シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年08月16日
XML
カテゴリ: 神秘体験空間
 聖書で有名な「知恵の実」とは、人間の知識を巧く表現している。知識とは、性を隠すことに思えるからである。

 このことは、「タオコード」という本から理解できる。

知恵の樹
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A5%E6%81%B5%E3%81%AE%E6%A8%B9

 知識とは、性(宇宙に漲るエネルギー)を隠すので、光が当らない闇をつくるから、所有という概念が生まれる。

 知識自体は、光なのだが、光を隠すことで、闇の所有という概念が生まれる。

 なにがいいたいかというと、知識は、宇宙全体にもともとある性を覆い隠すことで、人間のものとできるからである。

 実は、宇宙の性を隠す闇を所有することで、人間の知識は獲得されてきた。だから人間の知識とは、単なる思い込みにすぎないもので、その思い込みが、人間自身を闇として束縛する。

 だから、人間の知識は限定された代物となる。知識は偶像崇拝である。このことを、ソクラテスは、「無知の知」と表現した。神との対話(タオとつながること)なしに、知識など何の役に立つのか?と嘆いた。



++++++++++++++++++++++++++++++++

 『創世記』によれば、人間はエデンの園に生る全ての樹の実は食べても良いが、知恵(善悪の知識)の樹の実だけは、ヤハウェ・エロヒム(エールの複数形)により食べることを禁じられていた(禁断の果実)。なぜなら知恵の樹の実を食べると必ず死ぬからである。

 しかし人間を神に背かせようとする蛇に唆されて、初めにイブが、その次にイブの勧めでアダムが知恵の樹の実を食べたことによって、善悪の知識を得たアダムとイブは、裸の姿を恥ずかしいと思うようになり、イチジクの葉で陰部を隠した。

 それにより神は事の次第を知り、知恵の樹の実を食べた人間が生命の樹の実までも食べ永遠に生きるおそれがあることから、アダムとイブはエデンの園を追放される。この出来事を「失楽園」という。キリスト教徒によれば、この出来事は神に対する不服従の罪であり、原罪とされるが、ユダヤ教徒には「原罪」というものは存在しない。

 この出来事により、人間は必ず死ぬようになり、男には労働の苦役が、女には男に支配され出産の苦しみが、もたらされるようになった。蛇は神の呪いを受け地を這いずることになった(蛇に足が無いことの起源)。

++++++++++++++++++++++++++++++++

 以上の内容を解説しよう。

 「エデンの園に生る全ての樹の実」とは、通例、「生命の樹の実」と呼ばれるもので、霊(精神)を向上させる宇宙の性のようなものと考えられる。古代アトランティスでは、タオと呼ばれていたようだ。

 宇宙の性のタオとは、宇宙の中心であり、いつでもタオとつながってよいと、神は命じている。エデンとは、「神から生まれる」という意味をもつ。それは、男根で象徴化された。

 古い神社の中心には必ず男根のような柱があるはずである。宇宙論でいうなら、ホワイトホールである。

 対して、「知恵(善悪の知識)の樹の実」とは、宇宙の性を隠すことになる。例えば、物質は、太陽光を反射させることで、闇をつくり、情報やエネルギーを分離する。善悪の知識とは、この分離に他ならない。



 人間が、闇をつくればつくるほど、その闇のなかに入り、介入するのが蛇で、悪魔である。だから、日本語では、「魔」とか、「間(ま)」と呼ばれる。出口王仁三郎は、メーソンのことを、「まっそん」と呼んでいる。恐らく、「魔っ孫」という意味なのだろう。悪魔の三代目という意味である。

 「アダムとイブは、裸の姿を恥ずかしいと思うようになり、イチジクの葉で陰部を隠した。」というのは、光から闇を隠した、ということを意味する。光を偽ることで、裸の姿を恥ずかしいと思うのは、光への闇の嫉妬といえる。闇が生じるからこそ、裸の姿がみえる。

 また、闇側からの見方でいえば、性器は、宇宙の性と通じるもので、恥ずかしいものと思うようになる。

 古代人は衣服を纏わなかった。衣服を纏うことは、それだけで、周囲の環境とのつながりや、宇宙とのつながりをなくすことを意味する。例えば、目や耳を塞ぐことと同じである。

 つまり、人間は、宇宙とつながっている感覚を塞ぎ、ある程度、鈍感になることで、知識という闇をつくりだし、自由を獲得してきた。



 このことから、孫悟空とお釈迦様のやりとりが思い浮かぶ。孫悟空は、觔斗雲(きんとうん)を使って、お釈迦様の掌から抜け出せたと思ったが、実は抜け出せていなかった、という話である。

孫悟空とお釈迦様の智慧比べ
http://d.hatena.ne.jp/shuu33jp/20110705/1309865748

 この話を、人間の意識の捉え方から考えると興味深い。觔斗雲(きんとうん)とは、闇をつくる覚醒意識のことで、覚醒意識上の自由とは、実は制限された自由であって、闇の上での自由を意味している。

 覚醒意識上の自由は、それよりも広大な潜在意識を超えることはできない。

 このことは、服装上のおしゃれが、それを着る人間全体の外見を超えることができないのと同じである。全体の外見があるからこそ、服装上のおしゃれが意味をもつ。

 人間の知識とは所詮、そのようなものなのである。

 例えば、全体の外見を考慮しない服装上のおしゃれは単なる野暮でしかない。

 そのような限定された知識により、人間は、無謀にも、宇宙全体を闇で覆い隠そうとするような暴挙に出るので、人間は、光の国での闇ウイルスとなり、神は、人間以外の生物や光の維持のために、人間を闇の世界(現界)に追放した。

 そして、「この出来事により、人間は必ず死ぬようになり、男には労働の苦役が、女には男に支配され出産の苦しみが、もたらされるようになった。蛇は神の呪いを受け地を這いずることになった。」

 つまり、人間は、光の子でもあり、闇の覚醒意識だけでは存在できないので、眠ることで、肉体から抜け出し、潜在意識を通じて宇宙とつながり、徐々に闇を捨てていくことで、最後は、覚醒意識の死を迎える存在となれる。

 闇から生まれた覚醒意識は、光と対立するしかないので、知識という闇を基にして、男には、闇の獲得における競争原理という労働の苦役が課され、女には、闇の支配が課され、人間が、闇を捨て去るには、この世に転生することが必要なので、闇のなかに闇を持ち込むから、共鳴して、苦しみがもたらされる。

 そして、蛇は、闇の世界から出られず、光とは相容れないものだから、天にはいけずに、闇という地上を這いずり回り、人間を唆して闇のなかで支配するしかなくなる。

 これが原罪である。

 この原罪への報いは、本当の愛を知ることで、キリストがタオとして示した赦す行為といえるだろう。

 例えば、「一方の頬を打たれたら、もう一方の頬を差し出しなさい。」とキリストは述べているが、これは、陽には、陰を割り当てなさい、ということにも思えてくる。

 「タオコード」の著者も述べているが、タオ、つまり老子と、キリストの説く意味は一致している。

 知識に対して、知識で応じれば、対立を生むだけで、悪魔の介入を招くから、知識を捨てなければいけない。

 闇の所有ではなく、愛を感じる能力、光の吸収、受容が、人類の次の課題となるだろう。闇を所有し続けてきた人類は、いま愛の不感症状態といえる。

 宇宙の愛を感じられないのは、それを感じる能力を自己教育していないからである。開発していないからである。

 このことは、「タオコード」という本を読めば明らかになる。

 人類は、競い合って闇の知識を獲得してきたので、益々盲目になり、不感症になってきた。自然破壊をなんとも思わない人類の増殖、特に日本人の少子化問題は、日本人の自然への不感症のせいといえる。

 出口王仁三郎は、人間は精霊といっているが、「タオコード」のなかの叡智に満ちた老人も、人間を精霊といっている。人間は、空間から生まれるのである。

 古代では、精霊に富んだ空間は、女性器に喩えられてきた。だから、男性器と同様に、女性器のように、人体を、宇宙の愛を感じる感覚体に変えることが、人間の課題とされたようだ。

 それは古代エジプトでも同じで、古代遺跡の奥には必ずといってよいほど、性の象徴が描かれている。

 人間は、精霊に富んだ空間から生まれるが、それは自然の愛のことであり、女性は、その愛を感じることで、自らのなかに女性器をそのまま形作った。だから、女性器は、花弁にそっくりなのである。植物の花弁は、宇宙の愛を感じる形で、能力なのである。

 対して、男性器は、天に通じる柱といえる。先が丸いのは、宇宙の回転の中心を意味するのだろう。すなわち、天を象徴化したものだ。

 だからこそ、闇の知識などよりも、光を感じる愛の能力が人間には必要なのである。

 闇の知識のために、人類が次第に馬鹿になり、盲目になってきたことを続けて紹介していく。 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012年08月16日 14時31分08秒
コメント(0) | コメントを書く
[神秘体験空間] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: