シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2011年10月26日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 恐らく、今回の連続講義の中で、人間がいかに複雑な存在で、真の本性に近づくには、非常に多くの面からの考察が必要になることについて、ある結論に到達できた。

 そして、その結論は、超感覚(霊)的な探求の支援の下で、太古の昔から今日までを振り返ると同時に、未来においては、人類へと来るべき栄光(霊的器官)を見通しながら、人間の進化の全プロセスを学ぶときに到達できる全ての結果の中でも特に重要なものとして位置づけられる。

 今回の連続講義の中で、人間が、叡智を獲得する能力を、既に述べたプロセスから自己教育するとき、すなわち、人間の魂が、叡智を求める努力の中で、「驚き」、「敬虔」、宇宙の事象との叡知に満ちた「調和」、そして最後に、宇宙のプロセス全体に対する「献身」として特徴づけられる魂の状態の中に入っていくときに、獲得できる認識に注目した。

 思い出して欲しいが、もし、人間の魂が、上記の雰囲気、もしくは状態に入っていくなら、人間の認識能力が、人間の周囲の至る所にある2つの逆方向へのプロセス(生成と消滅)に対する知覚へと徐々に上昇できることについて説明した。

 人間は、周囲にある生成と消滅の区別を学ぶ。人間は、ことあるごとに生成するプロセス、つまり将来、完成に至るプロセスに関わり、また、徐々に衰退し、消滅するプロセスに遭遇する。人間は、事物を、宇宙の生成領域、もしくは消滅領域のどちらかに存在するものとして知覚する。

 特に、人間の喉頭が、将来、真の霊的な器官となり、今日とは全く異なる器官として呼ばれるようになることを指摘した。喉頭は、今日では、魂の内的な気分や状態を、話し言葉として外界に伝えるだけだが、未来では、魂自身の人間性全てを伝えるようになる。

 すなわち、喉頭は、未来では、人間の精神(霊)性全てを産み出すために使われる生殖器官となる。

 現在の人間が、喉頭の支援の下に、心の中で思うことなどを言葉により表現するのではなく、自身の自我を世界に提示するために、喉頭を使うようになる時代がやって来る。言い換えれば、人間の繁殖が、喉頭という器官と密接に関係するようになる。

 さて、「人間」という、この複雑な「小宇宙」の中には、以上のように、今のところは、種子にすぎないが、将来、高度の完成域に達するような器官に対して、逆に、徐々に衰退し、消滅していく別の器官も存在している。



 この聴覚装置が少しずつ消え去るのに比例し、つまり、次第に退化するのに比例して、喉頭は、次第に完成され、重要なものになる。この事実の重大性を推測できるのは、人智学徒が、アカシャ年代記の助けをかりて、人類の遙か過去を振り返った際の探求から、過去の聴覚器官を発見し、聴覚に対する概念を構成できる立場にあったからである。

 人間の聴覚器官を、原初の形態まで辿るとき、人間の霊的本性に対する認識に向けて、大いなる視界が新たに開ける。というのも、現代人がもつ現在のような聴覚器官は、原初の形態のいわば陰影以下のものであるからである。

 今日の人間の耳は、単なる物質界の音や、物質界のなかで、自らを表現する言葉を、音として聞くだけにすぎないが、その耳は、かつて人間の中に流れ込んだ全てを聞いた聴覚器官の最後の名残(退化した姿)にすぎない。というのも、今日の人間の耳が、地上の音楽を聞くように、太古では、宇宙の音楽、天球の音楽が、聴覚を通じて、人間の中に流れ込んでいたからである。

 (太古の人間は神々の言葉を聞けたようである。)

 今日、人間が言葉に音を着せて表出するように、過去の時代には、神々の「世界」の「言葉」、つまり、ヨハネ福音書が告げる「ロゴス」、すなわち神の「言葉」が、天球の音楽を纏っていた。今日の現代人の聴覚に、人間の言葉や地上の音楽が流れ込むのと同じように、太古の言葉の意味で、人間の聴覚と呼べる霊的な器官に、天空の音楽が、精神(神)界から流れ込んだ。

 (この能力を、「インスピレーション」と、シュタイナーは呼んでいる。芸術家が、創作能力のことをよくインスピレーションを感じたと表現するのと似ている。)

 天球の音楽の中に、神々の精神が語る言葉があった。今日、人間が、人間の言葉や歌、発する音などにより、空気を、音響という形態へと運動させているように、神々の言葉や神々の音楽が、あらゆる形態を生じさせていた(いる;現在進行形だが、現代人は聞けないから)。

 (微量の波動の周波数を捉えて、音に変換することで、自然界の微量な波動を音にする研究も最近出てきた。古代人は、このような音の源泉も聞き分けたのだろう。

 西洋人と比較して、日本人の脳は、虫や鳥の鳴き声を、言語領域で、情報統合しているというから、日本人の脳にはまだ古代人の聴覚器官の名残があるのかもしれない。日本人に比較的遺伝的な霊能力が残っているのは、日本人が比較的同族婚を行う文化に要因があると思われる。

 対して、西洋も一部には残っているが、混血が多いので、すみやかに霊能力が失われていったのだろう。科学者に混血が多いのが特徴的でもある。)





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Last updated  2011年10月27日 09時04分39秒
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Re:シュタイナーの人智学的医術その547(10/26)  
早々のコメントありがとうございました。
私はドイツに行くまで都内と横浜の社宅を転々とし、帰国後千葉に新築しました。
沖縄移住して、やがて16年になろうとしております。
これからもよろしくお願いしまぁす。 (2011年10月27日 11時30分17秒)

Re[1]:シュタイナーの人智学的医術その547(10/26)  
5dolphin  さん
どうも背番号のないエース0829さま
>これからもよろしくお願いしまぁす。

こちらこそ、よろしくお願いします。
沖縄は旅行で1度いったきりですが、気候や環境が素晴らしいところですね。 (2011年10月28日 09時12分42秒)

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