シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年10月09日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 先日フットブレインという番組をみた。簡単にいえば、サッカーを理論的に考える番組である。この番組で脳科学からサッカーを考えていた。私は霊魂信者なんで、脳科学は信じないのだが、霊魂が脳をつくっているので一応参考にはしている。

 興味深いことにその番組で、日本人のサッカーが世界的にはイマイチなのを脳科学から捉えると、セロトニントランス―ポーターの関係から心配性で、直観よりも論理や計算を好むので正確だが判断が遅い、そしてドーパーミン受容体の関係からすぐに満足しやすく、失敗を恐れ、チャレンジ精神に乏しい性質をもつことが明らかになる、というのである。 

 まとめると、1.心配性。 2.判断が鈍い。 3.挑戦しない。となる。

 つまり、この3点は、日本人の奴隷根性そのものであることに気づいたのである。どうも、日本は古くから植民地であったために自由に乏しく奴隷根性が蔓延っているように思える。それが日本のサッカーにも現れているようにみえる。つまり自主性に乏しい選手が多く、監督や主力選手の奴隷になっているような気もする。

 サッカーに限らず、日本のスポーツ全般にみられるのが、正確ではあるが、型にはまったプレーをするところにある。簡単にいえば、型の奴隷になっている。だから奇想天外な型破りのプレーがなかなか出てこない傾向にある。他の誰かの物真似であることが多い。

 反面、型にはまった機械体操は得意で、物真似も得意だが、創作ダンスや自由を表現するものには弱い。

 対照的に例えば、南米にはサッカー強豪国が多いが、上記の3の挑戦しないと気が済まない性格をもつという。アフリカも欧州もアジアよりは挑戦欲旺盛で、日本が一番この意欲に乏しいという。かつ南米は正確ではないが直観を重視し、心配性でもないので、全く日本と逆の性格をもち、この性格がサッカーの個性的なプレーに出ているようである。

 評価の仕方も日本では減点法が主流だが、海外ではプラス法というか加点法が主流のようである。海外では、失敗しないことや正確さよりも、挑戦や大胆さを重視する傾向にある。つまりマイナスがあってもそれを上回るプラスがあればいいという発想である。そのほうが自由の観点に近い。

 日本ではこの自由の観点に乏しく、マイナスを極力なくそうという評価が蔓延っている。お互いに監視しあい欠点をあげつらっている傾向にある。出る杭があると打たれる。



 正確さが当たり前になると、正確でないことにストレスを感じてしまうのではないだろうか?

 正確でないと正確さを要求するようになり、クレーマーやモンスターを生んでしまうのではなかろうか?

 なんだか、社会がギスギスしてこないだろうか? 

 海外の人が日本にくると正確さに馴れていないので、ストレスを感じるというよりも、なんでそんなに正確なのか不思議で、人間らしさというよりも、何か別の存在の逆に脅威と映るようである。

 不思議な国ニッポンといわれてしまうようである。だからその現実とのギャップがアニメのキャラクターなどに人間性を感じ、感情移入してしまうのではなかろうか?

 日本人よ! 19世紀、20世紀の物質世界は終焉を迎えているのだ!

 21世紀から自由の世界がはじまるのだよ。そのために、シュタイナーの自由の哲学を紹介する。 

 ★       ★       ★

 はじめに、自由な行為のための意識には、「思考」が重要な役割を果たしている、ということを述べる。

 どんな行為も、その行為者の自覚がなければ、自由な行為になり得ないのは全く自明である。では一体、自覚がある行為と、ない行為にはどんな違いがあるのか。

 この違いを知りたいなら、思考とその意味を改めて問題にしなければならない。というのも、魂の働きである思考を行わずに何かを理解することは不可能で、それ故、人間の行為に自覚があるかどうかの意味を理解するのも不可能だからである。



 自分でも訳がわからずに行なってしまう行為を「自由な行為」とは誰も認めない。少なくとも、ある行為を自由なものにするには、その行為を意識的に、自覚あるものにしなければならないのは当然である。

 では、意識のあるなしの違いは何なのか、を考えてみると、「思考」が重要になってくることがわかる。「なぜ自分はこの行為をしているのか」という理由を自分で把握するには、その理由を考える「思考」が不可欠だからである。

 さて、人間を猿の延長上の動物とし捉えるのが近年の流行だが、自らの行為を意識できるのは人間特有のものである。

 行動全てが冷静な判断から生まれるべきなどと主張するつもりは全くない。抽象的な判断に基づいた行動だけが最高の意味で人間の行動になると考えるのとは全く無縁の立場をとる。とはいえ、動物のような単なる欲望の充足から、人間の行動が一歩でも先へと進めれば、直ちにその動機が思考と結びつくことがわかる。

 愛、同情、愛国心などは、冷静な判断力の範囲内にはおさまりきれないような行動の動機である。心情がそのような行動を惹き起こす、と言われている。確かにそう言えるが、心情が行動の動機を直接作り出すのではない。心情は行動の動機をふまえ、自らの領域内に取り込んでいる。



 愛もまた例外ではない。愛は単なる性欲の現われでなく、愛は愛する対象のイメージに基づく。そして、そのイメージが理想的である程、愛は心情を充たしてくれる。思考内容(イメージ)こそが心情の父なのである。愛は愛の対象の弱点を見えなくすると言われる。

 しかしこの命題を逆転させることもできる。すなわち愛は愛の対象の長所に対して目を開かせる。無数の人たちが愛を感じることなく、長所の傍らを素通りしていくが、その中の1人がその長所に眼をとめる。そして正にそれ故に、愛が魂の中で目覚める。

 そのような場合、その人に何が起こったのか。多くの人たちが持たなかったイメージを、その人だけが持った。他の人たちにはそのイメージが欠けていたので、愛を持たなかったのである。(P37-38)

 いわゆる動物と同じレベルの生理的欲求については思考は関わらないが、例えば、愛、同情、愛国心といったことには思考が関わってくる。

 それらには心情が深く関わるのは確かだが、その行動を引き起こした動機には思考が関わっている。ある事柄について特定の心情を持つには、その事柄についての思考が必要だからこそ動機になり得るのである。

 そして、愛、同情、愛国心といった動機から意識的に行うかどうかによって、「自由」な行為かどうかが決まる。

 そのような「自由」は幻想で、意識的に自分が行っていると思っていても、実際は、無(潜在)意識のなかに原因が隠されている、というような反論もできるが、そのような反論は、自分の行為に対する原因を自分以外のところに求め、抽象化してしまっていることになる。

 「自分のやっていることは所詮深いところでは自分にわからない」と言っていることになる。実際、そのように言うことで、「人間に自由はない」と言っているに等しい。

 実際、そのような反論は、自分の行為の原因を自分に求めるのではなく、「あの人がこう言ったから」とか、「そうするものだから」とかいう風に責任転嫁する傾向をもつが、それ故、自由への道を自ら閉ざしていることが明らかとなる。

 (日本人はこのような理由を持ち出す事が多い。対照的に、海外の人は大抵自分がしたかったからという理由をもつ。)

 さて、この「自由の哲学」は「自由」の可能性についての高らかな凱歌であり、それも人間であるための大いなる可能性についての人間賛歌で、「自由」の獲得こそが「人間学」の根本になければならない、ということを詳細に検討する書物である。その意味で、「教育の基礎としての一般人間学」の大前提ともいえる。

 ★       ★       ★

 日本人はもっと自由をつくろうとすべきである。心配しても仕方ない。直観を大切にする。挑戦する。この3点を肝に銘じて自由な行動をするように考えるべきである。

 それには減点法よりも加点法が必要で長所を愛で捉えるべきである。お互い認め合うことである。日本人の心配性は安全をつくるうえでプラスであるし、計算、論理を好む点で便利なサービスをつくる面でプラスであるし、挑戦しないということで、保守的で秩序を保ち安定をつくるうえでプラスである。

 しかし、サッカーでシュートしたとき、なぜシュートするのかと聞かれたら、日本人は「入ると思ったから」、もしくは「パスされたから」というように応えるだろうが、海外の人ははっきりと「シュートしたかったから」と応えるに違いない。どちらが、自由であろうか。自ずと明らかであろう。

 日本人は海外に自由をアピールしないといけない。





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Last updated  2014年10月11日 04時37分42秒
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