シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年07月04日
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カテゴリ: 神秘体験空間
私は真言宗派でもなければ仏教徒でもないので、護摩行の真の意味はわからない。このようなろくでもない奴が、仏教、しかも真言を説くなどはおこがましい身の程知らずだと思われるかもしれないが、ある神秘学的側面から密教研究家として説いてみたい。

神秘学では、密教は、秘儀参入法に深く関わりがあり、参入法そのものであるともいえるという。神秘学では、我々の住むこの地球は、人間の魂と同じく過去生を生きてきた生命体だと捉えていて、古土星紀、古太陽紀、古月紀、そして地球紀と進化してきたという。現在の地球紀の前半を、火星紀、後半を水星紀としている。更にこれから、木星紀、金星紀、ウルカヌス星紀と進化していく予定になっているという。これを端的に表せば、土、日(太陽)、月、火、水、木、金(ただしウルカヌスは成り上がりの状態のようだ、将棋の成金はここからきているのか?)と、1週間の曜日になることがわかるだろう。

これらのことがどこからわかるのかといえば、アカシャ年代記という、宇宙全ての出来事が記載されている、精神からなる繊細で微細なイメージ像のものを、秘儀参入法で読み解くことだという。精神からなる繊細で微細なものは、仏陀が言った微細身(心)なのかもしれない。ともかくも、そのような
微細身もどきのものが、天空に音符や、音階のように描かれていて、それを聞いたときに、心に感じ、映じるイメージが、アカシャ年代記のようであるという。

アカシャ年代記によると、宇宙の進化は古いものの上に新しいものが構築されていくように、変成をとげていくという。なので、古土星紀が、現代の地球の背後にも、隠されているという。古土星紀の面影は、いまでは、もっぱら精神的な存在で、現存する存在で捉えるとしたら、「熱」のようなものだという。古土星紀以前は、宇宙には時間は存在せず、空間もなかったという。古土星紀に時間が生まれたという。

時間がどのように生まれたかは、魂のなかの悟性では捉えられない。魂のなかの能力の一つである悟性は論理、理性をつくりあげたが、それでは、鉱物(物質)創造を行えても、生命存在を熟知することや、神々の存在を意識できないという。魂のなかの悟性能力の他に、感情、意志能力が不可欠であるからだという。だから、人間は、魂のなかの才能を高めるために、精神的に向上し、発展させなければいけないのだという。

「古代の秘儀学院では、魂のなかの悟性を育てるために、錬金術師として修行し、魂のなかの感情を育てるために、医師として修行し、魂のなかの意志を育てるために、魔術師として修行したという。そして、魂のそれら3つの能力に調整をもたらせるために、キリストのような救世主を思い浮かべたという。」

古代の秘教学院や神殿での秘儀参入法が、密教となっていったという。

宇宙の神々をみるためには、人間自らもそれと感応する存在にならないといけないわけである。その初歩が、この地球の遥か以前の状態である、古土星紀を感じることであるという。土星紀を感じるには、秘儀参入法でいわれる、恐怖の存在を感じないといけないという。この恐怖感は、例えば、我々の地球の物質世界でいう肉体を、自分自身だと捉えれば、その肉体を失う恐怖であり、自分という存在が、宇宙のなかに消えてしまう虚無感だという。感覚や感じることを、自分の存在のなかから捨て去らないといけないという。まるで、仏教の禅のようでもあるだろう。



古土星紀をみれるこの精神からなる超感覚が身につくと、古土星紀のなかに、意志の霊トローネの存在を見い出せるという。意志の霊は、みなぎる勇気の精神の力の存在として、具体的に個別的に捉えられるという。逆説的にいえば、意志の霊トローネが見えないものは、みなぎる勇気という精神を持ち合わせていないといえるかもしれない。古土星紀のこれら意志の霊トローネ存在は、古土星紀には時間が存在していないために、至る所に見い出されるが、時間の不在のその瞬間に、意志の霊トローネ以外の別のものを見い出すという。それが叡智の霊ケルビームであるという。

超感覚、魂の精神的な目でみると、古土星紀のトローネとケルビームの存在がみれ、トローネが、自らの存在をケルビームに捧げ、犠牲になるのをみるという。トローネがケルビームに自らの存在を捧げることから、時間が生まれたという。時間が存在しなかった古土星紀に、ケルビームへのトローネのこのような犠牲の行為が、時間の存在を生んだのだという。このとき、時間からなる人格の霊アルカイが生まれるという。これが、熱の精神的な背景の真のイメージであり、古土星紀を構成する熱の要素であるトローネの供犠であるという。いわば、熱はトローネの供犠の煙のようなものであり、時間を発生させるものであるという。そういえば、熱力学では、時間を熱(温度)の逆数で定義しているが、悟性が発展し論理となった統計物理学は、間接的に、これを証明しているともいえるだろう。

このように、熱の背後には、トローネの供犠があり、現代でも、火の背後の熱には、このようなトローネの供犠があり、神秘学では、火のような精神的なものを、まとめて「火」と呼ぶので、火の背後には、トローネの供犠があるのである。

長々と書いてきたが、火の精神的な背後には、このようなトローネの供犠があるので、火を炊いて、真言を唱える行は、このトローネの供犠に感謝し、同時に、その行為をみるための、超感覚の精神をみにつけようとするものであることがわかる。





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Last updated  2006年07月04日 20時03分51秒
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