シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年02月24日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、既に、以前、あるプロセスを指摘したが、このプロセスは、人間(内)の作用を自然作用から探り出すときに、重要なプロセスである。そのとき指摘したプロセスは、牡蛎がその殻を形成するときに生じるプロセスで、手短かに言えば、牡蛎の殻の形成プロセス(1)である。

(1)牡蛎の殻の主成分は炭酸石灰、つまり炭酸カルシウムであり、漢方でも牡蛎(ぼれい)として用いられる。強壮、鎮静の効があり、胃酸の中和、寝汗、心悸亢進などに良いとされる。

 このプロセスでは、炭とカリウムの共存の結果生じることから、更に前進し、カルシウムとの共存に至る。ただし、炭とカルシウムとがただ共作用するプロセスが生じるだけなら、発生する産物は、牡蛎の殻のなかでは、強い燐作用、つまり強い燐の力の共作用によって、緩和される。牡蛎の殻では、更に多少別のもの、海の力という環境に依存するものと共作用する。

 さて、この牡蛎の殻の形成プロセスを観察すると、実際、また、人間と人間の外にある自然との間の関係のなかに、更に入っていくことになる。

 つまり、上空の水(液体)形成から、更に下へ向かうと(前回の図;下図参照)、土の形成や、固体化、つまり、硬化や、土形成と呼べる存在に到達する。

med1-17.gif

 (地球の大気から、地へ向かうにつれ、液体層があり、固体層、つまり地殻へと進む)

 単なる、水や土というような表現が、今日タブーで、使用できないなら、

「このような表現を、古代の愚かな人たちが、土や空気や水について語っていた表現である」、

 という風にみなさないなら、土、水、空気、火について語っても、まるで狂人のように思われることを怖れることはない。

 ここでも、次のような事柄を少なくとも暗示できる。さて、固い土形成も、外の遥かな宇宙に、その対極をもっている。



 さて(ここで少しつけ加える。次のような事実に関心があるかもしれないので)、この地球は、絶え間ない生命形成の影響下、つまり、絶え間ない癌腫(固体形成)の下で、膨張を続け、もし、この膨張に、地球外から、あるプロセス、つまり水星から地球に向かって、行使される(調停の)水銀プロセスが対置されなければ、膨張しきってしまうだろう。

 このような事実を少なくとも考察するだけでも重要である。実体(物質)化しながら、形成される元素と呼べる土形成において、一般に生じることの、いわば前段階が、牡蛎の殻の形成のなかに押し止めら(抑制さ)れているのを見ることができる。

 牡蛎の殻が、土形成に入り込んでしまうのを、妨げているのは、牡蛎の殻が海、つまり水(液体)と猶も関係し、土形成を、その前段階に押し止め、土形成の前段階に自らを固定することによる。ミミズには、この固体化の抑制ができない。ミミズは殻を持たないからである。しかし、ミミズからも作用を発している。

 従って、 「ミミズがいなかったら、地中には(固体)形成力が無い」 、という発言は全く正当である。

 ミミズは本質的に、土形成プロセスの進行に関与する。ミミズの世界全体が、いわば、牡蛎の殻形成を超える存在、牡蛎の殻と同様に地球全体と関わるプロセスを、共形成している。共作用によって、牡蛎の殻の形成という事態になるのではなく、ミミズから発生し、耕土その他のなかに存在するプロセスや、それと類似のプロセス全てに至る。

 (余談だが、クレオパトラは、ミミズの輸出を禁じたそうである。恐らく、ミミズが、土形成プロセスの主であることを知っていたのかもしれない)





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Last updated  2009年02月24日 21時09分33秒
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