シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2010年03月10日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 今度は、後半の2つの変容、月変容(月紀)と地球変容(地球紀)が、いかに共作用してきたかを考察する。

 さて、蝶の卵は地球に委ねられないとはいえ、やはり次のようなことを指摘しなければならない。

 月変容(月紀)、つまり第三の変容が始まった頃、蝶はまだ今日のような形態ではなく、地球も、現在ほど太陽に依存してはいなかった。

 太陽は元々第三の変容(月変容、月紀)の当初は、まだ地球と共にあり、その後、はじめて分離した。従って、当時は、蝶もまだ、その胚を地球に委ねないほど脆くはなかった。蝶はその胚を地球に委ねることで同時に太陽にも委ねていた。

 (太陽が地球と合一していたから。)

 最初の二つの変容(土星紀、太陽紀)においては、昆虫界の遠い祖先に限って語ることができる。とはいえ、宇宙の、外惑星や太陽に委ねるということは、当時はまだ、地球に委ねることだった。

 地球が濃密化し、水(液体)を獲得し、地球が月の地磁気の力を獲得してはじめて、事態が変化し、差異が生じてきた。

cosmolan4-1.gif

 さて、上図のようにイメージすると、熱-大気(光)は上に属し、水-土(地)は下にある。



 さて、第三の変容、つまり月変容(月紀)が起きたとき、地球に止まった胚を想定してみる。この胚は水的な地球-月作用の影響下に入り、同様に、他方では、昆虫の胚が太陽や太陽より外にある惑星(外惑星)の影響下に入る。

 そして、地球に止まった胚が土(地)-水作用の領域に入ったため、これらの胚は植物の胚となった。そして上に委ねられた胚は、昆虫の胚となった。

 第三の変容が始まったとき、つまり、太陽から月-地球への変化を通じて、このように、植物の胚が地球進化の第三変容(月紀)の内部に発生した。

 地球外の宇宙の影響下に得られた昆虫の変態、つまり胚から幼虫に、そして蛹を経て蝶となる進化全体を、上図のように追求でき、また、太陽ではなく、地球の影響下で生じてくる種子は、胚が地球に委ねられることで生じ、もはや蝶になる変容を遂げず、植物の根をはじめに生じる。

上方の昆虫(太陽と火星、木星、土星)=下方の植物(地球と月、金星、水星)

 そして、上方の火星からの力のなかで幼虫が卵から這い出てくる代わりに、下方では葉が生え、葉は上へと向かって螺旋状の軌跡に沿って生えてくる。

 つまり、植物の葉は、地球の影響下に入った幼虫である。這っている幼虫をみると、上方に相応する下方の、つまり植物の葉に対応する。

 植物の葉は太陽領域から地球領域に移された胚、つまり種子により根から変容して生じるが、この葉に対応する宇宙言語が(月から)得られる。

上方の昆虫の火星状態(幼虫)=下方の植物の月状態(葉)

 更に上昇すると、萼として、その位置に次第に収縮し、(いわば昆虫でいう)蛹のような形態が生じる。そして、その最後に、いわば鱗翅類として、花及び花のなかが発生し、上空の蝶と同様に色とりどりの花のなかに変容を遂げる。

 そして、生命の円環が閉じ、蝶が卵を産むように、花の中には、将来のための種子が発生する。



 種子は、地球から月の影響を受け、葉になり、更に金星の影響から、萼となる。そして、水星の影響から、花となり、また地球の影響へと戻る。種子は再び地球の影響下に戻る。

 このような事実から、次のような自然の大いなる秘密を現わす2つの句を対置できる:

 植物を見よ

      植物は地球により

      繋ぎとめられた蝶。

      蝶を見よ

      蝶は宇宙により 

      解き放たれた植物。


植物―それは地球(大地)により繋ぎ止められた鱗翅類である!
 鱗翅類―それは宇宙により地球(大地)から解き放たれた植物である!


 蝶や、昆虫全般を、胚から、飛びまわる成虫に至るまで眺めるなら、それは空中に持ち上げられた、宇宙により、空中に形成された植物である。植物を眺めるなら、それは下(地)に繋ぎ止められた蝶である。





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Last updated  2010年03月16日 16時58分32秒
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