シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2011年10月11日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 しかし、心の中に次のような疑問が湧いてくる。

 ルシファーの影響による人間の構成体の不規則な関係から、ルシファーの影響が人間の中に入ってこなかったら、人間はどうなっていたのか、という疑問が生じる。

 多くの異なる側面から、現在の人間となった事実を語ってきたが、上記の疑問との関連では、何が起きたのか? 

 もし、ルシファーの影響がなければ、今日持つような神経を人間は持つことはなかった。

 というのも、人間を構成する4つの構成体の不規則な結合を通じて、神経物質という特別な物質形態の獲得が生じるからである。もし、ルシファーの影響がなければ、人間は、神経と同様に、骨も筋肉も持つことはなかっただろう。

 要するに、これまで、ルシファーの影響により、精神が注ぎ込まれた形態を通じて、様々な種類の物質が生じるのを見てきた。様々の物質(筋肉、神経等)は、いずれもルシファーの影響なしには存在し得なかった。

 では、更に人間における物質的な側面とは一体何なのか?

 という疑問が生じる。

 外界で遭遇するような人間とは、ルシファーの影響による結果である。何故なら、ルシファーの影響がなければ、今日の意味での神経も筋肉も骨もなかったからである。唯物主義では、ルシファーがつくった人間以上のものは記述できない。従って、唯物主義は、最も著しい程度において、ルシファーの弟子であり、それ以上のもの全てを拒絶する。



 では、次のような疑問を投げかける。

 もし、人間が楽園にとどまっていたなら、どうなっていただろう?

 次回、更に上記の疑問に対する探求を進めることができるように、比較的、易しい概念を用いて、もしルシファーの影響がなければ、人間がどうなっていたか、の簡単なスケッチをしてみる。もし、この影響がなければ、地球上における人間進化のなかに、形態霊の影響により生じるものがあった。

 というのも、形態霊は、人間に働きかけてきた霊的なヒエラルキア(位階)に属する存在たちの中で、最後の存在だったからである。さて、この形態霊たちは、全く空間的でない、純粋に超感覚(霊)的な形態を創造した。その場合の人間は(非常に粗いスケッチだが)、外界をみる眼には見えず、どんな外界に対する感覚でも知覚できないものだった、と考えられる。

 何故なら、純粋に魂(霊)的な形態は、外面的な感覚には知覚不可能だからである。その場合の人間は、著書「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」の中で記述した内容と一致している。それは、イマジネーション(霊視)的な認識として述べられている内容と一致している。

 人間とは、形態霊により創造された1つの「イマジネーション(霊視)」、つまり、外界をみる感覚的な性質とは無関係の、純粋に超感覚(霊)的なイマジネーション(霊視)的存在だった。

 上記のような霊視的な人間の概略を、絵を用いて描くなら(以下の図5参照)、形態霊が、イマジネーション(霊視的)人間として創造したイマジネーション(霊視)的な図が得られる。しかし、同時にまた、以前に働きかけていたヒエラルキア(位階)存在の創造的な働きのなか、人間の中に存在し続けた力等にも浸透されていたはずである。

 形態霊以前に浸透していた力等を、図の中に記述するが、はじめに、運動霊からの内面的な運動が、人間の中に残され、浸透されているように描く(図5の2)。運動霊による、内面的な運動は、著書「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」の中で、「インスピレーション(霊聴)による認識」という言葉で記述した能力により現れる。
masga4.jpg

 何故なら、人間の内面的運動は、唯一、インスピレーション(霊聴)として知覚できるからである。この事実は、第一に、イマジネーション(霊視力)から構成された完全な人間が過去に存在し、現在も存在しているはずである事実(図5の1)、そして、また第2に、内面的な運動、すなわちインスピレーション(霊聴力)を、人間がもつはずである事実(図5の2)を意味している。

 そして、第3に、叡知霊が与えた力等が、インテュイション(神通力)なのだが、これはある意味、他の存在全てを満たす確かな内容となったものである。従って、上図(図5の3)に、インテュイション(神通力)、つまり、直接関係する神々(霊的存在たち)を記述しなければならない。



 超感覚(霊)的な認識だけがアプローチできる内容により構成された人間の本来の超感覚(霊)的な性質とは、図5に記述したような存在だっただろう。空想のように思われるだろうが、図5のイメージが真の人間なのである。

 象徴的に言えば、図5のイメージが、楽園にいる人間であり、今日の人間のように物質から成立しているのではなく、全体として超感覚(霊)的な本性を持つ人間である。

 (とてものこと、人間の知識では到達できない内容だ! 図5をみてもわからない。しかし、瞑想等で、大きな光の球をみることはあるようだ。

 人間の知識でも、遺伝子操作等で、神々の創造に到達できるような錯覚があるが、霊が分散する場所、つまり霊媒をかえているだけにすぎず、人間の間違った知識で、物質体を変えているので、その分、ハンデを背負うことになるだろう。

 臓器移植問題等でも、生着しても、せいぜいもって5年だろう、5年間に、精神の向上がみられなければ臓器移植して生き永らえても、魂の能力の上で変わりはない。医学上の倫理的な問題については、ソクラテスの魂の配慮を重んじるべきである。



 自分に与えられた人生に、代替はきかない。自分の代わりに誰かに生きてもらうことは、自己否定になる。なぜ、臓器を失ってしまったかの反省が必要である。)





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Last updated  2011年10月12日 10時20分46秒
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