シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年10月06日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 「自由」ほど取扱いが困難なものはない。「自由」といいながらエゴや我儘であることの方が巷には多い。例えば、「言論の自由」などである。言論の自由といいながら、批判意見を弾圧し、他者を中傷していることがよくある。

 ダマスゴミのは言論の自由という名の洗脳であることが多い。消費税増税に賛成しておきながら、自分たちだけは増税からお目こぼししてもらおうというような卑怯なことは言論の自由とはいわず、横暴なんである。なにもダマスゴミだけに言論の自由があるのではない。

 重要なのは、自分の自由が他者の自由を制限しないことや、自由だからといって間違いを犯していいというわけではないことである。

 確かに間違いを犯す自由もあるが、間違いは間違いで改めないといけない自由もある。この線引きが非常に難しい。自由とは感覚的にいうならば、決して停滞しないこと、というべきかもしれない。常に真実へと挑戦していく態度というべきかもしれない。だから、権威とは反対側にあるものといえる。冒険心やチャレンジ精神なのではなかろうか?

 昨日競馬の世界一決定戦とも称される凱旋門賞に日本の現時点での最強馬三頭が挑戦しその期待とは裏腹にあっけなく惨敗を喫した。正直、近年の日本馬の海外での活躍から、海外戦未経験な騎手なのと欧州の洋芝への適性がイマイチという不安もあったが、今年こそ悲願が達成されるものと思っていたが、やはり凱旋門賞だけは甘くはなかった。

 敗因を挙げればキリがないが、まとめると、精神が脆いというか、サッカーのワールドカップとも共通するが、やはり経験不足が本番になって出てしまったというのが大きい。天災が多く四季が顕著な環境に暮らしていながら、総じて日本人は環境の変化に脆い面がある。自由に馴れていないというか、内弁慶な面がみられる。俗にいわれる村社会的な馴れ合い体質で駆け引きができない面が出たようにみえる。

 この性格は、海外では個性がなく、ナイーヴといわれてしまう気質である。

 それは日本人が悪や間違いを隠そうとする習性にあるのではないかと思われる。悪や間違いと正々堂々と戦おうとする気概に乏しいようにみえ、悪や間違いであっても何か権威にすがって長い者に巻かれろという奴隷根性が宿っているようにみえるのである。こういう精神は海外に出てみてはじめて表面化する。

 だから、日本人や日本馬の海外挑戦は日本人を変えるのに、特に日本に自由をもたらすのに格好の機会である。凱旋門やワールドカップは、日本人の奴隷根性を表出化させてくれる。国内では通用していることが海外では通用しないことを明らかにしてくれる。



 海外では日本人のイメージは悪くはないが、犯罪の被害に遇いやすいのもまた日本人なのは、それは、ある意味、海外では個性が成熟した大人とはみなされていない証拠でもある。日本人が海外でどう思われているかということを気にするのも日本人である。自分の意志に反し、この体裁を保とうとする意識が幼稚とみなされやすい。海外では自己主張しないと相手にされないからである。

 というのも海外では十人十色の主張が普通で良くも悪くも半々なんで、それは当人の関心や立場によるからである。それだけ個性的で千差万別というわけだが、日本ではどこか他者と意見を同じにしないといけないような空気がある。多数派に所属しないといけない雰囲気がある。この束縛感が日本人の自由を奪っている。

 海外では日本人は金太郎飴のようにみえるだろう。しかし、実際の日本人は単一民族などではなく、多民族で、古くからのカースト律令制度が暗黙糧に精神を束縛している状態にある。

 このような束縛感から日本人が自由になるには、日本人が挑戦するために海外に出るのは大歓迎だが、集団で出ると日本のムラ社会を外に持ち出し、かえって歪で不調和で馬鹿にされるのがオチなんで個別に出ていくべきである。自衛隊のようなのが一番危ない。実際イラク派兵でも精神障害に陥って多くの自殺者を輩出した。

 海外挑戦は単独ではどんどんやるべきだが、大掛かりな集団などで出ていくのは恥を曝すのでやめるべきである。生命を危険に曝すだけである。それよりも、米国などの言いなりになるのではなく、もっと自由に反論すべきである。

 大体、対日要求は、米国の憲法に違反しているものばかりなのだから、自由の観点からも批判すべきである。米国人も様々な批判から偽ユダヤ悪魔に支配されている実態がわかれば、共通の視点を持ち得るはずである。

 さて、真の自由を獲得するために、「カルマの開示」についての最後のシュタイナーの話を紹介する。

 ★      ★      ★

 地球紀での自我の課題を自らで克服しなければ、自由には到達できない。地球紀の進化が終わり、人間の課題全てが成就されたときの人間の自我にはもはや不自由はない。地球紀全ての経験を人間の自我の中に流し込むことが、神々により予め本当の自我(霊我)として定められているからである。

 人間は、誤謬をも犯せる覚醒意識時の自我を、本当の自我(霊我)に結びつけたときにのみ自由になれる。この誤謬をも犯せる自由な自我は、善から悪へ、悪から善へと繰り返し左右に振れながら、地球紀の進化がもたらす全ての自由への課題に向かって努力できる自我なのである。

 この「低次の自我」がルシファーにより人間に賦与されたのは、高次の自我へ向けて努力を重ねる行為こそが、人間の本質的な行為であるべきだからである。でなければ、人間の「自由な意志」はあり得ない。自由な意志はそのように、人間自らで少しずつ獲得すべきものなのである。



 認識を通してどんな幻想にも陥らないように努めるなら、自我の中にルシファーの影響から自由になれる力が育っていく。実際、この自由の力を得ると、これまで少しずつ獲得してきた経験がどんなときに有効に活用できるか、自ら判断できるようになる。

 勿論、自己の認識とともに外界の認識も必要となる。この二つは互いに結びついていなければならない。自己の認識と外界の認識を自分という存在に結びつけるときにはじめて、ルシファーに対して影響を受けず、均衡を保てるようになる。(P229-231)

 以上の「認識」が重要で、まさにこれが「人智学」の最重要の課題でもある。

 認識を最高度に高めると「自由な意志」にとってカルマは問題でなくなる。そもそも「自由な意志」という言葉が間違っている。というのも、人間は認識を深め、霊界に参入することによってのみ、本当に自由になるからである。認識を深めるほど、認識内容は霊界で満たされ、霊的な認識になるからである。

 (ルシファーなどが支配する物質界に束縛されなくなる。)



 自分の頭で思考しないのはルシファーとアーリマンの影響を克服するどころか、その影響を無意識のうちに肯定してしまうことにもなる。極端に左右に振り子を振るように、自分の内から燃え上がる渇愛や、物質の本質を思考により捉えることができないために、唯物論のなかで翻弄されてしまうのである。

 そういう意味でも、「自己と外界の認識を、自身の存在に結びつけるときはじめて、ルシファーに対して正しい対応ができる」といえる。

 そうした自己の認識と外界の認識によってこそ、個人のカルマをルシファーやアーリマンのカルマに積極的に関わらせることができるようになる。

 ルシファーやアーリマンの本質が理解できれば、この霊たちと新しい関係を結び、この霊たちが既に成し遂げた果実を受け取り、この霊たちの代わりに仕事を引き受けられるようになる。そして、ルシファーが幻滅せざるをえなかった様々な行為を、人間が行なうことで、反対の善に転化させなければならない。

 これまでのルシファーの行為は、欲望を刺激し、人間を悪へと誘う行為だった。人類がこのルシファーの行為を引き受けることでルシファーに働きかけ、いつか未来にルシファーの改心のために働くことができれば、そのとき人類がルシファーの行為に代わって為し得るのは愛の行為でしかありえないことがわかる。(P235-236)

 人智学による認識は、人間の行為に、ルシファーやアーリマンが、どの程度、その傾向や情念として影響しているかの特徴を明示することなのである。ルシファーやアーリマンの力は、多様極まりない形で、人間の生活に働きかけている。この連続講義の中で、まさにこのことを明らかに示そうとした。

 ルシファーやアーリマンの力を明るみに出すことは、まさに現代だからこそ可能なのである。地上の人間が最高の目標、つまり自由の獲得に到達するには、まずこの悪魔の力をはっきりと認識しなければならない。(P231)

 ★      ★      ★ 

 悪や不正や間違いから目を逸らすのではなく、それらを改善していくことで自我の独立と何者にも拘束されない自由を獲得できる。とにかく経験をしなければはじまらない。それも自分とは全く違う個性の持ち主との経験である。

 日本人は悪に対する免疫が少なく、すぐにルシファー特有の自惚れに嵌ってしまい、実際にアーリマンという物質的な現実に痛い目に遇わされてしまう。「自分の〇〇ができれば勝てる」という思い込みに自惚れがみられる。

 海外の人は、「自分の〇〇をするにはどうしたらいいか?」があり、日本人のように思い込みが少ないようにみえる。海外の人は、自分が良いと思えば、他がどう思おうが関係ないところがある。つまり日本人は他人の目を気にし過ぎる。これは自信がなく、経験不足の裏返しなんである。

 つまり自分の弱点が克服できていない証拠なんである。弱点を隠そうとしているから、大舞台でその弱点が露わになるのである。





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Last updated  2014年10月06日 15時33分10秒
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