シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年08月10日
XML
カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 前回までの話を少しまとめると、人間の内と外をつなげるのが、タオとのつながりで、タオとつながると、超感覚的意識をもち、宇宙原理を快楽として実感するという。これが幸福となる。

 考えてみれば、快楽は、通じることで生じることがわかる。人間の内と外が通じるのは、至上の快楽とも思われる。また男女の営みも、お互いの気持ちが、外から内に通じるから、快楽なのである。

 秘教では、人間の内部は高次元世界につながっているといわれている。だから、外の世界をどこまでもいくと、人間の内部に戻ってくることになる。地平線の先には、人間の内部がある。だから地平線をみると、なんだか懐かしく感じてしまうのだろう。

 この宇宙の原理を知らないから、外の世界の有限性に現代人は拘ってしまうのだろう。現代人は、いわば3次元思考の信者といえる。4次元世界を考えれば、外に進めば、内に返ってくることは容易に理解できる。

 さて、前回の最後のアメノウズメとサルタヒコの関係についてだが、タオの宇宙原理を表現しているように思える。

サルタヒコ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%92%E3%82%B3

 上のウイキペディアには、「天孫降臨の際に道案内をしたということから、道の神、旅人の神とされるようになり、道祖神と同一視された。」とあるように、タオと関係深いことがわかる。

道祖神
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E7%A5%96%E7%A5%9E

 上のウイキペディアには、道祖神が、「男女一対を象徴するものになっている。餅つき(男女の性交を象徴する)などにもその痕跡が残る。」とあるように、また、サルタヒコの鼻が長く、男性器の象徴でもあり、天狗を意味することから、タオの父性を表していることは明白だろう。

 つまり、アメノウズメとサルタヒコは、男女の営みを表現しているように思える。

 例の「タウコード」の著者も、真の老子(タウ)を伝承させられた師から、文明の変革の前には、人間の男女の性の営みの変革が先行すると教えられたと述べている。

 「サルタ」は、古代ヘブライ語では、「サル」は「外に出る、去る」で、「タ」は、「泥土」という意味になるので、「泥土から出て去る」という意味になる。残りの「ヒコ」は、「日子」で、太陽神の子になる。

 だから、土の文明から、出て、海女の渦目(アマノウズメ)の水の文明へと、太陽の子が生まれるということになるのだろう。

 とにかく、土の文明である物質文明が崩壊していくわけで、かつての古代アトランティス時代は、水の文明で、シュタイナーによると、当時の大気は、ミストサウナのような水蒸気の空気だったのが、次第に大気が、空気と水に分離するようになり、現在の大陸と海水に分かれていったという。

 だから、今度は、土から水の文明に回帰するので、古代アトランティスの大洪水の逆になるはずで、大陸が次第に流動化するようになっていくはずである。実際、地震や集中豪雨なども多発化し、土地が水没化していることでわかる。

 そもそも、原子力は、核分裂を利用するので、分裂を増加させることになる。プルトニウムをつくりだすということは、不安定な元素をつくりだすということになり、固体の液状化、気化に等しいわけだ。人類は、自分の首を自分で絞めていることに気づくべきだ!

 核の安定の基に、固体の物質文明があるわけで、核を不安定にすれば、固体の物質文明の死を意味することになる。

 また、男女の性の関係も、草食系といわれるセックスレスな現象が起こっているのをみれば、以前よりも、両性具有化していることを思わせる。



++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 「私は短い間であったが、現代文明社会を体験している。そこには、私たちの村にはない不幸があることも知っている。そしてそれがどこから来るものであるかも、私にはわかる。

 性は命の原点であるだけでなく、宇宙自体の脈動だ。この脈動通りにそれが働くとき、性は決して欲望とはならない。宇宙のリズムからはずれることによってのみ、それは欲望に変わる。

 宇宙の脈動から性をひきはがすもの、それは、自然のリズムに反する社会のあり方だ。現代人のもつ性表現や性欲は、現在の不調和な社会機能に直結している。社会機能と観念は車の両輪のようなものだ。観念が社会機能を形作り、社会機能がまた、人々の観念を形作る。そして同じく観念も性も車の両輪だ。

 性に関する潜在意識は、そのままその人の観念の全体を形作る。そしてまた観念が性のあり方を決定する。こうして、社会システムと性も、車の両輪の関係にある。片方の変化は必ずもう一方をも変容させる。」



 つまり、宇宙原理に従わない現代人の観念と、現代社会のあり方に問題がある。

 「大道廃れて仁義あり」とは、宇宙原理という大道に従わないと、現代社会のように、利己的な仁義が無駄に矢鱈と盛んに議論されるようになるということでもある。人間たちの単なる取り決めが、宇宙に対して何の意味をもつのだろうか?

 それを元に戻す方法が、神道に隠されたタオであり、アメノウズメとサルタヒコの結婚にあるのだろう。

 さて、以前紹介した、神道のサイトから、更に抜き出してみる。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++

F.神の概念
 神道の基礎となるのは、「信仰の対象になる神」に対する信仰ではなく、むしろ、霊的な世界が存在し、そこにはより高く、強く、清く、賢く、ゆかしい方がいらっしゃるに相違ないという、素朴な感覚です。それはまさに感覚と呼ぶのにふさわしいもので、決して、知識や知恵、あるいは理解というようなものではありません。これは、神様のみ姿に似せて造られた、霊的存在者としての、人間の本性の発露、本能の現れです。神道そのものは、本来、偶像というものを持ちませんし、持つことを拒否します。今日でも、どこの神社のどの神殿を調べても、物質的な礼拝の対象物を見つけることはまずありません。「何者がおわしますかは知らねども、ありがたさにぞ涙こぼるる」という句が、このような神道の性質をよくあらわしています。 

++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 上記の『「何者がおわしますかは知らねども、ありがたさにぞ涙こぼるる」という句が、このような神道の性質をよくあらわしています。』というように、目にはみえない存在に対してまでも、イメージできることが、神道の極意である。

 この神道の極意は、タオにつながることができなくなった現代人の感覚では理解困難で、かつての超感覚意識を再び獲得しなければ、到底掴むことが不可能なわけである。

 なにより、巫女のように、アメノウズメのように、自然の母性のリズムにあわせることが鍵となる。

 少なくとも物質感覚を超えて、感性を磨くことが重要となる。タオは、感覚を磨けと人間に呼びかけているようにみえる。

 では、日本人の感覚とは何なのか? 

 それ回答が、神道のなか眠っているタオである。先のサイトから抜書きする。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++

G.影響 
 神道的感覚は、日本人の心理の奥底に深く根付いていて、生活のあらゆる面に、その影響を見ることができます。特に、地方の生活共同体の中においては、神道的な習慣、伝統、様式といったものを無視しては、通常の日本人としての生活をすることさえ無理なほどです。大多数の日本人にとっては、自覚こそしてはいないものの、神道的な伝統、習慣、様式を受け入れることこそ、日本人としてあたりまえのこと、つまり、日本人のアイデンテイテイ、日本人であることの証明なのです。これは、同じように広く行き渡っている仏教には見られないものです。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 上記の「神道的な習慣、伝統、様式といったものを無視しては、通常の日本人としての生活をすることさえ無理なほどです。」とあるように、超感覚的意識の再獲得が現代日本人に求められる。

 再び宇宙原理のタオにつながること。巫女の舞を踊ることが、古代イスラエル人の再来の日本人の役割であることが、神道のなかに眠るタオの秘儀を通じて明らかになってくるものと思われる。

 また、「タオコード」の著者は、「タオの法則」という書籍も書いている。上記の関連から、その1部を抜粋したい。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++

誰かにあこがれ 何かにトキメキを感じた その深さと質の分だけ

あなたは誰かのあこがれとなり 何かの光となる

 自身が外界を認識した通りの認識で自身が決まる。多くの偉大さを観る人は、いずれ、多くの人から尊ばれるだろう。誰かに強くあこがれる人は、いずれ、誰かにとって強いあこがれの対象となるだろう。

 どんなに素晴らしい人間が目の前にいても、心がときめかなければ、いないに等しい。自身には何の変化も起こらないからだ。心がときめく瞬間に、その対象と目に見えない糸で結ばれる。

 この見えない糸があってこそ、内なる発動が起こり、輝きが生じる。輝く人は、輝きを観ることのできる目をもっているがゆえに輝くのだ。

 幸せな運気の人はすべてが輝いて観え、すべてが感謝の対象に観える。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 幸せとは、幸せを感じる能力にある。    





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012年08月10日 15時49分49秒
コメント(0) | コメントを書く
[軟弱日本を斬る!] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: