前回に続き、霊界への山登り(超時間意識)を書こう思ったが、その間、色々なブログをみるうちに、後回しにしたくなった。賢者の石にちょっと拘ってみたい。賢者の石については、グルジェフという19世紀の人物、今風にいえば、神秘主義者、昔風にいえば、魔術師が、面白い記述をしている。
グルジェフのその思想を、とあるグルジェフ研究家のブログを参照し、まとめると、以下のようになる。
人間の肉体(物質体)を、頭部、胸部、腹部及び四肢の三部分にわける。この分け方は神秘学では御馴染みである。グルジェフはそこに5つの機能を見い出し、それぞれ、思考センター、動作センター、感情センター、本能センター、性センターというような名称をつけ、人間を、いわば力学的な理論として、体系付け、捉えている。そして、その各働きを、現代で言う、情報科学的に捉え、3つの食物である、頭部に対する入力の「印象」、胸部に対する入力の「空気」、そして、腹部に対する入力の「食物」の摂取から、解説している。
グルジェフは、人間を情報力学体として定義づけたといえる。さしずめ、人間を一種のコンピューターのような知的情報認識体としたのである。
そのブログで、錬金術の賢者の石に関する重要な書き込みは以下のようなものである。
「我々の食物になるようなものは「768」という物質、水は「384」という物質。空気は「192」という物質。「96」は火のような呼吸することのできない気体。そして「48」は印象という物質なんです。さらに「24」も「12」も「6」も科学では定義することができない物質です。そしてこれらが物質であるということは物質性のあらゆる特性を持っているということなんです。」
グルジェフは、宇宙のあらゆる物質は波動からなり、その波動は、7つの基本波動から構成されるとした。その典型的な例がドレミファソラシドの音階である。もともと、音階は、この7つの基本波動からなるという。この音階原則に従って、素粒子を分類したジョエル・ステルンナイメールという物理学者もいる。 神秘学では、実はこの音階自体が、低次から高次の物質を生じる進化のための錬金術を、暗号的に秘密糧に込めたものであるという。同じくトランプや日常の風習にも色々と秘密糧に込めたのであるという。秘密糧に込めるので、オカルト(隠される)という。
上述の物質の数字は、恐らく波長数か振動数の暗号を示すものではないだろうか?と思う。その数字は、768からはじまり1/2づつ減り、最終的に6になるが、神秘学でいう数字のイメージから、恐らく1というのが、宇宙全体の振動数で、宇宙全体に到達し、全体を揺らす数だと思われ、2が、光と闇に分かれる振動数、そして、3が、三位一体の神の創造数、4が3が顕現した創造数、5は悪魔の数、6が完全の数と想像される。それらは、ドレミファソラシドの音階をイメージさせ、倍音となって階層性を意味するものになっているのだろう。
768というと、かなり純度の低い物質で構成されるものだと思われる。ここで水、空気、火という言葉があるが、これはアリストテレスの4大元素の土、水、空気(風)、火のことだと考えられる。768は、土である、つまり固体であり、我々は固体を腹部から食物として摂取し、液体つまり、水に加工される。食物は固体の音階ドとして人体内に吸収され、次の水の「384」、つまり液体に加工され、音階レになる。そして、水のレから、空気の「192」、つまり気体に加工され、音階ミとなる。人体内の腹部でのこの過程をまとめると以下である。
腹部;土ド(768)→水レ(384)→空気ミ(192)
これらは腹部の消化器官から血液に流れる。すると今度は、胸部の呼吸活動から、肺で、血液は空気(入力)ド(192)と遭遇する。すると、胸部において、空気ミ(192)は、空気ド(192)と共鳴し、火ファ(96)に進化する。空気ドも空気ミに伴い、火レ(96)にかわる。これをまとめると、
胸部;空気ミ(192)→火ファ(96)、更には、空気ド(192)→火レ(96)
胸部で、新鮮な空気を呼吸により合成された血液は、頭部にまわる。頭部では、思考を行うことによりイメージが形成され、血液に、印象(入力)が与えられ、火ファ(96)が印象ド(48)と出会う。その際に、血液は印象ドをうけて、火ファ(96)、火レ(96)は、印象ソ(48)と、印象ミ(48)に至る。このとき頭部では、印象ド、ミ、ソ(48)が共存している。、
頭部;印象ド(48)、火レ(96)→印象ミ(48)、火ファ(96)→印象ソ(48)
今度は頭部の血液が、胸部におりてきて、印象ソ(48)が、火ラ(24)になり、更に腹部で、火ラ(24)は水シ(12)になる。
以上を食物(入力)別に変化プロセスをまとめると、
食物;土ド(768)→水レ(384)→空気ミ(192)→火ファ(96)→印象ソ(48)→火ラ(24)→水シ(12)
空気;空気ド(192)→火レ(96)→印象ミ(48)
印象;印象ド(48)
である。ここまででは、賢者の石は現れてこない。この記号でいう、賢者の石とは、水シ(12)の次のド(6)のことであろう。
頭部の上に更に、上部の肉体的なものを構築しなければならない。神秘学では、これを魂の意味でマナスと呼び、肉体の意味でファントムという。ファントムは、エーテル体に類似したものであるようだ。
しかし、水シから、ド(6)を生むには、マナスの上の食物であり、ファントムをつくる入力が必要なのである。ここである言葉が思い浮かぶ。
人はパンのみに生きるにあらず。
古代の食物とは、イメージであり、印象を超えた存在であるマナスを形成するものであり、それはマナと呼ばれた。賢者の石を生むには、マナが必要なのである。マナは、かっては民族霊により記憶のなかに魂に与えられたものだが、現代人が肉体に堅く結合するにつれ、唯物思考に染まるにつれ、いまは失ってしまったものである。現代人は物質的食物のパンで生きていると錯覚しているが、実は、それは人体内の入力の刺激の代替物でしかないのである。
ここにキリストが言った言葉が意味をもつ。
私はパンであり、私のパンを食べずして永遠の命を得ることはできない。
賢者の石を得るには、キリストの教えであるパンを食さないといけないのである。それには、まず、肉体を離れ、キリストのパンを食する身体(エーテル体)を形成しなければならない。それが古代からの秘儀参入法であり、瞑想であり、ヨーガなのである。
キリストの教えとは、白い賢者の石のことである。賢者の石とは聖杯が2つあったように、白いものと赤いものの2つあり、白いものが、キリストの教えを意味するのだろう。これはしばしばエリクサーと呼ばれる霊薬のことであろう。つまり、ここの記号でいう、白い賢者の石ド(6)であろう。このキリストの教えをうけて、水シ(12)は救われて、赤い賢者の石であるド(6)となるのであろう。
そしてこれら物質を表す記号は、人間の意識を表しているようである。このグルジェフの記号が、プラトンのイデアである幾何学的図形と関連しているようで面白い。プラトンの幾何学的図形と意識の表現は、ヌース(叡智)理論として、昨今、マニアックに研究されている。
最後にプラトンの図形を、あるブログからの説明から拝借して載せておくので、賢者の石のイメージを是非構成してもらいたい。
プラトンは、幾何学的な事実としては、五つの正多面体のみが存在すると考えました。宇宙(十二面体)を構成するものは、火(四面体)、土(立方体)、空気(八面体)と水(二十面体)であり、そしてこれらの物体は必ず平面を有しており、その平面はすべて二種類の「三角形」で作られている。
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