シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年10月15日
XML
カテゴリ: 神秘体験空間
 アストラル体が、様々な器官に入り込むという事実には、人間の諸器官に対する、より親密な知識への鍵がある。人間が、(あの世から)もってくるアストラル体を理解しない限り、人間の諸器官を真に理解することはできない。

 第一に各器官は、その内側に、ある意味、アストラルの遺産を担っていることを知らなければならない。

 同様に、第一にエーテルの心臓が遺産であることも知るべきである。更に、両親から受け継がれたアストラル体は徐々に、あの世から、自らのアストラル体としてもってくるものに浸透されるということをも知るべきである。自らのアストラル体は少しずつ肉体とエーテルの諸器官に飛び込む。

 心臓は、ある意味で、例外である。勿論、心臓にもアストラル体が入り込むが、心臓にはアストラル過程だけでなく、エーテル過程も集中しているので、心臓は人間にとって唯一無二の重要性をもつ器官となる。

 アストラル体は益々不定(未分化)なものになる。というのも、アストラル体は肉体器官に、別の人生(前世)からもってくる具体的な形態を送り込むからである。アストラル体は、それら具体的形態を肉体器官に送り込む。そこで、それらは閉じ込められ、アストラル体は、霧の雲のようになる。

 しかし(またこれは興味深いことだが)、送り込んだ側からみれば、アストラル体は霧の雲のようになるが、反対側の送り込まれた器官側からみれば、新たな分化が入り込む。最初はゆっくりと、やがて、規則性をもちながら、思春期の年齢以降に、益々入り込むようになる。

 例えば、赤ちゃんが小さな脚で蹴る仕草をするとき、アストラル体は、そのことにほとんど反応しない。確かに、蹴る仕草の結果は残るが、アストラル体が伴ってきた分化は、それより遥かに強烈なものである。徐々に、アストラル体の形態は消え、肉体器官のなかに滑り込む。アストラル体は益々霧の雲のようになる。

 幼児が脚を蹴る仕草をしているとき、その全ての結果から、このような子供っぽい運動が、アストラル体に入り込むが、アストラル体の構造に突き当たり、投げ返されて消え去る。それは、まるで空気の詰まったボールを圧するようなものであるが、ボールはすぐに元の形に戻る。

 しかし、このすべては、子供が話せるようになり、記憶に保持する理念を発達させるにつれ、この全ての結果は、比率を変える。人智学徒は、そのとき、子供の運動が(知能的な運動、歩き回ったり、腕を動かしたりが)、どのように益々アストラル体に保持されていくのかを見ることができる。



 この未分化の実体に、人間の行為全て(腕と脚の運動、それだけではなく、手足を通じて成し遂げる全て)が刻まれる。例えば、字を書くときにペンをもつ行為や、外界において人間が成し遂げる全てが刻まれる。木を切るときや、誰かをぶん殴るとき、全てはアストラル体に刻まれる。

 自分では何もしなくても、他の人に指導を与え、その人がする行為も刻まれる。人間の言葉の内容がその人の行為にどのように関係するかを通じて、刻まれる。簡潔に言うと、外界に表出される人間の活動全てが、アストラル体に刻み込まれる。このようにアストラル体は人間の行動全てを通して、多様な形状になる。

 この過程は、以前言ったように、子供が話せるようになると(思考を発話に体現できるようになると)始まる。子供が受け取るけど、後で思い出せないような理念にはあてはまらない。この過程は、通常の(覚醒)意識で、後に思い出せるような理念から始まる。

 さて不思議なことに、このようにアストラル体に刻み込まれた全ては、(人間の)内部で出会う傾向がある。エーテル体の放射が、エーテルの心臓で出会うのと同じである。人間の行為全てもまた人間の内側で一つに集まる。更に、これは一種の外的な因果関係をもつ。

 人間の霊魂は地上の人間として、多くの活動形態に入らざるを得ない。この活動は、これまで言ってきたように、アストラル体を通して表出されるが、絶え間ない抵抗がある。人間に及んだ影響は、いわば、必ずしも上昇できない。常にある種の抵抗があり、その影響は再び押し戻される。

 肉体の器官に関連して、人間の行為全ては、頭部へと流れ上がる傾向にあるが、人間の組織は、この傾向を妨げる。このため、これらの影響は一つに集まり、一種のアストラル中枢を形成する。

 このアストラル中枢も、思春期に顕著に発達する。エーテルの心臓(自身で形成したエーテルの心臓)が自らを形成した同じ場所に、アストラル構造をももつことになる。そのいわゆるアストラル心臓は、人間の全行動を集めたものである。だから思春期からは、全ての行い、全ての活動が集中された中枢器官が創造される。

 実際、これは事実である。人間が心臓をもつ、その領域に、人間の活動の全てが中心化される。この場合、物質的でもエーテル的でもなく、アストラル的に中心化されている。大切なことは、思春期に(当然ながら、アストラルの出来事は物質的な出来事に大凡一致するにすぎないが)人間自らでつくるエーテルの心臓は形成が進み、外界における人間の活動から発達する、様々な力を受け取れるようになる。

 このような事実から、次のように言える。

「人間が自らエーテル心臓をつくり、外界から様々な力を受け取るとき、人間の内的な存在において生じた実際の出来事を同時に現わしている。」 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009年10月15日 16時49分11秒
コメント(0) | コメントを書く
[神秘体験空間] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: