シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年01月14日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 古代カルディアでは、いわば現代とは正反対のいまではオカルト的な知識を語ることが日常の常識であって、当時の秘儀参入者や古い教師たちが語る現代の科学的基礎知識を毛嫌いしていたというのである。簡単にいえば、いまと正反対だったという。

 だから、現代でいわれる、非科学的という弾劾は、中世でいわれた非教会的という弾劾、更には、古代カルディアでは、非精神的という弾劾と同じであるといえる。時代によってその内容は異なるが、人間の行うことはさして変わらないということがわかる。

 つまり、古代カルディア人は見えないものではなく、古い超感覚的な能力を通して明らかになった個人化され象徴化された形態とはいえ、当時、明確に見ることが可能なものだけを探求することを望んだという。彼らは秘儀参入者であった古い教師たちやその弟子たちが獲得した知識を拒絶し、その後に、太古の叡智が東から徐々に広まり、重視される時代がやって来たという。

 精神世界の存在たちによる顕現、例えばマーダック-ミカエルの行い等に関して多くの蓄積がなされたが、同時に、図式概念で表現可能なもの(太陽が中心にあり、惑星がその周りを円や楕円を描いて回転するもの)も重視されたという。

 そして、時の経過の中で、精神世界、すなわち悪魔や神々の世界に関しての洞察が失われ、理知的な知識、すなわち今日、誇りにされ、我々の時代が始まった頃に絶頂に達した現代の基礎知識が育成されたという。

 丁度、精神的(霊的)なものが自明であった人々によって(物質的)現象世界が拒絶されたように、いまや現代人は、精神的(霊的)なものが拒絶される時代に生きている。なので、天文学者や天体物理学者、動物学者や植物学者が教えるものと並行して、再び精神的な洞察から導き出される精神的な現実に関する知識が、再び受容される次の時代を見越す立場にあるべきだと、神秘学は説く。

 その精神的(霊的)なものが再受容される時代は今、差し迫ったもので、もし、我々現代人の使命として成し遂げ、とりわけ、芸術の宗教的な源泉と、芸術としての治療を再び見出すならば、そのための準備を行い迎える必要があるという。

 太古の時代においては、精神的(霊的)なものが人々の間で受け入れられ、物質的な世界が拒絶されたが、逆に、物質的なものが育成され、精神的なものが抑圧される時代がその後に続いたという。丁度そのようにして、今や我々の外界に関する広範で包括的な知識、確かに十分尊敬に値するものだが、秘儀の教えに関しての新たな知識へと、それが変容させられるべき時代が来なければならないという。

 今日の物質的な科学によって古代の壮大な精神性が、いまでも発掘される幾つかの断片を残して、その全体の構造から引き裂かれた今、我々は再びその精神性を見出す必要があるという。ただし、我々が過去の時代の歴史を詳しく検討するとき、光を当てる全てのものに関して十分で明確な理解が必要である。宗教的な感情に染められた新しい創造的な芸術を通して、新しい治療芸術を通して、そして人間存在へと浸透する新たな精神の知識を通して、我々は再び精神へと返る道を見つける必要があるという。






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Last updated  2007年01月14日 23時38分21秒
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