シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年08月06日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 「ガイヤの法則」でネット検索すれば、すぐにその本に御眼にかかれます。

 この本の著者は、妄想という前提で、かつて人類がもっていた叡智の「ガイヤの法則」を紹介しています。

 どうやら、著書は、スウェデンボルグと似たような経験を、シュメールの神官から、霊的に獲得したようです。私はそれでも、まだ半信半疑といった印象を持っています。

 それでも、この「ガイヤの法則」を紹介するのは、学んでいる人智学とも一致する点が多く、更に現代物理学の究極理論に対する回答らしき記述もみられ、なにより私が探求してきた知見と多くの共通性をもつことにある。

 ガイヤの法則を端的にいえば、宇宙は、スピンと呼ばれる回転運動により成立する、というものである。

 スピンは、現代物理学でいうところの素粒子等がもつ内部角運動量のことで、物質的な拡がりをもたない数学的は無限大のアノマリーを生じる質点の回転運動のことである。

 簡単なイメージを用いると、時空間の渦と捉えるとよいだろう。かってシュタイナーの人智学を紹介するときに、私のイメージできたものと同じである。

 あらゆる現象を、時空間の渦のスピンで記述しようとする理論は、ペンローズのツイスター理論に近いものである。超弦理論は、渦ではなく、トーラス状の弦で記述する点が少し異なる。

 重要な点は、渦が第一義で、時空間が二義的な副次効果である点にある。



 中心の渦が、高次元とつながり、回転運動による円を階層的につくりだし、時空間を生み出している。このイメージから、日本人なら、日本書紀の天地創造の下りを思い出すはずである。

 『ある時、天の神様たちは、イザナギノミコトとイザナミノミコトに「この海の中にふわふわと漂っている国をしっかりと固めて完成させてほしい。」とおっしゃって、天にあるりっぱな矛(ほこ)をお授けになられました。

 そこで、イザナギノミコトとイザナミノミコトは、天からつながっている浮桟橋(うきさんばし)までやって来て、矛を降ろして、下界の海水をゴロゴロと掻き回してから、引き上げてみました。その時に、矛の先からしたたる海水が重なってできたのがオノゴロ島(淡路島)です。

 イザナギノミコトとイザナミノミコトは、その島に天から降り立って、天の神聖な大きな柱をお立てになり、その柱を中心として大きな御殿を作られました。そして、イザナギノミコトは、妻のイザナミノミコトにお尋ねになりました。

 「あなたの身体はどのようになっていますか?」

 「私の身体は、すっかり美しく出来上がっていますが、一カ所だけ出来きれていないところがあります。」

 とイザナミノミコトがお答えになられると、

 「ほう、私の身体もよく出来上がっているが、一カ所だけ出来き過ぎたところがあります。では、私のからだの出来すぎたところをあなたの身体の出来きれないところに刺して、塞いで、この国を生みたいと思うのだが、どうだろうか?」

 「それがよろしいでしょう。」

 とイザナミノミコトもおっしゃいましたので、イザナギノミコトは、

 「では、私とあなたはこの天の御柱(あめのみはしら)を回って出会い、男女の交わりをいたしましょう。私は、右から回るので、あなたは、左から回ってみてください。」



 「まあ、本当にすてきな男性ですね。」

 とおしゃって、その次に夫が、

 「やあ、本当に美しい女性ですね。」

 とおっしゃいました。それぞれが言い終わった後に、イザナギノミコトは、

 「どうも女が先に言うのはしっくりとこない。」


 という下りを、ネット検索から、抜粋してきました。

 つまり、日本列島を、渦の回転運動により生み出した下りが書かれているわけです。

 さて、現代人も、地球が自転しているのは知っていますが、何故に自転しているかの理由がわかっていないわけです。それは、宇宙も自転しているからで、宇宙が、渦から生み出されているのだから、全てが自転しているといっても過言ではないわけです。

 全ては回転運動によりつくりだされている。

 というのが、ガイヤの法則を簡便に述べた表現です。

 だから、生命は流転するわけで、地球も生命体であることがわかります。ヘラクレイトスが言ったとされる「万物は流転する。」は、万物は回転する渦から生まれる、ということになるわけです。

 回転するということで、重要なのは、一元的な渦の中心が、二元的な半径と円周に分かれることです。数学的にいえば、1次元の点が、極座標の、半径と角度の2次元座標に置き換わるわけです。いわゆる、一元的な無から二元的な陰陽に分かれるわけです。

 一元から、二元に分かれる変換を、人智学では、運動霊と表現していますが、神道的な表現でいえば、「舞」となるでしょう。

 日本語でいうなら、「和の舞」です。

 このガイヤの法則を念頭におけば、「大和魂」という言葉の意味が大円を描く舞であることがわかります。「円」といえば、日本の通貨単位でもあります。

 この著者が紹介するシュメールの神官がいうには、シュメールの叡智は、かつての古代日本文化の子孫であり、また、日本文化は、シュメールの叡智とユダヤの叡智の子孫でもあるそうだ。

 この神官の言っていることは、古代ヘブライ語が、日本語と似ていることからもわかる。私は、この古代日本の文化は、イシュタルと呼ばれていた女神信仰にあるのではないかと思っている。

 日本文化は、舞の文化といってもよい。日本人は、神々のために踊ることに熱心である。

 神々の舞により、時間や空間がつくられているのだから、時空間には遺伝子と呼べるような記憶が眠っているはずで、その記憶を引き出すために、舞うのである。時空間の記憶は、人智学では、「アカシャ」として表現している。空間それ自体が記録媒体になっている。

 シュメールの神官は、舞により、人間も時空間を創造できると述べているそうだ。

 舞うことにより、二元的な陰陽を、一元的な中心に帰すことが、これからの人間の役割であるという。空間や時間を、踊ることにより、中心に帰すこと、それは数学的にいえば、三次元の直線世界を、四次元の円の世界に、対立を融合へと変えることにあるそうだ。

 中心にむかって舞い踊り賜れ!

 地球は生きている。地球が生きているのは、地上の空間、時間が回転し、躍動し、陰陽を刻んでいるからである。まず、その陰陽と一体化しないと、生命の根底には参入できないという。

 さて、文化や文明も地球の回転から生じるわけで、地球にもガイヤの法則をあてはめて考えないといけない。

 地球上の文化文明の栄枯盛衰も、ガイヤの法則にあるというから、次に文化文明の渦の回転運動を紹介していく。





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Last updated  2012年08月06日 11時13分51秒
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