シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2013年06月14日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 人体内の腸内植物に並行して、外の自然のなかにある植物の成長力を生じる経過のなかに、人間が、腸内植物から取り出している再生力が潜んでいる。

 戸外で、山や草原の植物を眺めるとき、本当は次のように考えるべきである。

 この植物のなかには、人間の体験や感情のなかで生き、思考として発展する再生力が潜んでいる。

 (人間は、外界の植物の再生力、いわば成長プログラムを取り出してきて、思考を行なっている。)

 従って、人体の腸内植物は、外の植物とは異なる。外の植物からは再生力が取り出されていないからで、外の植物のなかにある思考(再生力)は、植物の茎、葉、花の内に潜んだままである。

 以上のことから、花や葉のなかを支配する(再生)力と、人間が腸内植物を抑制する際に、自身のなかに取り出す(再生)力との親密性についての理解が得られる。人間は、腸内植物に再生力を委ねず、腸内植物から再生力を奪いとる。

 腸内植物から、再生力を奪い取らなければ、人間は、思考できなかった。外の植物が持つ(再生)力を、人間は、自らの腸内植物から奪い取る。

 動物においても事情は変わらない。これまで述べてきたような事実の洞察なくしては、人体と植物薬との関係に到達できないのと同様に、動物界のなかで様々な動物の形態を与えている力を、人間が、腸内動物から取り出す事実について認識できなければ、血清を治療に用いるための正しい理解に到達できない。

 以上のことからわかるが、人間と環境との関係を真に見据えないことには、病気の治療についての原理を理解し、体系化することは不可能である。更にもう1つ、非常に重要なことを指摘したい。



 さて、この唾吐きの禁止が滑稽なのは、誰もが知るべきことだが、細菌や結核菌などは、至極ありきたりの太陽光の拡散により短時間で殺されてしまうので、適度な時間が経った後に、痰を調べれば、痰のなかの結核菌はすでに死滅しているはずである。

 太陽光線は即座に、細菌を殺傷するので、医学上の通例が正しい場合でも、唾吐きの禁止は行き過ぎで非常に滑稽に思える。唾吐きの禁止は、せいぜい、一般的な衛生という面では意味もあるだろうが、広義の予防学にとっては全く意味のないことである。

 けれども、事実を正しく評価するなら、太陽光線の殺菌力の話は非常に大きな意味を持つ。なぜなら、この話から、結核のような、動物ないし植物に属する、いわゆる細菌は太陽光線の下では自らの生命を維持できないことを示すからである。

 細菌は太陽光線下では、自らを維持できない。太陽光線は、病原菌の生存には都合が悪い。

 では、細菌が自らを維持できるのはどのような状況だろうか?

 それは、人体内にいるときである。ではなぜ、人体内でなら自らを維持できるのか?

 細菌を、本質的に有害のように見なすのではなく、細菌が体内で活動する状況を探究すべきであり、その際、注意が払われていないものがある。人間は絶えず光に囲まれている。この光は、自然科学からの記憶では、外界の生物の発育にとって非常に大きな意味を持っている。

 とりわけ、光は植物全体の発育にとって非常に大きな意味を持っている。人間は、この光に囲まれているが、人体と外界との境目において、この光、つまり人智学徒には純粋なエーテルに、非常に重要なことが生じている。

 つまり、光が変化(変容)させられている。

 人体内では、光が変化させられる必要がある。人体内で、植物化が阻止され、すなわち、植物化の経過がいわば中断され、炭酸の発生過程により植物化に抵抗する働きかけがなされるのと同じように、光のなかの殺傷力も、人間によって中断される。

 従って、人体内の光を探究すれば、外の光とは別の、つまり変容した光があるに違いない。



 人間は光を別のものに変える。太陽光線の下では直ぐに死んでしまう結核菌が、人体内ではよく生存することは、次のような事実を、正しく評価すれば、端的に証明できる。その事実とは、人体内に生じる変容光によりつくられるもののなかに、結核菌の生存因子(要素)があり、すなわち、結核菌が内部で増殖するときは、変容光になんらかの異常がある、ということである。

 更に、体内の変容光から出発し、結核の原因を探れば、結核菌は常在するが、通常、人間は結核菌を体内に沢山取り込むことはないので、変容光について本来起こるべきでない異常が起こっている、という事実が理解できる。

 実際、結核菌は常在する。ただ通常は十分な数でないというだけで、人間が結核に屈服すると夥しく増殖する。体内で変容した太陽光線に異常がない限り、通常、体内に結核菌が見つかるわけではない。

 さて、またも、上述のような人体内での太陽光線の変容についての研究により、多数の学位論文等などが書けるが、そこから、実際の経験的な事実を集約することで、次のような知見を、比較的容易に引き出せるが、いまは、ただその観点を与えるだけにする。

 「結核菌の増殖に適した状態とは、太陽光線を体内に十分に取り入れることができないか、もしくは生活習慣のために十分な太陽光線を得ていないため、体内に入ってきた太陽光線と、体内で加工し、変容させた太陽光線との間の均衡が崩れ、自分のなかに備蓄していた変容光から、貯えを引き出さざるを得ない場合が考えられる。」



 太陽の変容光は、人体にとって必須である。

 (キリストが、人間は神の子である、といったのは、太陽の子である、という意味でもある。勿論、父は、太陽である。)





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Last updated  2013年06月14日 14時38分39秒
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