シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年04月10日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、非常に驚くことだろうが、次に述べることは事実である。人間が進化の過程で、動物性を外に放出したことは、実際、自らの生体のなかの固有の[originaer]光の発生能力と関係している。実際に、人間の下部組織とは逆に、上部組織は、光の生産を行っている。

 (仏教でいう、霊光のこと。)

 人間は、固有の光の生産能力を身につけるために、上部組織のなかに、完全に動物化するのを防ぐための必要な器官を備えている。この霊的器官が、人間を、動物から区別する根本的な差異の1つである。

 (仏教でいうチャクラ「蓮華」のことだろう。)

 動物も、人間と同じく、他の高次の霊的過程(プロセス)を備えてはいるが、生体内で十分な光を作り出す能力はもたない。

 この点において、近代の自然科学の真に痛ましいテーマともいえる問題に辿り着くが、この問題を隠しておくわけにはいかない。人間と、外の世界との関係を洞察するなら、この問題を避けて通るわけにはいかない。

 人間の生体組織のなかの物質全般、特に薬剤の物質作用の把握の大きな障害となっているのが、いわゆる、力、もしくはエネルギー保存の法則、更には、質量保存の法則である。これらの保存則は、普遍的な自然法則と定められたが、これらの法則は、人間の進化過程(プロセス)とは完全に矛盾する。

 栄養摂取-消化過程(プロセス)全体は、唯物主義的な思考により捉えられるようなものではない。栄養摂取-消化過程(プロセス)全体は、唯物主義的な見解からは、物質が、あたかも、人間の外にあるかのように考えられている。

 炭素を例として挙げるなら、炭素は外にあり、摂取すると、勿論、適度に調理されてからだが、外の自然のなかの僅かな割合ではあっても、外界から摂取した炭素を、自らのなかにもち、携えていくように考えられている。



 ところが、この唯物的思考は間違っている。なぜなら、実際、人間の生体組織は、外にある炭素を、まず、下部組織によって完全に破壊し、空間から消滅させ、その反対の作用として全くオリジナル(独自)に、再び炭素を作り出す能力をもっているからである。

 (生体内で、物質を破壊し、自分風に再構築する能力が、ホメオパシーの原理である。このことから、学習も単なる丸暗記ではダメで、経験から、自分風の知識につくりかえる必要がある。)

 次に述べることが事実である。

「人間の生体組織のなかには、外にある物質を作り出すための、いわゆる竈(かまど)があり、同時に、物質を破壊することも可能である。」

 以上の事実が、今日の自然科学には承認され得ないのはいうまでもない。今日の自然科学は、そもそも物質の作用を、アハスヴェール(永遠の彷徨い人)のように、極めてミクロ(微細)な領域において、彷徨っている(不確定な)作用としてしか想定できないからである。

 (ハイゼンベルグの不確定性原理のことを指しているのだろう。素粒子レベルのミクロの領域では、空間の位置と運動量を同時に同定できない。)

 『 アハスヴェール[Ahasver]
 刑場に行くキリストを自分の家の前で休ませなかったため、キリスト再来まで地上を流浪する運命を与えられたユダヤ人の靴屋、いわゆる「永遠のユダヤ人」。』

 現代の自然科学は、物質の生命、つまり物質の発生(生成)と死(消滅)について何もわかっていない。人間の生体のなかでの物質の死と再生[Wiederbelebung 蘇生、復活]について何も知らない。例えば、炭素の再生と関連し、その対極の光生成は、人間に通常備わっている。

 人間内部の、この光生成過程(プロセス)が、外の光の作用に対抗している。人間の上部組織に関しては、外の光と内の光が互いに対抗的に作用し、互いに共同して働くように調整されている。人間の生体機構の本質は、この外の光と内の光が共同作用すべき領域において、両方の光が互いに正しく順序を保ち、順次作用して、互いに混同しないように調整することにある。



 さて、重要なのは、この光生成の過程(プロセス)全体を、見通すことである。生体内の炭素-実質の解体への関与に目を向けるなら、腎臓-尿器官全般から、上部組織に向かう腎臓に関連する器官全般に到達する。

 従って、生体内の腎臓過程(プロセス)にアプローチするには、外の自然のなかの炭素に関わる過程(プロセス)に注目すればよい。この炭素に関する過程と同じように、植物から生じる炭から、治癒方法が得られる。

 次のような劣悪な病気に対する治療法がはじめに得られる。

「植物の炭は、人間の動物化、いわゆる吐き気に通じる変調に対抗して働きかける可能性をもつ。」

 植物の炭に対して生じる病像全般は、本質的に、吐き気と関係し、人間の内部に向かって継続された動物化なのである。生体内の動物化である吐き気に対抗する反対の対極に位置する過程は、腎臓機能全般である。



 つまり、上記のような病気に対する薬の研究の際の本質的な問題は、植物の炭といった薬の希釈に対する腎臓機能全体との関係に到達する。

 その際、腎臓機能(プロセス)は、消化機能(プロセス)に対する対極としての効力を発揮するように働く。

 植物の炭による病像の結果として出現する消化機能(プロセス)の障害に対して、消化とは反対の、対極にある機能が効力を発揮するように、例えば、腸など消化器官の疾患に対する対極の腎臓などの器官が効力を発揮するように働く。

 すなわち、植物の炭により生じる疾患の反対に位置するのは、腎臓等の排泄機能の根底にある光生成なのである。





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Last updated  2012年04月10日 10時29分09秒
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