シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年02月04日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 前回のような描像から得られる事柄全般において、個人に注意を払うことが重要になることは言うまでもない。だから、これまで次のことを述べてきた、

「この分野では、何か経験的鉄則をみつけると、すぐに、今度は、その例外が掘り起こされる」 、と。

 しかし、以上の珪素と生の食事との関係等は、全体の指針として知るべきである。例えば、個々のケースにおいて、次のように変化する場合は猶の事である。

「この患者の場合は、生(なま)の食物を与えてはいけない。生の食物を食べると、その患者の体質では、全体として様々な徴候を誘発してしまうからである(つまり、患者の体質に合わせて、処方を変えなければならない)」 というような場合に、是非、知っておくべきである。

 このような、生の食物が、患者の害になる場合でもやはり、これまで特徴を述べてきたことは正しい。このような事柄によりはじめて、人間の体質全体を、真に見通すことができる。

 というのも、人間が、現実に全宇宙に組み込まれ、人間から、離れている鉱物を生体組織に組み込むときにだけ扱うことのできる末端部と、前回の図で赤く図示した個別化する部分の両者を、明確に区別しなければならないからである。

 この個別的部分(後者)の制御は、確かに、植物を通じてだが、第一に、現在の塩的な特徴により作用するプロセス、すなわち炭酸塩全般を、生体組織に取り入れるときにも、制御できる。一方、アルカリ性全般は、両者の均衡を取ることに関係する。

(順に)、炭酸塩、アルカリ(図参照、黄色)、珪酸塩、或いは珪酸となる。

 つまり、この事実は、人間と周囲の自然との親和性を示唆するものである。人間を、いま、2つに分かれた存在として見て、その中間部が、この2つに分かたれた間を行ったり来たり、つまり振り子運動を行っている。

 そして、次のように言える、

「末端部の人間と、中心部の、個別化された人間とを、以上のように見ることは、全自然の内奥の本性まで導いてくれる」 、と。

 つまり末端部の人間は、地上を超えた全てと親和性を持ち(この事を如実に示す作用は、自身鉱物として、実際に諸惑星や星座に依拠する、人間のなかの鉱物の働きである)、更に、中心においては個体として、地上全てに親和性を持つ。しかし、この消化組織に表現される地上全般との親和性によって、人間は同時に、思考でき、人間として進化できる、人間本性となる。

 さて、人間における二元性を、人間のなかに現われている地上を超えた作用(天)、つまり宇宙の作用と、本来、地上の作用との二元性として見ることができる。人間の生体組織のなかに、第一に明確な素質として現われるのは、地上を超えた作用(天)と地上の作用(地)である。

 そして、人間が精神機構というものを備え、更に、それと対極的親和関係にある消化機構も持つことにより、末端部、つまり地上を超えたものが、いかに人間に反映しているか、以前、既に示唆したが、この事は、実際、繰り返し、これまで指摘してきたことである。

 つまり、消化へと向かう分泌と関係するプロセスと、精神の働きの基盤である、脳(の分泌)と関係するプロセス全ては、根本的に、末端部の、天的な人間を示す。いかに奇妙に、逆説的にみえようとも、人間において、分泌を司るものは、天である事は正しい。

天;人体の分泌に関わる部分(脳や分泌)

 この天に対して、人間における、液体プロセスや、気体プロセスなどの、尿形成及び汗形成と関係するプロセス全般が示すのは、自己を個別化する人間としての地上的人間である。人間の本性の、この互いに離れようとする両極のなかに非常に重要な存在を見なければならない。

地;人体の形成に関わる部分(尿や汗)






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Last updated  2009年02月04日 19時39分09秒
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