シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年04月03日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 ではルシファーの影響によって何が生じたのか?

 分解する精神(つまり物質)が、いわばイマジネーション(霊視)の中に噴出した。そして、その結果、今日、地上に立つ人間の骨格システムとなる。骨格システムとは、物質によって隅々まで満たされたイマジネーション人間である。物質は、真に高次の人間に属せず、ルシファーの影響を通して、その影響がなければ、イマジネーション(霊視)であった存在の中に打ち込まれた。

 (もし人間がイマジネーションの存在であったと言うことが馬鹿げてなければ)、かつて全く、容易に人間を通り抜けることができる時代があったことが想像できるだろう。ところがその後、イマジネーションが寄り集まり(濃縮され)、その上、骨格物質で隅々まで満たされてしまった。今日では、もし人間を通り抜けようとすれば、骨にぶつかってしまう。しかし人間は、後の時代になって初めて、このような通り抜けできない物質的存在になったにすぎない。

 運動霊により人間の中に与えられたものは筋肉物質により隅々まで満たされた。そして、インテュイション(霊人)として知覚されるものは神経物質で満たされた。我々人間は、これら全てを越えていったとき初めて、超感覚的なものに至る。人間のエーテル体は既に超感覚的なものに属している。

 今日、エーテル体は、ほんの僅かな程度、物質である。その僅かな物質部分は、ここでは全然考慮の対象にすらならないような種類の物質、神経を構成する物質より更に繊細な物質を生じさせるエーテル的な、非常に細かな噴射、或いは噴霧として現れる。

 なので、ここから分かるように、人間は、本性において、大変粗雑なプロセスを経てきたといえる。というのも、もし人間が神の目的の中で当初意図されたような存在であったなら、骨など持っていなかったからである。そのかわり、人間は、”イマジネーション(霊視)の”超感覚的な骨から構成される形態を有し、運動の道具として奉仕する筋肉ではなく、人間内で運動する超感覚的実質を有していただろう。

 ところが今や、人間の中で運動する存在の中には、至る所で筋肉の物質が交じっている。運動霊によって人間に与えられた超感覚的運動は、筋肉の中の物理的運動になった。そして、叡知霊により与えられたインテュイション(霊人)は、感覚を持つ人間の神経物質になった。神経物質はインテュイション(霊人)の中にいわば詰め込まれた。

 なので、解剖学の本の中に骨の描写を見るとき、自分に次のように言うことができる。

「それは元々純粋なイマジネーション(霊視)として意図されていたが、ルシファーとアーリマンの影響により、あまりにも粗雑にされたため、今日では折れたりひび割れたりする濃密で硬い骨になった」、と。



 それでもまだ物理世界には、いかなるイマジネーション世界の反映も見い出すことができないなどと言えるだろうか!





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Last updated  2008年04月03日 20時27分34秒
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