シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年01月05日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、例えば、下腹部に、霊魂の過剰な活動があり、特定の病気の形をとって(病気の形については後に見ていくが)、現れてくることが判明した際に、考慮すべき薬剤を、炭酸石灰がもつ、内から外への秘密に満ちた物質的な作用を通じて、牡蠣の殻やそれに類する鉱物から獲得できる。

 このような病気の治療の本質は、牡蠣の内から外への流出[Von-innen-nach-aussen-Treiben]に基づいた治癒力の明確な理解にある。炭酸石灰のような薬剤に結びつく治癒作用や、それに類似する薬剤を、合理的に研究するには、以上のような関係が洞察できなければならない。

 (霊魂が肉体に対して過剰に活動するような場合は、牡蠣などの炭酸石灰の内から外への作用を、ホメオパシー「陰陽中和」の原理を用いて、生体内に再現すると治療できる。

 巷で話題のホメオパシー薬はほとんどが贋物なので注意すべきである。プラセボでしかない。第一、生体内で希釈しないと意味がないし、それには、免疫防御反応を充分に理解しないといけない。だから、免疫防御反応や生体防御反応の十分な理解なしに、理論的にも、ホメオパシー薬を処方できるはずがない。)

 さて、炭酸石灰の作用に対して、対極として相対する作用は、例えば、燐の作用である。この表現は、事実、真の意味において、今日の科学用語よりも、非科学的でない。

 その理由は、炭酸石灰等の塩全般が、まるで環境に身を捧げるように出現する際、塩(塩の性質を持つ過程)は、燐のもつ、測定不可能な霊光等の内的な作用から解放されることで、対応物質として現出し、生ずるからである。

 いわゆる塩全般は、塩生成過程を通じて、測定不可能な霊光等の再生力を、燐が内的に所持せずに解放する事象から生じる。

 (幽霊や未浄化霊に塩を撒いて清める風習は、塩の生成過程からきているのだろう。つまり、霊魂の活発な活動を封じるために、炭酸塩等を与えるわけである。幽霊は、閉じこもった思想過多性の肉体のない鬱病と考えられるわけである。要するに、考えすぎの人間に塩を盛るようなものである。)

 燐の場合は、塩の事情と全く逆になる。従って、古代における先祖伝来の伝統的な認識が、燐を光の担い手とみなしたのは、実際に正しい。なぜなら、燐が、測定不可能な霊光を、実際に担うことを、古代の霊的な認識は正確に見抜いていたからである。



 塩が霊魂から奪った活動(再生力)を、燐は自らのなかに担う。つまり塩の対極の物質の燐は、再生力、いわば測定不可能な霊光など、更には霊的な熱(エネルギー)などを、内面化して、自らの内的な特性として保持する。

 燐に類似する物質全般は、燐のなかにある再生力、もしくは治癒過程に関連する作用を、上記のような事情に基づいて保持している。従って、測定不可能な再生力を内面化する燐は、とりわけアストラル体や自我が、正しく活動できないとき、正しい活動の再現に適している。

 ある患者が病気で、個々の病気については後に述べるが、この患者が、頻繁な夢に悩まされ、すなわち、アストラル体が物質体から離れ、独自の活動の傾向をもち、更に例えば、その患者が器官周辺部に炎症の傾向を呈すれば、物質体のなかに、アストラル体と自我が正しく位置していないことを示すが、このようなことがわかったなら、この患者のアストラル体と自我を、物質体に正しく関わらせるために、燐などが保持する測定不可能な霊光を利用できる。

 (炭酸石灰は、器官組織から、霊光を奪う作用「俗にいう憑依」を抑止する作用をもつが、燐は、霊光を強め、器官組織に霊光を与え、正しく関わらせる作用をもつ。葬式後に、憑依されないように、参列者を塩で清めるのは、この原理が風習となったのだろう。ただし、塩は、正確にいうなら、炭酸石灰だが…。

炭酸石灰(炭酸カルシウム)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%AD%E9%85%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0

 また、この燐を、乱れた睡眠生活を送る人の、様々な病状に対し、薬剤として用いることができる。なぜなら、燐は、自我とアストラル体とを適切な形で物質体とエーテル体のなかに引き戻すからである。

 (炭酸石灰は、肉体に対する、霊魂の過剰な活動を抑えるが、燐は、逆に、肉体に対する、霊魂の乏しい活動を促進する。)

 以上のように、燐と塩は、ある意味、互いに対極的に相対する。気づいて欲しいことは、現代の化学により与えられているような、個々の物質名よりはむしろ、上述してきた物質が、宇宙全体の進化過程(プロセス)のなかで、果たしている作用(働き)に注意を向けるべきである。

 更に、これから見ていくが、燐に似た作用をする物質も、燐の薬剤として使用できる。



核酸の構造
http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/nuclacid.htm

 以上の事実から、外の自然における2つの互いに相対する状態、すなわち、塩としての作用と燐としての作用が確定できる。この両者の中間に位置するのが「水銀」としての作用である。





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Last updated  2012年01月06日 13時36分42秒
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