シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年11月18日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 いまでは、パラケルスス、ヒポクラテスに代表される古代の医術は、人間を、人間の外の自然と、人間の内の人体の間の存在として捉え、それを天と地により表現した。漢方医学は、易学によりこれを陰陽に捉え直したといえる。ちなみに、わが国の陽明学者の安岡正篤は、このことを陰陽相対理論として記述している。

 人間(自然、人体内)=人間(天、地) =人間(陰、陽)=陰陽相対理論

 わが国では、安倍晴明で有名な陰陽師は、古代医術の流れを汲んだ者だろう。陰陽師の活躍した時期は、ヨーロッパでは、聖杯(テンプル)騎士団が結成された時期なのである。歴史的な流れとしては、この時期は、人間に治癒的な叡智が与えられ、約300年後に、ヨーロッパでは、教会闘争のなか、聖杯騎士団が滅び、わが日本では、平安時代が終わり、武士の独立の鎌倉時代を超え、南北朝の戦乱となるのである。つまり、日本の陰陽師は、欧州でいえば、騎士団なのであろう。欧州はキリスト教の使者になるが、日本では神道の使者なのである。どちらもオカルト(秘教)団という意味において通じ合うのである。騎士団が堕落して、ローマ兵になり、陰陽師が堕落して、武士になったといえる。

 歴史(人間治癒、人間闘争)=歴史(騎士団、ローマ兵)=歴史(陰陽師、武士)

 さて、神秘学では、このような陰陽、つまり、人間の外と内のリズム司る重要な人体の器官があり、それが脾臓であるという。

 人体における脾臓の機能は、霊的な傾向性を持っていて、脾臓を切除しても、そのかわりにエーテル的脾臓が容易に発生する代替可能な器官であるという。けれども脾臓は下腹部の他器官ほど、新陳代謝自体にはあまり関係してないが、新陳代謝の調整には非常に関わっている。

 脾臓(霊化された全般、物質的な新陳代謝)

 脾臓は、粗雑な物質的な新陳代謝と、人体内で霊化され、魂化されたかたちで生じる全般との間に、調和を作り出す使命を持つものであるという。つまり、脾臓は、根本的に言って、他の全器官と同様、高度に無意識的な器官であり、栄養摂取のリズムに極めて敏感に反応していて。いつも絶えず食べてばかりいる人と、食事の合間に適当に時間をとる人とでは、全く異なる脾臓活動を自らに引き起こし、とりわけ、つまみ食いばかりする子供に、そわそわした脾臓活動を見ることができる。



 栄養摂取がない場合の、睡眠後しばらくの脾臓のある休止状態を観察することで、上記の関係がわかるという。ただし、脾臓は脾臓なりの方法で、ある種の休止状態に入り、脾臓は、霊化された人間の栄養摂取のリズム調整のための知覚器官であるという。リズミカルでない栄養摂取の有害な影響を和らげるために、その反作用として展開すべきことを、脾臓は無意識下のなかで行う。このため脾臓の働きは、本来の新陳代謝よりは、リズミカルなプロセスの方へと導かれ、よりリズミカルなプロセスに関与し、栄養摂取と呼吸リズムとの間に生じる必要のあるリズムに関与するという。

 呼吸のリズムと、格別、リズムという性質をもたない栄養摂取との間に、もう1つ中間のリズムが挿入され、これを仲介するのが脾臓であるという。呼吸リズムを通じて、人間は厳密な宇宙リズムのなかで生きることができるが、不規則な栄養摂取を通して、人間は絶えずこの厳密な宇宙リズムを侵害するので、脾臓が両者の仲介者となるという。

 脾臓(呼吸リズム、栄養摂取)=脾臓(宇宙リズム、栄養摂取)

 このような事実は、脾臓動脈がほとんど直接大動脈とつながっていることや、門脈へと進んで肝臓と直接関連する脾臓静脈が、生体組織全体に組み込まれることによって、栄養摂取への仲介をしていることでもわかるという。

 脾臓(大動脈、脾臓静脈-門脈-肝臓)

 ここでは、なかば呼吸という外的なリズムとなかば外的な非リズムというべき新陳代謝というリズムが共にリズムとして組織され、互いに調整されているのです。リズム人間と新陳代謝人間との間に挿入されているのが、脾臓の働きで、正しくない脾臓活動の作用と関連する多くの病的徴候は、この脾臓により仲介される呼吸組織と新陳代謝組織との関係、または血液循環組織と新陳代謝組織との関係についての知識に基づくことによって、調整する必要があるという。

 脾臓(呼吸組織、新陳代謝組織)=脾臓(血液循環組織、新陳代謝組織)

 このような調整を行うには、脾臓マッサージがよいという。

 脾臓のあたりを弱くマッサージすると、人間の本能活動に対して均衡をとるように作用するという。

 脾臓のあたりを、そっとマッサージすると、人間は、良い本能を獲得し、例えば、当人に合った食物を容易に発見できて、当人の生体のなかで役立っているものと、そうでないものに対して健全な関係を築くように調整できるという。しかし、この脾臓付近のマッサージはすぐに限界に突き当たり、マッサージを強くやりすぎると、今度は本能の活動を、完全に弱めてしまうので、あまり強くやりすぎないような、ゼロ点とでもいうべき、平衡点を見出すことが必要で、そっと慎重にマッサージし、範囲をあまり広くしすぎてはいけないという。

 脾臓のあたりをマッサージすると、実際、脾臓の辺りに、普段はその辺りには無いものが送り込まれ、いわば、マッサージされている当人の意識が、マッサージ付近に投影される。






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Last updated  2006年11月21日 10時15分10秒
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超気滞は癌の素。  
武侯仁従  さん
>脾臓のあたりを弱くマッサージすると、人間の本能活動に対して均衡をとるように作用するという。

>脾臓のあたりを、そっとマッサージすると、人間は、良い本能を獲得し、例えば、当人に合った食物を容易に発見できて、当人の生体のなかで役立っているものと、そうでないものに対して健全な関係を築くように調整できるという。しかし、この脾臓付近のマッサージはすぐに限界に突き当たり、マッサージを強くやりすぎると、今度は本能の活動を、完全に弱めてしまうので、あまり強くやりすぎないような、ゼロ点とでもいうべき、平衡点を見出すことが必要になるように、そっと慎重にマッサージし、範囲をあまり広くしすぎてはいけないという。

 >脾臓のあたりをマッサージすると、実際、脾臓の辺りに、普段はその辺りには無いものが送り込まれ、いわば、マッサージされている当人の意識が、マッサージ付近に投影される。

私は体調が悪い時に腹部に「磁気治療器」というかマグネインとかいうのを張ると回復することが多いです。ついでに最近、私は頭痛に「桂枝人参湯」が会っているようです。これも腹部の冷えをとります。桂枝で気のとおりを良くします。
小腸は「心経」に大腸は「肺経」に影響して、消化器としては「脾胃経」になります。その辺りのマッサージが微妙な扱いですが、有効と言うことですね。なるほど、神秘学からもそうですか!

あと中医学の新書で癌患者を腹診すると、どの癌でも硬さと痛みを常に訴えるとか。気滞と水・血・気の不足が癌の要因とか。ストレスで気が滞り、不足している上に水・血も滞りオリのようなものがたまり癌になるというようで。
ストレス過多で解消の機会・技能も少なく、養生を軽んじる現代社会で癌が多くなるのも必然と。

再見!

(2006年11月21日 08時33分50秒)

Re:超気滞は癌の素。(11/18)  
5dolphin  さん
 毎度どうも、現代の孔明こと、武侯仁従さま
 神秘学によると、腫瘍形成は、炎症と対極にあり、共にエーテル(気)体の不活性にあり、共に、自我の弱さから生じるといいます。腫瘍は、物質体が、自我の秩序や調和に無関係に、繁殖というか、増殖し、エーテル体(気)の流れを妨害するもので、炎症は、自我が弱いため、こころ(アストラル体)が偏り、エーテル体(気)の不活性を生むものということです。

 マッサージも、霊的器官の脾臓から、自我の意識を強めることにあるようで、自我が弱いことが一番の問題といえるわけです。

 マッサージによって、自我に、自分の身体の境界はここですよ!って訴えかけるような感じみたいです。とにかく、自我を強くすることが肝要です。

 自我は忍耐力で強くできるようですから、現代人はとにかく忍耐力に欠け、何かというと、他者や周囲のせいにする無責任さが、そのまま、疾患につながっているようです。便利なのが、かえって苦難を生んでいるわけです。 (2006年11月21日 10時11分54秒)

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