シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年10月09日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 また再びシュタイナーの人智学的医術の紹介を続ける。

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 前回の議論は、人体から外の自然へのアプローチだった。また、嗅覚、味覚という2つの感覚に働く影響を通じて、人体が、外の自然の活動と密接な関係を持つことがわかった。

 前回のように、外の自然との関係を探求する理由は、人智学では、病気の治療には、人体が外の自然の活動と密接に関係している、という事実が重要と考えているからである。

 外界に潜む化学的、物理的、生理(精神)的な影響のいずれかが人体に与えられるが、治療の本質とは、その影響を示す人体の活動のなか、もしくは、健康なら遂行され、病気では遂行できない経過のなかに、治癒への糸口を見つけることにある。

 つまり、外界の活動と、人体の活動とを同時に考察できなくてはならない。

 さて、この人体の外と内の活動が直接接するのは、嗅覚や味覚である。他の感覚では、この外と内の活動は互いに遠く隔たっている。例えば、視覚と消化では、外と内の活動はかなり隔たっている。

 現在理解されている狭義の意味での消化は、食物を噛む口のなかでの活動と、腸腺などによる加工などの活動である。この狭義の意味をいま消化とみなしたい。一方、一見、消化にみえるような他の活動は、排出(空にすること[Entleerung])とみなす。

 外界への排出[Ausscheidung]はもとより、栄養の吸収時に不要となる人体内での排出についても、排泄とみなす。従って、様々な腺による消化とは全く逆の活動を排泄と呼びたい。



 つまり視覚では、外界の自然の物体内に、特性は閉じこめられて見えるわけで、物体表面の可視的特徴を見ることで、外界の創造原理を知覚する。これに対し、嗅覚では、物体内の特性として現われる創造原理を知覚できる。

 嗅覚で知覚する物体の特性を、植物、鉱物にまで追求すれば、嗅覚で知覚できる創造原理が、外界でもそのまま現れていることがわかる。

 以上のような創造原理の反対(対極)の活動は、他ならぬ消化活動である。消化は、いわば味覚で知覚する物体内の特性を吸収(獲得)する。消化は、味覚で知覚する創造原理を、人体上部(脳)に知らせずに、逆に隠すことになる。

 だから、外の自然の創造原理は、人間の無意識(潜在意識)のなかにしか記述できない、という指摘は重要である。というのも、宇宙全体の創造原理は、人間のなかにも存在しているからである。

 人間の内部には、土星や木星等の天体も組み込まれているが、天体との帰属関係は、人体の極めて深い場所に隠され、現代の表現でいうなら、天体の影響力は、無(潜在)意識下に眠り、ほとんどが人体背後の活動となっている。

 さて、人間は、この人体背後の活動を、ある種の方法で、再び活性化できる様々な霊的な器官(チャクラ)も持っている。この人体背後の活動を再び活性化できる霊的器官は、地球の周囲を巡る天体(土星、太陽、月、火星、水星、木星、金星)と関係づけられる。

 (人間の意識が自由へと高まることで、これらの霊的な器官も地上からくる束縛から解放され、活力を高める。その方法がヨーガである。)





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Last updated  2014年10月09日 14時00分59秒
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