたら、働き者は馬鹿をみるだろう。金持ちは益々金持ちになる道理だからであるし、益々貧富の差は大きくなる。そのような調整を行うのがかっての革命であったが、いまでは、それは幻の出来事にすぎない。
しかし、この世は全く合理的ではないのだ!
それはこの世に金は何の救いももたらさないという真実があるからである。
忍耐を積んだ者こそが、人生を深く味わうことができるという真実があるからである。
深く苦しんだ人間こそが、深く人生の喜びを知るのである。
苦あれば楽ありなのだ!
日本人は忍耐という面で幸いなり、西洋人もかなり忍耐強いが、昔の日本人もなかなか忍耐強かった。西洋人はすぐに自己主張するが、日本人は、自己主張はよくないとされてきた!
西洋人は忍耐強いというよりも、クール(冷静)なのである。勝海舟も西洋人は怜悧だといっている。対して、日本人は、情に脆い面で、弱い。西洋人は上にいけばいくほど、怜悧だが、日本人は上にいくほど、情が深く涙脆い面がある。
西洋人はだから涙を嫌う。対して、日本人は涙を好む。
西洋人は忍耐する前の前提で対策を立てるが、日本人は、忍耐することそのものに意味を見い出す。
例えば、昔流行った一杯の掛けそばのような話は西洋人にはわかりにくいだろう。
どちらが良いというわけでもないが、そろそろ、中庸が必要な時期であるように感じられる。日本人の忍耐性は、神道のような思い込みからきていて、西洋人の怜悧は、何事も個人主義という独自の自由を追求するところからきていると思うからである。
日本人は組織重視、西洋人は、個人重視の傾向にあるといえるだろう。
どちらも偏りすぎることなく、中庸を心掛けるときだと思われる。
かって西洋人が忍耐強かったときに、ローマ帝国ができたのである。
日本人があまりに信仰深いときに、太平洋戦争の敗戦が生まれた。
日本人は西洋人に学び、西洋人は、日本人に学べばいいのである。
要するに、何事もほどほどのケジメが肝要で、それが秩序や道徳を生むということなのであろう。
ケジメを生むものは、他から自己分析をすることなのであろう。
自己分析を客観的に行おうと思えば、これほど過酷な作業はないだろう。
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