シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年11月11日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 秘教学では、人生は7年期(7年毎の成長期)から構成される、といわれている。第1期は、誕生する前、第2期は誕生から歯の生え替わる頃の約7歳まで、第3期は、性的成熟の約14歳の思春期まで、第4期はおよそ、その7~8年後の21、22歳まで、第5期は、およそ28、30歳頃までと、死ぬまで7年期が続いていく。

 (続けると、第6期は、およそ35歳まで、第7期は、およそ42歳まで、第8期は、およそ48、9歳まで、第9期はおよそ56歳まで、第10期は、およそ63歳まで、第11期は、およそ70歳まで、第12期は、77歳まで、第13期は84歳まで)

 人間が、この7年毎の成長期において、何を課題とし、第5期(21歳~30歳)までに何に親しみ、何を遠ざけ、何を行い、何をしなかったのかを、熟知するようになれば、人生全般の後半期には、収穫の多い善良な成熟期を準備できるようになること等が色々とわかってくる。前半期に準備した年齢毎の成熟度に応じて、残りの人生の後半期全般に対して、善悪の収穫の作用が及ぶ。

 人生の初めの前半期では、この7歳毎の成長の法則に従って、教育を通して多くのことを行える。けれども、それから人生の第5期に、後の人生全体にとって決定的な転換点がやってくる。この人生の第5期の転換点を、少なくとも、超えてから、若者がいわば完全なる自信をもって人生へと送り出される必要がある。

 今日、若者を、あまりに早く、社会に送り出してしまう原則(成人年齢が18歳)は、大変有害である。このような太古の秘教学的原則に注意を向けることは、大きな意味があり、以前、この原則を熟知していた人々の導きにより、若者は親方(一人前)として認められる前に、いわゆる師匠について弟子として、修業、もしくは遍歴を行い、徒弟時代を卒業しなければならなかった。

5=悪の数、成長の節目、転換期を表す。

 7は完成の数字である。これは人間の観察を、手掛かりに明らかにできる。人間は被造物として4の数の中にいて、そして、善か悪の存在であるという意味で、五の数の影響下にいる。人間が、現在、その萌芽(種子)として、自らのなかにもつ(霊我、生命霊、霊人の三種の神器)全てを完成させた暁には、7つの元素をもった存在、つまり完成した存在となる。

 例えば、虹の色の世界においても、音楽の音階の世界においても、7という数が支配していることを意識できる。あらゆる生命の領域に至る処で7という数を一種の完成の数として観察できる。7という完成の数の背後には迷信も魔術もない。例えば、完全な感性を身につけたなら、視聴覚(7つの色と7つの音)以外の味覚や臭覚も7段階に大別できることが意識できる。

 (6はなぜか抜かされている。恐らく、悪魔の数、或いは未完成の数なのだろう)

7=完成の数字、世界は7を指標として展開する、完全数。

 さて再度、1という数字の一元性に注目すると、これまでの他の数の考察により、一元性の真の意味が正しい光(叡智)の中に現れ、一元性の本質が、非分割性であることがわかる。勿論、1を、例えば2分の1や3分の1に分割し、1/2、1/3という風に、思考の中でしか果たせない。

 特に霊界においては、1から、2/3を取り去っても、残りの1/3は、1を3分割した意味において、2/3の補完、2/3の一部(1/3+1/3)である。つまり、霊界においては、意味深い重要な霊的な算術、2/3を除くと、1/3は、あくまで1に属する存在として永遠と現れ続け、だから、次のようにいえる。

「神(1)の一部(2/3)が、神(1)から切り離されて現れる時、その現れない残り(1/3)も、やはり、神(1)に属するものとして存在する」、と。

 あるいは、

「神から何かが開示され、開示された分、全体が分割されても、開示されない残りも、やはり神に属するものとして存在し続ける」。

 これは、ピタゴラス的な意味で「1を分割せよ。ただし、汝の思考の中で、分割された残りが1のままで存在するように1を分割せよ」に相当する。

 もともと、1を分割する真の意味は、金色の薄板を手にして、透かして見るとわかる。金色の薄板を通して、世界は緑色に見えるが、それは金の薄板が白色光のなかの黄色い光線を反射しているからである。白色光には他の色も含まれているが、それらは金の薄板に吸収された。

 例えば、赤い物体は、赤い光線を反射し、その他の色を吸収するから赤いわけで、他の色を吸収せず(取り去らず)に、赤を白から取り出すことはできない。この事実から、この世界にある黄金を通して、秘密の緑(生命の色)に触れ、内観することが、ある方法で可能になる。

 例えば、光がテーブルにかけられた布地に当たり、赤くみえたなら、他の色は「吸収」され、緑色も「吸収」されたわけで、もし、そのとき、赤色と(赤の補色である)緑色を、(金色の薄板を通してみたように)同時に意識の中に受容しようと努めるなら、再び光である1を再現することになる。

 また、ピタゴラス的な意味で、「1を分割し、分割された残りが、1のままで保持されるように、再び、残りを1と結びつけることを瞑想(イメージ)的に成就させ、この訓練を何度も続ける」と、霊的な高みへと人間を進化させる意味深い営みとなる。このことは、秘教学院で通用するもので、数学者により、以下のような数式で表せられている。

1=(2+x)-(1+x)



 『この秘教学の公式は、量子力学に出てくる完全形の次式に酷似している

 1=Σ|x ,t><x ,t|

 或いはまた、1に収束する級数への展開式(理論物理では御馴染みのテイラー展開式等)

 1=1+Σf(x)にも酷似している。

 更には、これを発展させると、



 というカオスで御馴染みのパイコネ変換式になる。
 以上をまとめると、

 1) 1=(2+x)-(1+x)
 2) 1=Σ|x ,t><x ,t|
 3) 1=1+Σf(x)
 4) Xn+1=aXn(1-Xn) (0≦X≦1)( 0≦a≦4)

 これら一群は、以下のような三位一体の表記 

 発展=進化×退化 → 発展(進化、退化)

 で表現できる。

 1(2+x、-1-x)、1(Σ|x ,t>、Σ<x ,t|)、1(1、Σf(x))、Xn+1(aXn、-aXn^2) 、あるいはXn+1(aXn、1-Xn)

 つまり、1(神)からはじまり、1(神)へと戻るように、宇宙は発展する。』

 このように、この講義で、いわゆる数字の象徴主義を検証し、数の見地から世界を観想すると、世界のなかの深い秘密に参入できることを学んだ。

 最後に、再度述べる。第5週目、5日目、或いは5時間目においては、状況を大きく変えられることに気づくことが大切である。そして、7週目、7日目、或いは7時間目には変化させたその結果が現れる。或いは最終的に7の数で完了し結果が現れるので、その半分の3.5(7/2)には、何らかの兆しが、現れる。例えば、病気で生じる熱(体温)は、7日目に一定の性質を示し、或いは14日目にも、7の倍に相当するような性質を示す。

 (また、地球の進化で考えると、土=1、日=2、月=3、火[地球の前半]=4、水[地球の後半]=5、木=6、金=7となるので、丁度、5の悪の数のとき、つまりは水星紀のときに、これまでの進化状況を変えることができるわけで、現在は水星紀直前の年代である。水星紀とは、水瓶座の時代、つまり再び霊性に目覚める時代と預言されている。

 地球的には、土=1、日=2、月=3、地球=4、木=5、金=6、ヴァルカン(ウルカヌス)=7で、次の地球の舞台の、木星紀に、劇的な状況を迎えるのだろう。)

 ピュタゴラス的な意味で、「数の探求」に没入できる人は、このような数字の象徴学から、生命と宇宙を理解できる。今回の講義は、このような内容の概略を述べた。





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Last updated  2009年11月11日 16時52分15秒
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