歴史上の人物を真似るものは、歴史を理解できないし、その人物をも理解できるものではない。もし、信長を気取ろうものならば、信長に笑われるだろう。
信長を真似るものは所詮道化にすぎない。単なる信長ごっこをしている、そっくりそのままのうつけであろう。つまり、信長の本心などわかろうはずがないだろう。信長は生涯うつけと呼ばれた。そして、うつけを演じ続けた。だから生涯四方八方に敵をつくった。つまり片時も休む暇などなかったのである。実際、最後は腹心の明智光秀に寝首をかかれて最後を遂げたのである。
信長を演じるどこかの総理は、年収4千万も貰っているという。合理的にいえば、年収500万のサラリーマンの8倍は働かなければ、辻褄が合わないだろう。勿論、休む暇や遊んでいる時間などはない。年収500万のサラリーマンが、1日3時間働けば、寝る暇もなく丸1日働かなければならない。それが合理主義というものなのである。
実際、戦国時代の武将などは、休む暇や寝る暇などなかっただろう。それこそ、配下に疎まれるだろう。皆、戦国時代の武将なのである。現代のような平和ボケの軟弱モノではない。
もし、遊んで贅沢呆けていたら、誰がアホらしくて戦場などに向かうだろうか、明智光秀でなくても、誰でも喜んで主君を裏切っただろう。実際、戦国時代は、気に入らなければ、主君を裏切り自由に変えたのである。
戦国時代は、このように、人の上に立つにはやはり実力が第一だったのである。人間は平等である。人の上に立つには、上に立つだけのものがなくてはならない。
現代は、どうやら平和ボケか、旧来の縁故主義が災いし、二世、三世といった、表向きだけしかない中身空っぽの阿呆が、のさばるような堕落惰弱した組織が幅をきかせ、どこもごっこをして騙しているような体たらくで、指導者はボンクラばかりで、国民が奴隷の如く搾取されているというアベコベの関係が成立しているといえるだろう。
上にいけばいくほど馬鹿になる。
これは勝海舟が、アメリカから帰ってきて、日本の徳川幕府を語ったものである。日露戦争のとき、児玉大将も、部下に煙草の火をつけさすようなことをさせるから、陸軍は軟弱になるのだと愚痴ったという。
日本の門閥主義が、国家体制を堕落させるのである。徳川幕府しかり、日本陸軍しかりであろう。
憲法というのは、指導者を戒めるためにあるのである。指導者はともすれば国家を私物化し、利己主義を抑制できずに権力を濫用する立場になる。もし、そんなことをしようならば、国家などいくつあっても足らないだろう。これまで日本をつくってきた指導者に申し訳が立たないだろう。そのために憲法がある。
たしかに形上は、敵国アメリカに、敗戦国として与えられたものであろうが、それは日本という国家の指導者が、自ら蒔いた種なのである。だから負けたのである。
形はどうあれ、指導者が制御力を失って、権力を濫用しないための、監視機構となったのである。戦後はアメリカであった。それぐらい、他国に監視されなければならないくらい、日本の当時の指導者が、堕落していた証拠でもある。
その監視側のアメリカも、あのような二世のボンボン大統領が出てきて、実力主義のアメリカがどっかに消えて、堕落した二世三世の門閥主義社会になり、堕落してきた。
その落第大統領が大学生ですでに落第していたというのに、大統領になって、国家が世界から落第点をつけられたのが昨今の現状だろう。
日本の総理なぞ、皆買収されてしまい、点をつける正統な評価基準さえ存在しない。
真の指導者であるなら、誰が評価しようと高得点でなければ、人類の普遍的代表とはいえないであろう。そのような理想がないものが指導者になることなど、それこそ100年早いだろう。そうでなければ、国家というものをあまりに軽く見すぎているだろう。
神国日本なぞ、馬鹿馬鹿しくて、お笑いの対象でしかなくなるだろう。
指導者というのは、誰がみていなくても、聖人君子でなければならないのである。もし指導者が、サボろうならば、その部下に何倍もの害が及ぶだろう。下っ端がちょっとサボるのと訳が違うのである。サボリたいなら、断じて指導者になるべきではない。
それが、日本人の真の恥の文化だと思う。
昨今の有名人をみていると道化師ばかりで、真のセレブというのなら、休んだり遊んだり、ましてやプライベートなどあってはならないのである。
勘違いセレブのなんと多きことだろうか?
自分にこそ厳しくあれ、国民に優しくあれ。
古今東西、指導者とはそういう立場の責任者であるべきだ!
もし、信長がいたなら、信長気取りの人物に言うだろう!
「サル、お前はサル(秀吉)にしても、草履取りもできない出来損ないの猿真似でしかないな。それなら、人前で芸でもしていろ」と!
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