シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2013年01月16日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 久しぶりに、シュタイナーの要約を再開します。

 さて、アンモニア塩の血液形成への移行(転換)を洞察する場合、アンモニア塩を追跡すると、血液をアルカリ化することがわかる。アンモニア塩は、アルカリ化へと進む途上で、(横隔膜の下の)下部組織から上部組織にまで作用を及ぼし、上部組織のなかに反作用を引き起こす。

 興味深いことに、下部の作用から、上部の反作用が生じる、という完全な反転が起こる。この反転は、例えば以下のように特徴づけられる。

 下部の消化領域において、上部の知覚に属する味覚の働きが起こるが、下部組織が味覚への傾向を過度に呈しはじめると、今度は逆に、上部組織では、知覚の働きに向かう傾向を呈し始める。

 すると、その結果、アストラル体から反作用が発せられ、今度は逆に、下部から、上部にも反作用が始まる。

 その結果、上部では、例えば、[Flimmer epithelien](顫動?)上皮が刺激され、激しく運動するようになって、肺の分泌が促進される。

肺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%BA

 上部の肺では、下部の消化活動とは、逆の運動が行なわれる。下部の消化の際の溶解を通じて、上部の肺の運動が刺激される。すなわち、溶解物を球状に包み込む肝臓の働きを通じて、肝臓の上に位置する、肺の活動が刺激され、結果として、下部の消化による溶解に次いで、上部の肺の分泌が引き起こされる。



 例えば、水銀の周囲で蒸発している液体と比較すれば、この活発に蒸発(分泌)する液体の働きは、硫黄による燐作用と呼ぶことができる。

 この硫黄による燐作用は、いわば硫黄という非器官が燐による炎症を呈する場合に捉えられるが、これを液体の蒸発に喩えることができる。このようなイメージは、上下で対極となっている器官、つまり下部組織のなかで活動する肝臓などの器官と、上部組織の肺などの器官との間に展開する活動像を得るのに有効である。

 このような人体内の活動像を獲得できれば、これらの器官活動のなかに、外界から取り入れることができる概念の形成方法も獲得できる。このような概念形成を推し進めれば、以下のような水準にまで到達できる。

 以前、述べた講義内容を思い出すなら、歯の形成過程(プロセス)から生じる事象全般は、人体の非常に末端の活動の結果から生じることが洞察できる。だから、人体の末端の活動も、これまで特徴を述べてきたように即座に、外的な鉱物化の活動と一致するが、是非、この意味を誤解しないで欲しい。

 この意味は、些か誤解を招きやすい。歯の形成過程は、人体の末端的な活動の結果なので、歯の形成過程のなかで鉱物化して現われてくる事象、例えば、歯の悪化が問題となるなら、外的な物質的な技術、いわゆる歯科技巧的な治療を通じて、歯の改善に働きかけることが可能なのは当然で、外からでなければ、歯の治療は困難となる。

 つまり、人体外での鉱物化の過程は、やはり機械(物質)的に扱う他はなく、歯の改善等は、機械(物質)的な治療に含まれる。つまり、歯が悪くなったときの歯の補填等については、機械(物質)的な処置を第一に考慮することが当然で、歯についていえば、ある段階から、もはや人体内からの処置等などはできない。

 けれども、歯の鉱物化の根底となる過程(プロセス)、いわゆるフッ素の形成過程(プロセス)は、人体内から処置する必要があり、人体組織にとっても必須の過程(プロセス)である。だから、歯が健康である限り、フッ素の形成過程(プロセス)が、歯の活動から、補完されなければならない。

 このフッ素過程の補完は、ある方法で作り出せる。ただ、先ほど特徴を述べた逆転(反転)の過程(プロセス)を正しく考慮する必要がある。

 では、そもそも、歯の発生とは、一体何なのか? 

 事実に即して観察してみれば、歯の発生とは、内から外への鉱物化の過程(プロセス)であることがわかる。永久歯が総て生え揃ってしまうと、この他ならぬ鉱物化の過程(プロセス)を外へと推進する経過は、ある目標に到達する。

 すると、この経過の目標到達に対して、今度は逆に、内へと反射する性的な成熟化の経過が現われてくる。この歯の形成過程(プロセス)と、性的な成熟過程(プロセス)の2つの経過は、リズムとして、相互に作用しあう対極の過程(プロセス)なのである。



 この別の過程とは、腸の蠕動運動[peristalsis bewegung]である。

 この2つの過程は、相互に密接に関わり合っている。つまり、この蠕動運動に属する過程、他方では、歯の形成を司る過程と、密接に関わり合っている。この腸の運動は、人体のフッ素の利用と密接に関係する。

 だから、次のような結論に到達する。この腸の運動が、各個人に適した状態よりも、一般的に速く、集中的に行われると、特にフッ素が人体のなかで正常に働くべき過程全般に対して影響を与え、歯を損なうような効果を及ぼす。

 従って、歯の治療に必要なことは、歯が損なわれていることに、歯科医師が気づいたら、消化の働きが、あまり速く急激に集中しないように指示を与えることである。患者が、職業上可能なら、外的、機械的な安静を命じるか、消化を鎮める薬などを与えることで、腸の過度の運動の働きを幾分抑えることなどの指示が必要となってくる。

 (シュタイナーによると、歯はフッ素の吸収器官であるという。フッ素を吸収しすぎると、馬鹿になるので、馬鹿にならないように、歯が損なわれるという。






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Last updated  2013年01月16日 16時08分26秒
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