シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2015年01月19日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 また肺の機能と密接に関係する気象的要素は、土地の組成、例えば、非常に石灰質に富む土壌なのか、もしくは石英質に富む土壌(珪質土壌)、つまり始原岩層か、といった土壌の質である。

 住む場所の土壌環境に応じて、肺の機能はかなりの程度まで異なってくる。肺は、本質的に、その土地の土壌を形成している固体の性質に左右されるからである。実際、開業医の最初の課題は、開業地区の地質を徹底的に調査することにある。

 地質調査の本質は肺機能の研究に他ならない。従って、環境に全く適応できない肺はかなり不利を蒙ることを明確に知る必要がある。

 さて、肺機能と地質環境との関係で述べた事実を誤解して欲しくないので、再度確認するが、環境に依存するのは肺の構造のことで、呼吸機能ではない。

 勿論、呼吸機能もまた、肺の構造に起因し、呼吸を良くも悪くもする。しかし、地質の本質に依存するのは、肺が硬化の傾向をもつか、もしくは粘液(軟)化の傾向にあるか、というような肺の構造である。

 しかし、上記の気象的要素に加え、肺は、肉体の運動にも左右されるので、過労となる肉体労働をすれば、間違いなく肺が損なわれる。

 以上の、外界の熱と心機能、外界の空気と膀胱の機能、外界の水と肝機能、そして、外界の土と肺機能という関係から、心臓、膀胱、肝臓、肺などの人体の器官が、広義の意味で、外の気象(環境)的な要素に向け開いている依存関係が明らかになる。

 従って、上記の器官が発病したら、物質的な治療法を必ず獲得し、試行すべきである。というのも、上記の器官に発病があれば、外界に通じる物質的な治療法が有効だからである。例えば、肺が弱く、その土地に全く馴染んでいないことが確認されたなら、別のもっと肺に合った土地に移住すれば、実際の最良の物質的な治療法となる。

 肺と同様に、肺より上に位置する器官の発病は、住む場所や生活様式を変えることでしばしば素晴らしい成果をあげることができる。逆に、心臓より下に位置する器官は、住む場所や生活様式の変化によってはそれほど成果をあげることはできない。



 例えば、心臓の血管に退縮(硬化)が見られたら、次のような疑問が生じないといけない。

 「肺に退縮の傾向が生じてないか、もし、生じているのなら、この肺の退縮の傾向から、この病気を把握しないといけないのでは?」というような疑問である。

 この疑問には、少なくとも人体と気象(環境)的要素との関係全般が暗示されている。外界では、天体の作用は、気象(環境)の作用の背後で、気象の作用に覆われた形で存在し、人体内にも天体の作用が影響する。

 さて、気象(環境)的な作用は、人体内では肺や肝臓や膀胱や心臓の機能として現れ、外界では固体の土壌、気体の空気、液体の水、そして熱として現れるが、内と外で確かめられる、これら気象的作用の背後にある天体の活動は、植物や鉱物の生成過程に相当する。

 地球外の天体の活動に相当する植物や鉱物の生成過程と対極にあるのが、先に挙げた気象(環境)的な影響にある人体内の器官、つまり肺、肝臓、膀胱、心臓などの背後の内に配置されている霊器官(チャクラ)である。

 適当な画像がなく以下を参考に
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 ちなみに、第1チャクラが月で銀。第2チャクラが水星で水銀。第3チャクラが金星で銅。第4チャクラが太陽で金。第5チャクラが火星で鉄。第6チャクラが木星で鉛。第7チャクラが土星で錫に対応する。

 古代の天文学者はそれぞれのチャクラを天体名で呼び、錬金術師は金属名で呼ぶ。つまり、これらは隠語である。

 しかし、外界の植物や鉱物(石)の生成過程と、人体の霊器官(チャクラ)の生成過程との関係は対極的とはいえ、それほど親密ではないので、霊器官(チャクラ)の活動に由来する治療の研究は、実際は非常に困難である。

 しかし、人間は、外界で生じる現象とは反対の活動を、人体内のどこかの器官で遂行する傾向をもつ、という事実を正しく理解することで、合理的な治療法を発見できる。



 珪酸は、珪酸塩[Silikate]、もしくは石英やそれと同類の岩石が生成される場に、非常に顕著に現われる。

 この珪酸の生成に対応する活動が人体内にもあるが、この珪酸の生成は、ある活動の基盤を成す。残念ながら今日では、ほとんど考慮されていないが、ある活動とは、植物の生育に適した土壌をつくる活動のことで、つまり、土壌の珪質と、植物の根との間に生じる活動全般のことである。

 従って、植物の根を燃焼し、灰を取り出して得られる成分は、外界の珪酸生成と密接な親和関係にある。

 さて、外界での珪酸の生成過程は、人体内に反対の極を持つが、しかも、この反対の極は、心臓(第4のチャクラ)より上の、肺から頭に向かう途上に相当する(第5、第6、第7のチャクラ)。

 つまり、心臓より上で生じる活動全般のなかに、外界の珪化と対極となる活動がある。人体上部の器官形成の本質は、既に、これまでの講義でも示唆したが、外界の珪酸生成作用(珪化)をホメオパシーする(中和し弱める)ことにある。



 従って、発病の箇所が、心臓よりも上にあることがわかったら、例えば、髄膜炎や仮性髄膜炎でも少なからず現れてくる肺の退縮(硬化)などの症状で、発病の大まかな場所が明らかになるが、当然、そのような症状は、他の組織になんらかの別の障害をもたらす可能性がある。

髄膜炎
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%84%E8%86%9C%E7%82%8E

 というのも人体内では全てが相互に関係しているために、肺の障害が、心臓の血管にも障害を及ぼすからである。また脳の炎症として現れやすい障害が、脳の炎症として現れずに、消化器官などの炎症として現れる場合もある。

 下腹部の炎症として現れた場合に重要なのは、発病の出発点がどこなのかを知ることである。病因については、後に述べるが、心臓より上の障害として現れる場合に重要なのは、外界の珪化をホメオパシーする(中和し弱める)ような作用を人体上部に供給することである。

 外界の珪化と、人体上部の関係を正しく捉えることができれば、非常に有益な治療となる。

 また同時に、この自然の珪化と人体上部が対極をなす関係から、人体上部に観察できる経過が、そのまま自然のなかに現れれば、珪酸生成過程となることがわかる。だから、人体上部内では、自然の珪酸生成過程を粉々に分割し、粉末状に希釈し、変形し、中和(ホメオパシー)していることがわかる。





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Last updated  2015年01月19日 13時51分41秒
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