シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年09月24日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、前回の、怠惰な自我のせいで、アストラル体が怠惰になったため、栄養が、必要とする器官に送られずに、違う器官に送られているうちに汚染され、再び必要とする器官に送られたときには、汚染物質となっているので、必要とする栄養が送られずに弱くなった、その器官に、その汚染物質が送られると、病因となるということに関して、シュタイナーは非常に繊細な洞察を披露する。

 「人間は、誰かの話を聞くとき、ただ聞いているだけではない。非常に弱められた形ではあるが、喉頭はその誰かの話を模倣し、再創造している。だから、インフルエンザに罹った患者に会って、その患者の話を聞くと、たとえ、その患者に同情していなくても、内的には(喉頭が話を模倣し、再創造しているので)、『その患者の話を模倣し、お気の毒に、と感じて』しまうので、その患者への感受性が高まる。」

 このように喉頭の模倣、再創造から、病気を受け入れる土壌が内的にできあがった状況に、ウイルスが来ると、感染し、病気になる。だから人智学は、病気の原因として、ウイルスに由来することを否定しないし、環境因子を否定することもなく、非常に現実的な考え方なのである。

 (昔から、日本では、馬鹿は風邪をひかない、といわれるが、これは鈍感な者は、感染しない、といいたかったのだろう。また、動物の死体をみて、それに同情すると、動物霊がとりつくともいわれるが、この俗説の根拠も、この話から理解できる。

 例えば、学習や技術習得は、模倣や真似にあるといわれているが、この感染の原理から、納得いくだろう。つまり、悪い意味の模倣や再創造が、感染で、善い意味の模倣や再創造が、学習や技術習得なのである。だから、師匠と教師を選ぶには、慎重にならなければいけない。)

 インフルエンザに関して、シュタイナーはもっと具体的な指摘をしている。

 「体内にインフルエンザウイルスがいると、玉ねぎやニンニクを生産するために、土に添加すべき肥料と同じ物質[硫黄とリン]が、体内の液体組織に溶けている。そして、やがて、その患者は、その植物[玉ねぎやニンニク]と同じような臭いを出し始める。」

 「インフルエンザに罹った人から出る臭いのため、周囲の人の頭は鈍くなる。なぜなら、頭部のある器官、すなわち[感覚器]が、必要とする物質を適切に供給されなくなるからである。体内にインフルエンザウイルスが入る結果として、頭部のある器官が適切な栄養の供給を受けなくなる。

 この臭いは玉ねぎとか、ニンニクに似ていて、繊細な鼻の持主には探知できる。金切り声やかすれ声を模倣するように、患者が発散する臭いに、調子を合わせ、自ら加わる。その結果、自身のアストラル体や、自身の活動が乱れる。



 つまり、シュタイナーは「なぜ人が病気になるのか」という問いに次のように答える。

 簡潔に言えば、「何かが人を害するときである。精神病でも同じである。汚染された液体には、本来の場所で消化されるべき栄養物質が溶けこんでいる。その栄養物質が、人を害する。」





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Last updated  2009年09月24日 16時45分48秒
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