シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年01月08日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 歴史を学べば、人の下に人をつくろうとする権威者というのが、支配欲が旺盛で、その支配欲が、傲慢なエゴに由来することがわかる。だから、人類が平和に暮らすためには、エゴの研究が必須であることがわかる。

 シュタイナーが説く「万人による万人の戦い」は、偶像崇拝により、エゴが肥大していく結果想定されることに思われる。単純にいえば、我侭である。例えば、現代人の最たる特質は巨万の富を築きたがるが、それが虚像であることを理解できないでいることにある。

 天文学的な資産を築いていても、人類平和に何一つその資産を費やそうとはしない、税金逃ればかりをする馬鹿で愚かな金持ちが沢山いることがその証である。その正体は、人類が滅んでも、自分だけは生き残りたいというような幻想を抱くエゴの持ち主である。

 国家が滅んでも、自分が生活できればいいというのが、このエゴの持ち主なのである。このようなエゴの持ち主が、人生で挫折して自ら悟らない限りは、悪事を繰り返すだけである。

 このような愚か者は、国家があるから自分もあることに気づいていないのである。国家と自分が運命共同体であることに気づいていない。あのお馬鹿王のルイ14世だって、「朕は国家なり」といっているではないか? いわんや平民をや、である。平民がいなければ王もないし、国家もない。

 さて、俗にいうエゴとは、行き過ぎた自己愛に由来するものと思われるが、自己というものがなんなのかがわかれば、愛の本質もわかるように思える。

 そこで、神秘学的に、自己を考えてみる。

 そもそも、なぜ人は、自分を自分と選別できるのだろうか?

 つまり自己の意識とは何なのかである。



 一連の天体運動や自然の営みのなかから、なぜ自分という生命体を選出できるのか?

 それこそ、神ではないか、と思うわけである。

 神のツールというべき、自己の意識を、人間が与えられているから、自己があると、神秘学では考えられる。

 その答えが、「エヘイエ アシェル エヘイエ『I am that I am』」であろう。

 つまり、意訳すると、「神が〔私〕と思うからこそ、人が〔私〕と思える。」となるようにみえる。

 そこで、この意識の働きを、以前紹介したドリール著の「カバラの真義」からの生命の樹を用いて考えてみる。

 ☆  ☆  ☆

 原初には、「ホア(Hoa)」という「原始の一者」、「秘密のなかの秘密」、「神々の神」、「アイン(Ain)」と呼ばれる存在のみがあった。宇宙は、ホアが、様々な側面をもって表現したもので、それは、宇宙根源「生命の樹」が存在する領域のことを云う。

 (このホアを、自己の意識と考えると興味深い。)

 アイン(ホア)は、総ての存在の根源であり、大なり小なり総てのものに浸透している。だからアインは、総ての創造と非創造の両者なのである。

 実質、本質、知性は、アインの非創造からの顕現で、純粋な本質のアインは、創造も非創造もどちらも持たず、ただ、法則そのものを体現している。



 総てのものは、アインから生まれ、最後にはアインへと帰る。「アイン」とは、宇宙根源の「生命の樹」が誕生した場所で、地球の物質(3次元)界は、非創造から顕現した世界である。

 (全てはアインの自己の意識から生まれ、自己の意識が展開する見取り図が生命の樹に思える。自己の意識が土台となって、自己の意識が様々に展開する生命の樹、つまり多次元世界が誕生した。物質界は、自己意識を捨てたことから、現われた暗闇の世界といえる。だから、物質界は「無」から生じるといわれる。)

 アインとはまた、あらゆる側面の中立的な状態を保ち、どちらか一方に偏ることはない。

 それが、宇宙の法則というものである、と告げられている。

 (宇宙という自己の意識から全てが生まれたので、全てが自己なので、自己が自己に帰るには、カルマが生じ、必ずバランスがとられるようになっている。つまり、自己に埋没しすぎると、自己を捨てざるをえなくなり、逆に自己を捨てると、自己に戻ってくる。簡単にいうと、自己と非自己をバランスするのも自己ということである。)



 宇宙根源の「生命の樹」が誕生してから、正確に、7年後のこと。アインは、「古代のなかの古代」であり、古代の象徴では、「閉じた目」として象徴化されていた。

 アインが、創造、顕現した時には「開いた目」で象徴された。

 既存の地球物質(3次元)界では、「ひとつ目」とは、闇の勢力により悪用されて来たので、「邪悪な(ルシファーの)目」の象徴となっているが、本来の意味においては、「創造の目」である。

 (アインの自己意識が、非自己とした際に、闇が生まれ、物質界ができた。)

 アインはまた、永遠のシンボルたる円によって象徴され、それは単に宇宙の中心だけでなく、その領域をも象徴する。

 アインの中に形成された総てのものは、結局は、分解崩壊して「第一原理」たるアインに帰属してしまうのだから有限なのである。

 既存の地球物質(3次元)界は、有限の代表的な世界である。

 だが、アインそのものは、総ての原初と究極の双方であるから、無限なのである。

 アインの外側には何もない。真空さえもない。だから、総てのものは、アインのシンボルたる円の円周内にある。円の内部で総ての創造と分解とが起こる。

 (自己意識のなかで全てがおこなわれる。)

 こんなわけだから、この円は、しばしば、「宇宙卵」で象徴される。この「宇宙卵」は、必要な周期(営み)が終わるまでは不滅で、いつか、総てのものは究極根源にまで帰る。

 アインは、あらゆるものから、究極の結界によって守護され、全宇宙の何者であろうとも、結界を破ることは出来ない。つまり、この結界と、また、アインの外側については、究極の秘密がある。

 この秘密について、どうしても知りたいのなら、地球の「内部世界(心)」に入るしかない。

 アインとは、「一なる存在のいる場所」である。

 「一なる存在のいる場所」が、宇宙根源の「生命の樹」が存在する場所である。

 アインは、第1の三光球(ケテル、コクマー、ビナー)を顕現させた。この三光球もまた、
「アイン、つまり、ポジティヴ創造の始まり」、と呼ばれる。だから「原始の一者」は、時によっては、三光球の顕現、つまり、ポジティヴの存在に対して非顕現、つまり、非存在となるので、三光球は、アインのアインだから、「アイン・アイン」とも呼ばれる。

 (自己のなかの自己というべきか。)

 ケテルは、陰も陽も統合する両性をもち、ケテルから、外面的に男性で、内面的に女性を秘めるコクマーが生まれるので、父性、もしくはヤーと呼ばれる。更にコクマーから、外面的に女性、内面的に男性を秘めるビナーが生まれ、母性、もしくはヤハウエと呼ばれる。

 第2の三光球(ケセド、ゲブラー、ティファレト)を生じることで、アインは無限になり、無限の根源という概念をアインに与えるので、それらは「アイン・ソフ」と呼ばれ、低位への発生を伝える。

 (「ソフ」とは、「浸透する」という意味をもつから、アインが浸透する、という意味になり、「アイン・ソフ」は、逆さ読みすると、ソフィエアー、つまり、「ソフィア」の意味の「神の愛」、もしくは「叡智」を連想させる。)

 そして、第3の三光球(ネツァク、ホド、イエソド)を生じることで、アインは無限光になるので、それらはアイン・ソフ・アウルと呼ばれ、物質界のすぐ上の形成(4次元アストラル)界を生じさせる。

 (光球群の全体でもって、聖なる人、アダムカドモンの体を形成し、第1の光球が頭部、第2の光球が両手と胸部、第3の光球が両脚と腹部、残った光球のマルクトは、物質界に立つ両足となり、この体は、10の光球(セフィロト)より成る。

 物質界では、マルクトは、陰陽(正負)に分かれ、2つの黒光球となるので、物質的な数え方だと、12の光球となる。だから、霊(意識)的には、10次元だが、物質的には、12次元となる。)

 アイン・アイン(Ain Ain)とは、均衡(バランス)の中心であり、ポジティヴ(光)とネガティヴ(闇)との均衡の中心でもあり、これは、「真ん中の人」を指す。

 (アインという自己の意識がポジティヴだと、自己になり、ネガティヴだと、他者になる。しかし、自他を統合するのも自己である。)

 聖なる人「アダムカドモン」とは、10の光球=10のセフィロト=宇宙根源の「生命の樹」のことである。従って、宇宙根源の「生命の樹」は、アインの中に存在し、アインは、ホアの中に存在することになる。

 三光球(三つ組)が、常に、1セットであることが、宇宙の真なる教えが三位一体であることを告げている。

 人類が、当面、向かってゆく場所とは、「アイン・ソフ・アウル(Ain Soph Aur)の形成(4次元アストラル)界」であり、弥勒の世=地上天国=約束の地といった場所が、その入り口となっている。

 「アイン・ソフ(Ain Soph)の世界」へ向かうのは、約束の地の3036年間を通り抜けた後の、更に先の段階となる。

 ☆  ☆  ☆

 という文面から、読者は、恐らく呪文か御呪いのように感じるだろうが、次から、新しい物理学をつくろうとしている「黄金の金玉を知らないか」さんのブログの内容が秀逸なので、抜粋紹介して、自己の意識の考察を続ける。

 ☆  ☆  ☆

黄金の金玉を知らないか?
http://golden-tamatama.com/blog-entry-1339.html

 ☆  ☆  ☆

 量子力学を学べば、神とは、自己の意識であることがわかる。宇宙には叡智が浸透しているが、そこから自己という現実を選択しているのが、自己の意識で、神である。神が、人間に自己の意識を与えている。次回に続く。





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Last updated  2014年01月09日 12時53分14秒
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