シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年04月27日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、生体内での、蛋白質の機能は一体どのように現われてくるのか? という疑問を考えてみることが必要である。現代の化学では、次のような傾向が、当然の前提としてある。

 「蛋白質の働きは、内的構造をつくる物質に負っている。」

 そして、その必然的な帰結として、想像可能なほどにも同じでなく、実際には全く異なるものが同一視されてしまう。

 同一性を全くもたず、ある種の差異さえも認められるのに、植物の蛋白質と動物の蛋白質を、本質的に、かなり類似したものとして、少なくともある程度まで、化学的同一性を想定するのは、結局、蛋白質の構造に対する原子論的な思考の帰結にすぎない。

 植物と動物の蛋白質を同一視することは、全くの見当違いで、人間の生体組織を正確に観察すれば、事実は次のようになる。

 「植物の蛋白質は、動物の蛋白質、特に人間の蛋白質を中和させている。植物と動物、もしくは人間の蛋白質は互いに対極的な関係にあり、一方は、他方の作用を密かに消し去る。」

 奇妙にも、動物の蛋白質の作用は、植物の蛋白質の作用により妨害され、部分的、もしくは完全に相殺されることを、事実として認めざるを得ない。

 従って、次のような疑問に達する。

 「では、動物、もしくは人間の生体内で生じる蛋白質と、植物の生体内で生じる蛋白質の違いとは、一体何なのか?」



 (肺「生命力」⇔固体、肝「化学力」⇔液体、腎「光生成力」⇔気体、膀胱「エネルギー」⇔熱)

 上記の4つの器官は、外界の気象(相)に対する関係として、人間のなかで本質的な役割を果たしている。さて、更に内密な意味で、以上の4つの器官とは、一体何なのか?

 この4つの器官が意味する事実は、それらが、人間の蛋白質構造の創造者に他ならない。

 蛋白質を調べるなら、この4つの器官を探求すべきである。人類が探求すべきものは、蛋白質の分子や原子の力ではない。蛋白質とは何か、という疑問をもつなら、蛋白質の分子構造を調べるのではなく、これら4つの器官から生じる結果として、蛋白質の構造を把握しなければならない。

 蛋白質とは、まさに、この4つの器官の共同作用の成果なのである。

 蛋白質の構造には、人間による外的な作用の内面化が現れている。今日(1920年)の化学の物質構造の探究、いわゆる分子や原子のなかへの探求を、器官のなかへと移行しなければならない。従って、人間の蛋白質の構造は、地上の領域だけでは考察が及ばない。

 これら4つの器官の影響下に、蛋白質がなければ、その構造の存続は不可能で、変化せざるを得なくなる。

 しかし、植物の蛋白質の場合は、事情は異なる。植物の蛋白質は、人間や動物のような4つの器官の影響下になく、少なくとも、外界では影響を受けない。

 植物の蛋白質は、別の影響下にある。つまり、酸素、窒素、水素、炭素や、外界の自然の気象全体のなかに常在する元素や、更には、酸素、窒素、水素、炭素の4つを媒介する硫黄による働きの影響下にある。

 植物の蛋白質の場合、大気のなかに散在する4つの元素が、動物、もしくは人間の肺、肝臓他が行うことを代わりに行う。人間の生体内のいわゆる自然においては、肺、肝、他の4つの器官に個別的に含まれている働きが、外界の自然においては、形成力という形で、酸素、窒素、水素等の4つの元素のなかに存在している。

 従って、次のような考察が重要となる。



 しかも、これらの元素は、地上の様々な存在のために働き、貢献することで、常に互いに関連し合っている。個別的な事象を観察していくとき、例えば、外界の酸素の働きを、生体内の器官に一致させるなら、酸素の働きは、腎臓-尿器官に一致する。

 外界の炭素が、形成力を展開する際の働きを、生体内にみつけるなら、肺に一致するが、肺といっても、呼吸機能としての肺ではなく、形成機能としての肺に一致する。また窒素は、肝臓に、水素は、心臓に一致する(下図参照)。

med1-18.gif

 逆に、実際、外界の水素は、外界の心臓でもあり、窒素は外界の肝臓といえる。





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Last updated  2012年04月27日 16時20分40秒
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