シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年12月20日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 これまでの要約から、真の包括的な人間認識を、最終的に生み出すべく、宇宙の諸現象を、統合するように、全ての存在が迫っていることがわかるだろう。これまで観察してきた全てにおいて、人間認識を切実に必要とする。

 そもそも、人間認識が可能なのは、それが現象界の最も低次の形式、つまり人間に対する物質世界として、顕現する全ての物質存在から、認識が開始されるときだけである。

 そして、このように物質世界として顕現する存在の観察から始まる意識が、ヒエラルキア(天使)世界の観察とつながる。

 真の人間認識に通じるには、物質的存在の最も低次の形式から、霊的存在の最も高次の形式の、ヒエラルキア(天使)の世界に至るまで、追求する必要がある。さしあたり、この要約のなかで、このような人間認識のための一種の素描を行う。

 明白に理解すべきことは、人間として、存在する生命体は、常々、土星進化、太陽進化、月進化として要約してきた、長い宇宙進化の結果であるということで、地球進化は、まだ終わっていない。とはいえ、本質的に、人間は、狭義の、すなわち月進化に続く地球進化の御蔭で何を得ているのか、明白に理解しておくのが望ましい。

 両腕を伸ばし動かすとき、また指を動かすとき、また何らかの運動をするとき、腕、脚、頭、唇その他を動かすことができる為に(このような人間の発現の為の諸力が、生体組織の最も内側まで入り込む為に)生体組織のなかで必要な全ては、狭義の地球進化を通じて人間に授けられた。

 これに対して、新陳代謝の展開全て、人間の一番外側の皮膚に閉じ込められた空間のなかを覗き込むとき、物質的-肉体的な内的人間における新陳代謝の展開として生じる全てに目を向けるなら、そのなかから、人間が月進化の御蔭で得た1つの像が得られる。

 そして、人間が古い太陽進化の御蔭で得た像を得るには、人体のなかの律動的(リズミカル)プロセス全てを眺めるときである。呼吸プロセス(経過)、血液循環プロセス(経過)は、実際、最も重要な律動的プロセスであり、これら全ての律動的プロセスを、人間は古い太陽進化の御蔭で得た。

 そして、やはり今日の人間の全身に広がっている神経-感覚の展開全てを、人間は古い土星進化の御蔭で得た。



 ところが、神経-感覚組織の展開は、根本的に、地球まで持ち越された土星進化ともいえる。地球が進化する一方で、一緒に、土星進化も生じる。この新たな土星進化は、地球進化のなかにあり、神経-感覚組織はいわば、最も若い土星進化である。

 地球進化までやってきた神経-感覚組織は最も古いものである。

 土星進化として古い太陽に組み込まれた律動組織は、土星よりもう少し若いもの、月に組み込まれた新陳代謝組織は、更に若いものである。

 この事と同様に、今日地球を満たしている土星的なもの、本質的に地球のある種の熱組織に関わる土星は、最も若い土星進化といえる。我々人間は、神経-感覚組織として、この土星進化のなかにも、組み込まれている。

 このように我々人間は宇宙の進化に組み込まれている。





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Last updated  2007年12月20日 20時27分47秒
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