シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2013年10月01日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 これまで述べてきた話は、地球や宇宙という環境への人間の適応について、第一に基礎とすべきものだったが、どちらかといえば空間的なものだった。この空間を、時間的なものに結びつける必要がある。

 というのも、人間の人生全体を、時間的経過にて観察すべきで、人生は大まかに、幼年期、成年期、老年期と大別でき、この3要素が、個々の器官に関係する形で、各個人の人生を形作るからである。

 これまで獲得してきた知見を基に、更に超感覚的な事象に結び付ける必要がある。そうすることではじめて、個別の疾患について観察でき、アプローチできる。

 特に注意を喚起したいのは、幼年期の教育、つまり誕生から歯の生え変わり(大体7歳)までの期間と、歯の生え変わりから性的成熟期までの期間などの年齢差の考慮や、人生全般、いわゆる誕生から死までを医学的観点から考えることである。

 既に述べたような人智学者の慣用表現を用いるが、この表現に決定したわけでなく、最終的には、先に進んだときに、一般の人にもわかるような易しい翻訳による表現にできればよい。

 子供の観察の際に、明確に知っておくべき注意点とは、幼年期(7歳あたり)を過ぎてから、人智学の慣用表現の「自我」や「アストラル体」のなかの機能が加えられる事実である。この機能は、幼年期を過ぎたあたりから、器官のなかに加えられた後、弾力性に富む柔軟な器官とともに実際に活動を行っていく。

 従って、当然のごとく、幼年期を過ぎた頃から、低次の(肉体の)機能に高次の(エーテル体などの)機能が加わることで起こる障害が現われてくる。この障害は特に7歳から大体14、15、16歳にかけて、性的成熟を目指して、物質体に対して、エーテル体が支配的な立場を獲得する時期に相当する。

 このとき、物質体とエーテル体の流れが噛み合わない可能性が様々な形で出現する。実際、本質的な意味での、アストラル体の課題とは、物質体とエーテル体の両者の流れに均衡をもたらすべく働きかけることなのである。

 物質体とエーテル体が共に働かないときは、しばしばアストラル体が力を強化する必要性が生じる。その際、アストラル体が十分な力を持たないと、外(物質)的な手段等が必要な症状が現われてくる。従って、幼年期以降に、例えば舞踏病[Chorea]のような、いわば物質力の放出というような症状が現われてくることなどがわかる。

舞踏病
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E8%88%9E%E8%B8%8F%E7%97%85/

ハンチントン病
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3%E7%97%85

 以上のように物質的な器官のなかで起こる症状の他に、心的な障害を伴う疾患は、物質体とエーテル体の力の流れの調停を行なうアストラル体の活動に関係する。

 更に舞踏病と同様の症状が妊婦にも現われる事実から、上記の症状が、アストラル体の活動に関わることが自明であることがわかる。なぜなら、妊娠によって、物質体とエーテル体の力の流れの調和が妨げられ、幼年期以降のアストラル体が必要とする調和力と同じ力を、妊婦のアストラル体も必要とするからである。

 (物質体は、低次元の物質波からなり、エーテル体は、高次元の非物質波からなるから、両者の性質は、全く相反するが、その両者を統合すべき役割を、アストラル体が担う。幼年期を過ぎると、エーテル体が物質体を支配するようになるので、その調整が必要となる。

 また、妊婦は、新しい霊魂が、母胎に加わるので、その調整が必要となる。松果体が主に関係しているように思える。7歳を過ぎてから松果体が縮小するのは、石灰化するせいだろう。錬金術でいう「塩化する」ことに相当するのだろう。)

 従って、14歳近辺の子供に現われ、また妊娠の際に付随する症状となるような病気には、アストラル体の効力、つまり、アストラル体の機能を強め、物質体とエーテル体の流れに均衡をもたらす方向へと落ち着くようにする薬を探す必要がある。

 このために、年齢を考慮に入れることが大切だと強調してきたわけだが、例えば、多発性関節炎[Polyarthritis]や、それに類する症状を呈する傾向のある疾患の本質的な発病期が、14、15、16歳から20歳の終わりであることが、アストラル体のこの調整力との関係からもわかる。

多発性関節炎
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E7%99%BA%E6%80%A7%E9%96%A2%E7%AF%80%E7%82%8E

 この時期には、物質体とエーテル体に対して、アストラル体が、正しい関係に位置づけられる必要があるため、例えば、幼年期を過ぎても、アストラル体の準備が不十分なら、アストラル体が正しい関係を構築できずに、結果として、この時期から、多発性関節炎等の症状が現われてくる。

 (物質体と、エーテル体の流れがスムーズでないと、その境界の特に関節に支障をきたすので、その調整力が、アストラル体に求められるが、それが十分でないと、上記のような疾患が生じてくる。

 物質体にエーテル体の機能が加わる性的な成熟期と、新しい霊魂が母胎に加わる妊娠期にそのような調整力が求められるので、起こりやすい。思考に柔軟性を欠く人に関節炎が起こりやすいのも、このせいに思われる。)





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Last updated  2013年10月01日 09時36分41秒
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