シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年04月21日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 最近忙しく、日本の研究がいかに官僚に牛耳られているかがわかるどうでもいい日本の研究者のレベルの低さを露呈したSTAP細胞騒動程度しか触れられずにいるが、世界を不幸に貶めるユダ金と庶民から暴利を貪る日本の官僚が人々の不幸をつくっている元凶であることが薄々ネットから明らかになりつつある。

 私も数年細胞実験をしたことがあるのでわかるが、STAP細胞騒動の根本の問題は、発表者と実験者が異なるという点にあるように思われる。だから、画像をコピペしてしまうのである。実験というのははっきりいえば肉体労働なので、その成果を鵜飼の鵜のように発表者に使われ吸い上げられては実験者は使い捨てのようなものでたまったものではなく、労働環境も決して良いとは言えないのが実態である。

 大体、発表者は、必ずしも実験を全て自分でやっているわけではないので、実験者がもつ技術の微妙なさじ加減などわかるわけがない。実験者はある意味、発表者を内心小馬鹿にしている。それに実験者は発表者のための実験というよりは自分の好みの実験をやりたいと思っているものである。

 つまり研究室にもヒエラルキーみたいなものがどうしてもあり、他研究室とはしばしば犬猿の仲であり、塩化ナトリウムの貸し借りで大きなトラブルを生んだ話も聞いたことがある。研究室のほとんどが秘密主義なので、その研究室のボスの匙加減で人事が決まるから、パワハラネタやセクハラネタには尽きないともいえる。今回このような騒動が勃発したのは研究環境の見直しにつなげるべきであると思う。

 ともかくも、本来、自由を尊ぶ科学研究に入る余地のないヒエラルキーのような日本社会のムラ的体質が予算獲得とともに入り込んでしまう弊害がある。そこへいくとカネのかかる実験がない理論や数学研究、もしくは人文系の研究には、金儲けさえ考えなければ、ヒエラルキーの入り込む余地は少ない。

 学問を金儲けの道具や出世に利用しようとする輩がいなくならない限り、このような問題は解決できないだろう。

 さて、以前、『日本が世界一「貧しい」国である件』という本を紹介したが、ユダ金と、官僚ほど自浄能力のない無責任な人種はいないのではないかと思わせられる内容であった。そこで改めて日本の貧しさ、つまり貧しい差別的な考えを明らかにしていくために、再度、紹介する。

 ★  ★  ★

2013-04-01 【読書感想】日本が世界一「貧しい」国である件について
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20130401

 著者が言う日本の「貧しさ」というのは、日本という国が「物質的には恵まれているはずなのに、みんなが幸せを感じられていないという『もどかしさ』」ではないかと僕はこの本を読みながら考えていたのです。

 ネットで「不幸だ」って言っている人たちは、ネットが自由に使える環境にあるというだけでも、生きるのに困窮しているという意味での「どん底」でしょうし。

 自分の生活をよりよくしたければ、まず自分の問題を分析し、「どうしたら良いのか?」と自分の頭で考えることから始めないといけないのではないでしょうか。しかし、残念ながら、日本の人には、「自分の頭で考えなければいけないんだ」という必要性すら、理解している人が多くはないようです。Twitterのようなソーシャルメディアを使いこなす人々は、比較的若く、ネットやコンピューターの使い方をよくわかっている「教育を受けている人々」のはずです。その「教育を受けているはずの人々」が、この調子なわけです。

 日本は中国やアラブ諸国のように政治的発言が制限されているわけでもなく、表現の自由があります。もちろん、多少制限されているとは言っても、世界の多くの国とは比較にならない自由さがあり、裁判を起こすのにも、警察に犯罪の対応を頼むのにも、賄賂やコネはいらないのです。通信回線は世界最高レベルなのでネットも電話も使い放題で、先進国基準でも激安です。

 多くの国では電話回線を引くだけでも大変で、ネットの接続料は高く、接続品質は不安定です。例えばイタリアなんて電話回線を引くのに半年かかりますし、イギリスなんて長期休暇の時期には、自宅のインターネット接続がいきなり二週間ぐらい落ちてしまうことがあるんです。

 本屋はいたる所にあり、労働法でもプログラミング言語でも学び放題、テレビだって衛星放送をはじめさまざまなチャンネルがあります。外国に行くことだって自由です。日本のパスポートほど自由に世界各国へ入国できるパスポートというのはないんです。出国する時だって、旧ソ連の国みたいに、出国許可や役人への賄賂はいらないんです。

 このように、自分で考えたり行動するための「道具」や「材料」は十分すぎるほどそろっているのに、今の日本の人の多くは、そのような「道具」や「材料」があることのありがたさが全くわかっていないようなのです。このように恵まれた環境にある、ということがわかっていないことが、日本の人達の最大の不幸かもしれません。

 この本を読みながら、僕は自分の仕事のことを考えていました。

 日勤~当直~翌日も朝から通常業務なんてことが「当たり前」、病気で具合が悪くても、よほどのことでなければ「代わりの人を探して頼むより、痛み止めを飲んで自分で仕事をしたほうが(気分的にも)ラク」というような日々の連続。

 もちろん、こういう労働環境は、医療の世界だけのことではありません。

 「こっちは客なんだからな!」と「過剰なサービス」を求められて疲労困憊している人が、自分が客側になってみると、同じように値段以上のサービスを要求し、店員に横柄な態度をとる。



 そして、駅員もそんな「お客様」に平謝り。

 うーん、やっぱり「過剰」というか「異常」ですよね、日本。

 客側としてはありがたいところもたくさんあるのだけれども、サービス提供側になったときの負担が、あまりに大きすぎる気がします。

 しかし、そんな「ハイレベルなサービス」を要求される国であるにもかかわらず(むしろ、それだから、なのだろうか)、バブル崩壊以降、この国の成長は止まってしまっているのです。

 こんなに頑張っているのに、報われない。



 「誰かがやってくれるんじゃないか」「自分が訴訟なんて起こしたら、みんなに『裏切り者』だと思われるんじゃないか」

 結局、そうやってみんなが躊躇しているばかりでは状況は何も変わらない。

 ああ、でも僕自身も「誰かひとりの命で世界を救えるとして、誰かが名乗り出るのを待っているだけの男」なんだよなあ。

 (by Mr.Children『HERO』)

 著者は、イギリスで電車が遅れたときの風景を、こんなふうに描写しています。

 ちなみに、イギリス人も最初からやる気がありませんので、電車が遅れると、「あ~皆さん、紳士淑女の皆様、あ~現在、あ~、運転手を捜しております」

 「あ~紳士淑女の皆さん、運転手が今こちらへ歩いております。もう少々お待ちください。今日は運転手が足りません」

 「あ~あ~紳士淑女の皆さん、幸運なことに運転手が到着しました。ちなみに電車が遅れた理由は、信号機の故障であります。ハバナイスデー、グッバイ」

 というような説明が入ります。寝坊して遅れたとか、人が足りないとか、身もフタもなく言ってしまうわけです。

 遅れて激怒しているのは大抵アメリカ人なのですが、「おいおい、いい加減にしなさいよ」と周囲に揶揄されるのは鉄道会社ではなく、そのアメリカ人なのです。そもそも、誰も命に関わるような仕事をしているわけではないので「まあ、遅刻は当たり前のことだ」と少々の遅れは気にしないわけです。取引先や会社の上司もこのようにのんびりした調子なので、遅刻したからといって怒ることはありません。少々の遅れで業務に支障が出るようであれば、それは仕事のやり方がおかしい、というわけです。ちょっと目から鱗が落ちるような考え方です。余裕を持たせない仕事の計画が悪い、というわけです。

 これ、今の日本では、このままコントのネタとして使えそうなんですが……

 まあ、どちらが生きている側からすると「気楽」かというと、イギリスのほうですよね……

 とはいえ、いまの日本で生活している僕には、「電車が遅れたっていいや」と急に割り切れるようにもなれないでしょうね……

 僕は最近、「ワークライフバランス」について考えることが多くなりました。

 でも、「家族と一緒に過ごす時間を増やしたい、もっと子供と居たい」と思うのと同時に「仕事を早めに切り上げて、家にいることが、本当に自分や家族の『幸せ』なのだろうか?」とも思うのです。

 家にいたって、特別なことが毎日できるわけじゃないし。

 いや、「特別なことをやる必要」なんてないし、家族というのは、みんなが一緒にいることそのものに意味があるのかもしれない。

 とはいえ、「家族のため」と言って、家でゴロゴロしていたり、趣味に没頭していたり、家族に過剰に干渉してくるような夫や父親は、はたして「正しい」のだろうか?

 「家事をバリバリやって、家族のために尽くせばいい」のかもしれないけれど……

 「元気で留守のほうが良いのかも」なんて、ついつい考えてしまったりもするんですよね。

 「身を削って仕事を頑張っている親のほうが、家族にとっては『誇らしい』のでは?」とか。

 そんな日本人は、僕だけでしょうか?

 もしかしたら、いまの日本が「貧しい」のは、みんなが「これが自分にとっての『豊かさ』『幸福』なのだ」という定義を確立できないまま、ゴールを持たないまま、とりあえずレールから外れないように生きているから、なのかもしれません。

 ★  ★  ★

 次回に続く。





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Last updated  2014年04月21日 16時29分03秒
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