シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2013年09月21日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 前回の続き。ラムサの話を紹介してきたが、最近、巷で人気の「半沢直樹」という銀行マンのドラマの主人公に、ラムサの唯一の転生が似ている気がしてきた。

 ラムサの唯一の転生は、以前紹介したが以下に再掲する。

 ☆  ☆  ☆

 アトランティス大陸の水没直前、「最後の百年間」と呼ばれる時代にアトランティア南部の最大の港湾都市オナイのスラムに、レムリア人の巡礼の子として生まれたラムサの生涯はいかにも強烈だった。

 当時のアトランティアは腐敗に腐敗を重ね、そこでレムリア人は「大地の排泄物、街を歩く野良犬にも劣る存在として扱われていた」という。

 (父は誰だかわからない家庭にラムサは生まれ、極度の貧困で、母子はラムサが盗んだもので、飢えをしのいだが、妹のお産のために母は死に、妹も後に栄養失調で死んだという。)

 母親と妹の亡骸を荼毘に付した幼い少年のラムサは、そのような運命を強いた「未知の神」を責めることはしなかったが、「責めはしないが、心の底から憎んでいた!」という。

 (ラムサは神を憎み、神と闘って倒すために、ある山に登ったが、神がいっこうに現われなかったので、とうとう嘆き悲しみ、全身から涙を流した後に、一瞬だけ女神が現われて、巨大な剣を渡したという。)



 (女神から与えられた巨剣をもって山を下り、暴政を行なう暴君に闘いを挑み、倒していったという。その道中で、暴政の犠牲となっていた人々の英雄となり、勢力を拡大していったという。)

 彼は憑かれたような存在となった。人間の暴政を軽蔑する野蛮人となった。人を憎み、つねに死を覚悟して戦った。だがおかしなことに、恐れがまったくないところには、勝利と征服が訪れた。かくして彼は偉大な征服者となった。

 (彼は、征服者を憎むことで、自分がその征服者になった愚かさを知るようになる。)

 そしてついに瀕死の重傷を負い、彼は深い内省の時を迎える。

 この世に生きる人間に彼が師と仰ぎたい者はいなかった。破壊と戦争の真っ直中にあって、彼はひたすら周囲の人間や自然を観察することで「未知の神」を求めた。

 ☆  ☆  ☆

 対して、半沢直樹の父は、小企業経営者で、出世権力志向の銀行マンに融資を打ち切られ、自殺する。この銀行マンが、現代の物質文明の砦といえる金融帝国の暴君に成り上がっていく。

 直樹は、父の復讐を決意し、巨悪に闘いを挑むために、金融帝国に潜りこみ、復讐を遂げていく。

 というのが、このドラマの大まかなストーリーなのだが、このドラマは、現代の物質文明の愚かさを象徴的に描写している。

 また、現代物質文明の代表的な宣伝媒体であるマスゴミが、大企業斡旋の金儲けのために、このドラマをつくっているという現代の構図がいかにも皮肉である。



 「このままでは、獣になってしまうから、誰か、俺の暴走をとめてくれ、誰か、自分を倒してくれ!」

 と言っているようなものである。

 それに、最終回を迎えるにあたり、将来の敵となるネットで宣伝まではじめるのだから、現代物質文明の軽薄さが現われている。

 このようなドラマが流行るのは、物質文明崩壊の時代を迎えることの暗示だろう。

 大企業だけが他を犠牲にして太っていくような現状は人類の力で克服しなければいけない。江戸時代が平和だったのは、監督していた徳川家が、大藩を潰したからである。しかし、その徳川家も大きくなりすぎて、最後は長州毛利家と薩摩島津家に潰されてしまう。



 半沢直樹は、さしずめ、現代に置き換えた織田信長などのドラマなのである。

 さて、ラムサの話を続ける。

 ☆  ☆  ☆

知るということ 2 [ラムサ―真・聖なる預言]

 万有を知ることがどうしてできるのかを理解するためには、万有が、神の精神である思考から生じてくるだけでなく、万有が固有の想念を発しており、その想念を、神の精神へと返していることをまず理解しなくてはならない。

 あらゆるものは周囲に光の場を持っている。光の輪によって囲まれていないものはない。光が思考の像を保持し、観念を物質という形態へと創造していくからだ。その光の場を通して、個々のものは、思考を発し、それを「意識の流れ」、あるいは「思考の河」と呼ばれるものへと返す。この「意識の流れ」、「思考の河」が神の精神なのだ。

 カーペットを見てみよう。植物を、光を、あるいは靴の革を、自分の手や、他の人を見てみよう。そこに共通するのは何だろうか。それらは全て存在している。そして、存在することで、個々のものは、その存在から各々独自の思考を発するだけでなく、その周囲にある全てを意識する「気づき」も発している。

 これが、「集合知覚」と呼ばれるものである。カーペットがそのデザインの色や、その上に誰が座っているかを知り、植物が部屋に「気づいて」いるなかで、この「気づき」は、その存在の光を通して、大きな「意識の流れ」へと注がれている。そして、一瞬一瞬の気づきは変化している。万有の「思考の河」である神は、常に拡張し、動いているからだ。

 全ての星座から塵の一粒まで、見える、見えないに関わらず、この宇宙、また全宇宙の万有は想念を発し、それを神の精神へと送っている。万有はもともと、神の精神からやってきているからだ。全ては思考(神)へと戻っていく。そして、これが、「知る」という知覚の仕組みなのだ。

 貴方には、全知に足るべく知る力がある、というのは一体どういうことだろうか?

 貴方の肉体は、オーラ、あるいはオーラの場と呼ばれる素晴らしい光の場に包まれている。オーラとは、貴方の化身の物質を包み、それを一つにまとめている光の場のことだ。キルリアン写真という方法を通じて、この世界の科学者は、はじめて、オーラの光の場をカメラに収めている。

キルリアン写真
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E5%86%99%E7%9C%9F

 だが、貴方の体を包んでいる電磁場はまだある。オーラというのは、身体を包んでいる青色の光の輪から、思考に至るまで無限に続いているからだ。

 オーラは貴方という存在の精神だ。貴方の精神、あるいは私が貴方の神と呼ぶものは、万有を知る大きな「意識の流れ」である神の心と直接つながっている。オーラの一部は、極めて強いプラスとマイナスの電磁場である。

 この電磁場を超えると、電磁場にはもはや(プラスマイナスの)極がなくなり、1つの光の融合の領域、純粋なエネルギーとなる。この光の領域は、「理解」から発生する全想念を、この広大で強力な場のなかに伝える。

 どの想念を、貴方が知るようになるかは、貴方の思考により決められる。貴方のオーラのなかの電磁場が、貴方の思考に従って、特定の想念を引きつけるからである。

 貴方の精神は、けっして動きを止めず、変化を続けていく「思考の河」の瀬にある篩(ふるい)のようなものだ。精神という光を通して、貴方は全知識が存在する場である「思考の流れ」、すなわち神の心を受け取る立場にある。

 つまり、貴方は全てを知り、理解できる力を持っている。なぜなら、貴方は、「知識の河」、すなわち全意識の途切れなき流れ(神)の中に存在しているからだ。

 ☆  ☆  ☆

 次回に続く。





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Last updated  2013年09月21日 11時28分48秒
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