シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年03月19日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 以前紹介したように、古代人にとっては教育と治療は同じであった。輪廻転生の法則からいえば、教育も治療も同じだからで、教育は、輪廻転生の法則を教えることで、治療は輪廻転生の法則を実践することだからである。

 そのような意味で、シュタイナーは、医師は輪廻転生の法則を知らねばならないと説いている。

 続けて、そのような話を紹介する。

 ☆  ☆  ☆

シュタイナー教育の実践

糖尿病、リウマチ(改変)

 ある年齢になって糖尿病、もしくはリウマチを発症する人を考えてみる。現代人は、病気に罹ると、大概いつも罹った現在しか考慮せず、その病気の治療(処置)法しか考えない。

 治療(処置)法を考えることについては何も反論することはなく、至極尤もな正しいことである。しかし、その患者の人生全体を見渡せば、大抵多くの場合、乳歯が永久歯に生えかわる頃(約7歳)から性的成熟の時期(約14歳)の間に、過度に詰め込み教育を強いられたか、間違った方法で記憶力を使ったために、後に糖尿病になったことがわかる。

 子どもの頃、心魂にどのように関わるかによって、後の成人期の健康状態が決まる。教育時に、子どもが、どのように記憶を形成するかが、大人になってからの新陳代謝に影響を与える。



 (霊魂の奥底には過去世の体験が記憶されているが、その体験が、現世の体験とともに、巧くつながり、柔軟に消化されないと、記憶上、現世の経験として歪な形で残る。これが、身体には関節に歪な形で現われ、排泄器官の腎臓には、歪な消化後の排泄物として残り、関節炎や糖尿病を誘発するようである。

 簡単にいえば、過去と現在のつながりだが、タイムマシンのように過去の記憶と現在の記憶を司るのがエーテル体だという。エーテル体の成長が、約7歳から約14歳の成長期に主に行なわれるという。そして、その記憶のネガとポジが逆になるのが、大体35歳から45歳のときで、記憶の矛盾から身体に硬化症を誘発するという。)

早期教育と硬化症や男性の脱毛の関係(改変)

 現代人の唯物的な判断に対して、純粋に霊魂の進化に即して確固とした態度をとるのは非常に困難である。霊魂の進化に即した方法で子どもを教育しはじめると、子どもは今日要望されているよりも、字が読めるようになるのが遅くなるからである。

 (人智学(シュタイナー)教育で有名な)ヴァルドルフ学校から他の学校に転校すると、他の学校の生徒が既に習っていることの多くを、転校した子はまだ教わっていないことになる。しかし、唯物論的な時代に合った考え方から、8歳の子どもが何を学ぶべきかについて決めるのは、成長した後に多くの病因を生じさせることになる。

 つまり、幼いうちに字を読むのを学ぶのはよくない、ということが教育上重要である。

 幼いうちから字を読むことを学んだ子どもの心身は、大人になると荒廃する。幼いうちから字を読むのを学ばせるのは、魂にあまりに早く抽象性をもたらし、魂を硬直化させる。もし幼い子どもに読みを教えなかったら、硬化症等になる人はいまよりもずっと少なくなるだろう。

 様々な形で現れる全身の硬化症の類は、幼い子どもに読みを教えた結果なのである。他にまだ様々な事例があるが、重要なのは心魂-精神の自然な発育に適った授業は、予防医学的にも身体に作用するということである。

 心魂-精神の進化に沿って、授業のカリキュラムをどのようにつくるべきかが理解できると、子どもを健康にすることも同時に学ぶことになる。もし、もっと健全な方法で授業がおこなわれていたら、若くして頭が薄くなる男性も増えなかったはずである。(P106)

人智学から見た家庭の医学

高等教育と男性の脱毛との関連(改変)



 子どもにどのような教育を受けさせれば、老化現象が早まることから守れるかをよく考えるべきである。

 社会上の階級とは全く関係なく、上流階級に属する人々も30代で既に恐ろしく禿げた頭(鬘)で歩き回っている。高等教育において詰め込み教育されたことが、その原因である。霊魂の進化に従って、生命力をもつように教育すれば、全身もしっかり健康が保たれるようになるので、その方が遥かに賢明である。(P35)

精神病は肉体の病である(改変)

 「精神病」と呼ばれる病気が遺伝することを、現代人は不思議に思うが、身体の機能が正常に遂行されていないことで、精神病になることからわかる。精神は病気にはならない。心魂も病気にならない。精神病とは、肉体の病なのである。

 (もっと言うなら、4つの体のバランスが崩れた病。)



 両親、特に母親が結核の類、もしくは例えば動脈硬化を患っていると、子どもも結核、もしくは動脈硬化になるという遺伝ではなく、子どもは精神病になるという遺伝である。この遺伝を、現代人は不思議に思う。

 精神病を患った子どもが、若いときに動脈硬化になることは稀だが、成人すると、多くの人が動脈硬化になる。

 この遺伝は、唯物論全盛の現代人にとっては不思議にみえるだろう。遺伝は、はじめは頭部を通る必要がある。母親が結核だった場合、肺病の結核はそのまま胎児の肺に行かず、まず頭に移行する。胎児のときには、肺は頭から形作られていき、肺はまだ活動していない。

 この遺伝の法則を理解すれば、両親が患っている病気とは全く別の病気が遺伝することに驚くことはない。(P108-P109)

カルマの開示

彗星(改変)

 彗星が地球を照らす際、その背後にも霊が働いている。例えば、ハレー彗星がどのような霊を示していたかを、人智学から述べることもできる。ハレー彗星は、新たな唯物論への意識を外的に表現する霊であった。地球圏内に来るたびに、ハレー彗星は新たな唯物論への意識をもたらす。

 唯物論への意識は、ハレー彗星の接近と平行して生じる。ハレー彗星の霊がもたらした、その新しい意識を実証できる。1835年のハレー彗星の接近に続いて19世紀後半に唯物論の流れが生じた。ハレー彗星が接近する前には、フランス百科全書派の唯物論的な啓蒙運動が起こった。このようにハレー彗星の接近と唯物論の興隆には関係がある。(P42)

百科全書派
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E7%A7%91%E5%85%A8%E6%9B%B8%E6%B4%BE

ルシフェル(改変)

 「地球」の進化のなかではじめて、人類はルシフェルらの悪魔に感謝しなければならない出来事が生じた。ルシフェルたちが、地球の危機的な時代に人類を導いて地球から退去させた。

 「地上に危機的な時期がくる。だから、君らは地球から退去しなければならない」と、ルシフェルたちは人類に語った。

 ルシフェルたちは、当時の人類のアストラル体のなかに、悪の可能性への意識と同時に、自由の可能性をもたらした。そのルシフェルたちが、人類を導いて、地球から退去させた。当時、人類が地球から退去していなかったら、人間は、当時の姿のままだっただろう。(P71)

 (動物の意識をもったままの人間という意味だろう。)

ルシフェルの侵入(改変)

 「地球」の進化のある時期に、ルシフェルの力が、人間の進化のなかに入ってきたことを、人智学は解き明かしている。ルシフェルたちは「月」紀の進化段階で宇宙の進化から遅れ(落第し)、「地球」紀の進化段階の基準に達しなかった。

 (ルシフェルらは、月紀の人間が落第した魂。地球紀の人間の魂も、次の木星紀の基準に達しないと、落第する。)

 この堕天使たちの落第を通じて、人間のアストラル体に、自我が適切な形で働きかける前に、ルシフェルたちから流れ出た意識が植えつけられたために、ルシフェルたちの影響は、特に人間のアストラル体(心)に作用した。その影響を、いまも人間はアストラル体に受けつづけている。

 このルシフェルの影響は、人間の進化に様々な影響を与えている。人間がルシフェルの力を受け入れたことで、ルシフェルの影響がなかった場合よりも善良でなくなったということが重要である。ルシフェルの影響がなかった場合よりも、人間は激情や情念や欲情から行動するようになった。

 (理性を失った。戦争や金儲けなどがそう。)

 このルシフェルの影響の結果、人間は影響がなかった場合よりも深く欲望の世界に没頭することになった。人間は、ルシフェルの影響がなかった場合よりも深く地上の世界に誘惑されるようになった。ルシフェルの影響がなかった場合よりも深く肉体のなかに入り込み、肉体と自分を同一視するようになった。

 もしルシファーの影響がなかったら、地上で様々なものを望むように人間が誘惑されることもなかった。人間はルシフェルの誘惑の影響を受けずに生きられただろう。

 ルシフェルの影響を通じて、外(物質)的な感覚の世界への誘惑が生じた。この誘惑を、人間は自分のなか(精神)に受け入れた。自我を通じて与えられた個性は、ルシフェルの原則から発する作用に浸透された。人間が最初に受肉したときにルシフェルの原則の誘惑に陥り、その誘惑を後の人生にも伴っていった。つまり、人間がルシフェルの誘惑に陥ったことが、人間のカルマ(輪廻転生)の一部となった。(P118-P119)

マラリア、ジフテリア(改変)

 死後の欲界期(地獄)に、人は、生前の自分のあまりにも強固な自我の感情(我侭)、あまりにも強固な自我の思い込みの自負心(独りよがりのプライド)からの行為を振り返ると、自我の感情(我侭)を和らげ、自負心(プライド)を弱める必要性を感じる。

 前世の経験から、自我は、物質(肉)体、エーテル体、アストラル体という身体のなかで、独善的になり、他の3つの構成体から嫌われ、その反発を感じることなく、身体を仲良くスムーズに制御できる来世を求める傾向にある。自我は身体からの拒否感を受けないために、自我自らが謙虚になるために、来世であえてマラリアに罹るハンデを選択することもある。

 人間の魂(自我)が、自らに課した病気を克服し、自然治癒力(覚醒意識)を発展させることにより、人生を向上させる(神的合一の)力を得るために、欲界期での体験(反省)を通して、来世で様々な病気になる機会を探求することを示す多くの例を人智学により挙げることができる。

 前世において過激な行動をした人はその行動を、死後の欲界期に再び体験することを前に話した。その結果、来世では過激な行動を身体のなかで克服し、前世の行為を代償する(埋め合わせる)体験を獲得しようとする傾向が生じる。

 このような前世での感情過多な過激な行動により、カルマのなかに縺れがあると、例えば、特にジフテリアに罹る来世を選択することがある。(P116-P117)

死の原因(改変)

 ルシフェルの影響が、カルマの法則での原因となって、人間が死ぬようになったことがわかる。(P264)

 (宇宙霊にとっては悪行「物質欲」は受け入れられないものだから。霊界は、物質界とは全く正反対なので、物質界の法則を持ち込むことはできないから、霊界に入るには、物質は崩壊する必要がある。物理学的にいえば、霊界は負のエネルギー領域なので、いかなる正のエネルギー性「物質形態」を持ち込むことは不可能なのである。)

 ☆  ☆  ☆

 次回に続く。





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Last updated  2014年03月20日 11時59分18秒
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