シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年09月13日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 前回と前々回の老子の第16章の幸福になる秘訣と、第37章の幸福を感じる能力を高める方法から、老子が、幸福の使者であることがわかるだろう。

 人間は、幸福になるために、この世に生まれてきたわけで、幸福の能力をすでにもっている。仏教では、幸福を仏に置き換えているだけにすぎない。

 宇宙は、幸福の信号に満ち溢れている。ただ適度に、チャンネルを合わせるだけでいいのだ!

 ほとんどの人は、チャンネルの合わせ方を独自に設定し、間違えてしまうので、幸福を感じられず、不幸に感じてしまう。宇宙の信号の受け取り方を間違えているだけにすぎない。

 例えば、良いことをすれば気持ちがいいし、満ち足りた安心感を感じ、悪いことをすれば気まずく、居心地の悪さを感じるのが普通である。それは、人間のなかに、宇宙の信号を受け取る感覚器があることを意味し、宇宙の信号を感じとれないと、感性が普通ではなくなる。

 結局のところ、感じられるか、感じられないかの感性の問題となる。自分に感性がないのに、その感性を、他者に求めても無意味なだけである。金銭で買おうとしても、自分のものではないので、かえって無駄な努力に終わるだけである。

 無駄なことをして、かえって、宇宙の幸福の信号を感じられなくなり、死んでしまえば、宇宙から益々孤立するだけなのに!

 「金持ちが天国にいくのは困難だ!」とキリストがいったのは、金銭と幸福は全く無関係であるという意味である。感性は金銭では買えないばかりか、金銭で買おうとすればするほど、逆に、益々幸福の感性を失っていくからである。

 それに、幸福を感じる能力は、十人十色で、千差万別だからである。



 老子が説くように、万物は、陽と陰からなるということは、互いが補完し合う関係になっているということになる。男は女に快を感じ、女は男に快を感じるわけである。異質ということは、感じる能力を広く高めることができる。

 もし、同質であったならどうだろう、感性は限定され、狭くそのままに留まってしまうから、宇宙の進化から、ついには取り残され、逸脱してしまう。不感症になってしまう。

 宇宙の進化につながることが、タオにつながることだ!

 宇宙の進化の信号は至る所から地球にやってくるが、どんなに信号を外から発せられようが、本人に受け取る意志がなく、不感症であるなら、もはや闇のように光が届かない存在となる。広大な宇宙のなかで、独房に入ったも同然の存在となる。

 そのような悪魔の存在とならないために、老子は、第16章と、第37章で、幸福を説いている。

 第16章で、老子が説くのは、幸福の感覚器を開発するには、現状の肯定が前提になることで、現状は、自分に由来することを自覚することに思われる。

 自分の本質が、現状をつくってきたのであるから、全ては自分の責任である。

 自分の責任であるなら、自分で責任をとらなければいけないわけで、それは自分を変えることになり、周囲に合わせ、周囲と協調して、宇宙全体の進化の方向に沿うことになる。

 大きな流れに身を委ねれば、そのまま運んでくれるので、そのまま幸福になる。

 具体的にいえば、新しい変化に身を委ねることなどである。

 宇宙や大自然が与えてくれるものをそのまま成就することが肝要である。



 夏になっても厚着をしていたら苦しいだけである。季節の変化に応じて装いを変えるように、時代の変化に応じて、自身を変えていかなければ快は得られず、不快となる。

 古い自己を捨て、絶えず新しくしていくことが幸福の秘訣なのである。

 毎日毎日退屈だという人が多いが、それは自分が古い自己を捨てないからである。

 なぜ、人は、ジェットコースターやバンジージャンプのような冒険を試みるのだろうか?

 一時、古い自己が捨てられ、新しい世界を体験できるからである。



 進化成長の原則とは、古い自己を捨てることなのだ! 

 それが、無我の境地に達する秘訣で、老子の第47章に説かれている。

 次は、老子の第47章を紹介したい。 





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Last updated  2012年09月14日 10時38分25秒
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