シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年01月08日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 栄養摂取プロセス、治癒プロセス、精神的プロセスのこれら全てが、人間のなかで互いに入り交じって移行し合い、人間の全生体機構が、1つの驚くべき変容となる。例えば、人間の血液の、素晴らしい循環全体のなかに見られるプロセスを取り上げると、これは一体どんなプロセスといえるのか?

 さて、最初に、血管のなかを流れる血液を、他の全人体組織から、切り離されたものとして把握し、人間の形姿の血管組織が、筋肉組織に繋がり、骨組織他の固体形成を貫いて、その血管内を液体状に流れている血液を把握する。

 液体の状態の血液に着目すると、勿論、血液とは別の液体も存在するが、血液状態になっているものを考える。この流れる液体のなかで、この内部で絶え間なく生じているプロセスは、一体どんなプロセスだろうか?

 液体状の血液のなかで生じる同じプロセスが、なんらかの方向に、人体のなかの壁状組織、或いは骨格、或いは堅固に形作られた組織、固体形成物に襲いかかることもあり、本来、血液のなかで起こるプロセスが、血管壁、或いは筋肉、或いは骨内部の何処か、或いは被覆器官のなかの、異種的部位に存在することになる。

 すると一体どういうことになるのだろうか?

 このとき、この異所のプロセスは、炎症徴候への衝動となる。炎症徴候の衝動として、見出されるプロセスは、常に液体状の血液のなかでは、正常なプロセスとして見出されるが、このとき、炎症として出現するプロセスは、本来、常に流れる液体状の血液のなかで起こるはずなのに、正しくない場所の、すなわち固体形成化された場所に押しやられたプロセスとなる(血栓のような感じ)。

 正常で、健康なプロセスが、別の相応しくない場所に配属され、置かれるのは、病気をもたらすプロセスとなる。そして、ある神経組織の病気は、人体組織全体のなかでは、血液組織の反対の対極として置かれている神経組織が、本来、血液中では正常プロセスへと移行する体験(プロセス)を、無理に強いられているということなのである(血液中の正常プロセスが、神経組織へと移行するので、神経疾患となる;血管壁硬化症→老人斑からアルツハイマー病などの感じ)。

 血管の通路では正常なプロセスが、神経の通路へと侵入していくと、神経の通路では、極めて僅かな侵入の場合でも起こり、正しく炎症の発端に捉えられ、病んだ神経組織の様々な形態を獲得する。

 神経のなかには、血液のなかとは全く異なるプロセスが、いわば反対のプロセスがある、と述べた。



 また、神経の通路でのプロセスを追求し、このプロセスが別の隣接する器官や血液のなかにも入り込み、移動していくとき、人間には、あらゆる腫瘍形成への衝動が生じ、これが血液のなかへともたらされ、その結果、血液が不健康な形で他の器官を養うと、腫瘍形成が起こる。

 従って、次のように言える、

「いかなる腫瘍形成も人体組織における正しくない場所で変容させられた神経プロセスである」、と。


 炎症形成;異所の血液プロセス(燐プロセス)


 この事からわかるように、神経のなかで進行することは神経のなかに止まるべきで、血液のなかで進行することは血液のなかに止まる必要がある。血液に所属するプロセスが、隣接する組織へと移動すれば、炎症が起こる。

 神経に所属するプロセスが隣接する組織に移動すれば、腫瘍形成という通俗名のもとに総称され得る、ありとあらゆる形成が起こる。なので、正に神経組織のなかの諸経過(プロセス)と血液組織のなかの諸経過(プロセス)の間に、正しいリズムが生じる必要がある。

 正しいリズム(バランス)が、血液プロセスを血液に止め、神経プロセスを神経に止めている。これが治癒プロセスの意味である。





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Last updated  2008年01月08日 21時12分59秒
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