シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年06月02日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 より高次の世界についての認識へと上昇することを望むヨギ(秘儀の学徒)は、3次元に反映するものを徐々に高次元の真実で置き換える必要があるという。

 例えば、植物について考えるには、植物のより低次の次元をより高次の次元で置き換えることを学ぶ必要がある。

 植物の空間的な次元のうちの1つを無視し、対応するより高次の次元(つまり、時間)で置き換えることを学ぶことにより、植物を生長する2次元存在として理解できるようになる。この存在を単なるイメージに留める代わりに、真実に対応づけるために、秘儀の学徒は何をすべきか?

 もし、彼らが単に第3の次元を無視し、第4の次元をつけ加えるだけであれば、その結果は想像上のものとなるだろうが、次のように考えるなら、答に向かって進む手助けとなる。つまり、生物をフィルム撮影することにより、確かに本来は3次元的であった出来事から第3の次元を差し引くことになったとしても、連続的な映像により、時間の次元をつけ加えることになる。

 そして次に、この動くイメージに知覚能力をつけ加えるとき、それは、3次元図形を4次元のなかに曲げ込むこととして記述した操作に似たものになる。この操作の結果得られるのは4次元的な図形だが、その次元には、空間的な次元の2つ、そして、2つのより高次の次元、つまり、時間と知覚能力が含まれていることになる。実際、そのような存在が本当にいるが、次元の探求が真の結論へときたいま、その名称を告げることにする。

 2つの空間的な次元(つまり、平面だが)を想像し、この平面が動き(運動)を付与されると推測する。それが曲げられることにより、感覚存在となり、前にある2次元平面を押すのを思い描く。そのような存在は我々の空間中にいる3次元存在とは非常に違って見えるが、その振る舞いも非常に異なっている。

 我々が構築した表面存在は1つの方向に完全に開かれている。それは2次元的に見える。それは自分の方にやってくるが、その周囲を回って、実際にみることができない。この存在は放射するものであり、ある特定方向への解放以外の何者でもないという。

 そして、秘儀参入者たちは、そのような存在を通して、火の炎のなかで、彼らに近づく神の使いとして、彼らが記述した別の存在をよく知るようになったという。

 シナイ山頂で十戒を受けるモーゼの記述は、正に彼がそのような存在の接近を受けたということ、そしてその次元を知覚することができたということを示しているという。この存在は、第3の次元を差し引かれた人間に似ていたが、感覚と時間のなかで活動していたという。



 そのような類比について、より熱心に、そして精力的に考えるほど、そして、より熱心に象徴のなかに沈潜するほど、それらの類比は、高次の能力を解放するために、益々、参入を試みた者への精神に働きかけるようになるという。

 このことは、例えば、立方体の六角形に対する関係と(4次元)テサラクトの菱形十二面体に対する関係との間の類比についての説明にも当てはまり。菱形十二面体は(4次元)テサラクトの3次元的な物理世界への投影であるという。

 これらの図形を、それらがまるで独立した生命をもっているかのように視覚化することにより(つまり、立方体がその投影である六角形から、(4次元)テサラクトがその投影である菱形十二面体から生長してくるのに委ねることにより)、より低次のメンタル体は、今記述した存在を把握できるようになるという。

 ただ単に、これらの提言に従うだけでなく、秘儀の学徒が行ったように、しっかりと目覚めた意識のなかで、この作業を生きたものにするのなら、睡眠中の夢のなかに4次元的な姿が現れ始めるのに気づくという。

 そこまで来れば、覚醒中の目覚めた意識のなかに、4次元的な夢の存在を、もたらすことができるようになるのも、それほど遠いことではないという。そのとき、あらゆる4次元的な存在のなかに、第4の次元を見ることができるようになるという。

 アストラル領域は第四の次元である。
 ルーパまでのデーヴァは第五の次元である。
 アルーパまでのデーヴァは第六の次元である。

 これら3つの世界(物理世界、アストラル世界、天界(デーヴァ))は6つの次元を包含している。もっと更に高次の世界はこれらの次元の対極にあるという。

 太古では、これらの次元を天使の位階で表し、天使(4次元)、大天使(5次元)、権天使(6次元)、そして、更には、能天使(7次元)、力天使(8次元)、主天使(9次元)である。

 古代ギリシア時代では、ゼウス、クロノス、ウラノスと呼ばれていたのは以前にのべた。古代ギリシア人の秘儀参入者は、実際にウラノスをみれたのである。それがギリシア神話となり、残されたというわけである。

 ちなみに、秘教では、キリストは、能天使(エロヒム、ヤハウエ)から主天使にある存在で、キリストが呼んだ父とは、その更に上位の、座天使、智天使、熾天使だとされているが、宇宙の創造の神は、至高の宇宙叡智と呼ばれ、「聖霊、父、子」の三位一体であるという、その存在は、天使の位階を超えるという。

 我々人間が直接、修行により認識できるのは、権天使(6次元)までで、7次元を超えるものは、間接的に、権天使を通してであり、いわば、現世にいながら、間接的に霊界を感じることができるようなもの(霊界の存在を知らせる仲介者の御蔭)で、それは例えば、権天使の働きが、時代霊とも呼ばれるように、時代を創るものなので、現世での時代の雰囲気というもので、漠然と感じることができることで、想像できると思う。

 これは下世話に喩えると、会社組織のなかで、平社員が、社長の考えを見通すことである。ただし、社長が真に社会貢献に奉仕している人格者であるならば…。





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Last updated  2007年06月02日 11時43分04秒
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