シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年05月11日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 マッサージはある意味を持ち、特に作用を及ぼすのは、人間のリズミカルな活動の調節であり、状況によっては、強力な治癒作用ももつ。マッサージは、主として人間のリズミカルな活動の調節に作用する。

 しかし、マッサージの成果を上げるなら、人間の生体組織を知る必要がある。例えば、次のような事実を、考えれば、導ける。人間の生体組織では(動物ではなく、人間の生体組織である)、腕と脚とは大変異なっている、という事実を一寸考えてみればよい。

 人間の腕は、重力を免れ、自由に動かせるが、この人間の腕、つまり、この腕のアストラル体は、人間の脚よりも、物質体との結びつきがずっと弱い。人間の脚では、アストラル体は非常に密接に結びついている。対して、腕では、アストラル体は、皮膚を通じて外から内へと作用するほうが多い。

 アストラル体は腕と脚とを包み込み、外から内へと作用する。アストラル体は、ある意味、包括作用を行っている。脚と足においては、アストラル体を貫き、意志(自我)が、内から外へと究めて強く遠心的に、放射しながら作用している。この事実により、腕と脚との違いは大きなものとなる。

腕のアストラル体は結びつきが弱い
脚のアストラル体は結びつきが強い

 その帰結として、脚や足をマッサージするときと、腕や手をマッサージするのとでは、根本的に、全く異なる活動を行う事になる。腕をマッサージすると、そのマッサージは、アストラルを、外から内へと引き入れる。

 腕はマッサージによって、通常よりもむしろ意志の道具となり、腸と血管との間で生じている内的な新陳代謝を調節するような作用が引き起こされる。すなわち、腕と手をマッサージすると、血液形成に対して、多くの作用を引き起こす。

 足と脚をマッサージすると、物質が表象(イメージ)に応じたものに変化する割合が増し、排泄-分泌プロセスと関連する新陳代謝全体、つまり排泄-分泌プロセスに関連する新陳代謝を調節する作用が起こされる。

腕のマッサージ;血液形成
脚のマッサージ;排泄-分泌に関する新陳代謝

 ある場合には、腕からはじまり内部の構築的な新陳代謝領域の方へとつながり、別の場合には(脚からはじまり)解体的な新陳代謝領域への作用へとつながっていく、このようなマッサージの(作用の)継続のなかに、人生組織の、本質的な複雑さを見て取れる。

 このように、事実をラツィオ(理念)に則って探究すれば、身体のどんな箇所もその他の箇所とある関わりを持つことがわかり、生体組織との、この内的な相互作用を、適切な方法で見通すことに、マッサージが基づいていることがわかるだろう。

 下腹部のマッサージは常に、呼吸活動にも良い成果をもたらすことができる。下腹部のマッサージが呼吸活動にとって、特に良い影響を及ぼすことは、非常に興味深い。

 しかも、心臓の下あたりを、直接マッサージする場合、上から下へといくほど、呼吸への影響は強くなり、更に下へと進むと、今度は咽喉の器官への影響を強めることができる。

 つまり丁度、人体が逆になっていて、胴体のマッサージでは、下へと進むほど、上に向かって位置する器官が影響を受ける。

 これに対して、例えば、腕のマッサージは、胴体の上部を同時にマッサージすることで強められる。この事実は、人体組織のいわば個々の部分の関連を具象的に示している。





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Last updated  2009年05月11日 19時27分48秒
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