シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2015年01月29日
XML
カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 三次元の素晴らしさは誰の目にもほぼ同じようにみえることにある。だから誰の目にも同じにみえる物質は比較できるが、本当は比較できないことの方がほとんどである。例えば、金持ちの人生と、貧乏の人生のどちらが幸せかというと確かに金持ちの方が生活は楽かもしれないが、魂の上では学びが少なく一概には比較できない。

 また別の見方をすれば、金持ちの方がカネで社会全体を幸せにできる機会が多いから金持ちの方が責任が重いともいえる。しかし、幸福の観点は多種多様なので、カネで解決できる幸福というのは物質欲に限られたものともいえる。

 欲望が十人十色であるように、幸せ感も人それぞれである。低次では同じにみえたものでも、高次になるほど同じではなくなる。少なくとも低次では自分という立場でしかみえないものが、高次になると自分という立場を度外視して考える必要が出てくるからである。

 自分という立場と自分を度外視してみる立場の両方を体験することがこの世を生きる理由であるらしいので、そのような話を紹介する。

 ★          ★           ★

自分自身と愛情に満ちた正直な関係を築く
http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-64af.html

 私は人生の物事全てを、この世とあの世を含む広い視野から見ようと努めている。それは私が肉体を離れて霊界へ移ったとき、それまで生きてきた人生を誇らしく思うことができるのか、それとも後悔の念とチャンスを逃したという、やり残した気持ちに駆られるのかどうか、ということである。

 このような長期的な視点を意識することで、日々の生活において、どのような選択をするか、この世にどんなお返しができるか、ということに注意を払うようになった。



 一つは考え方を変えて、今この瞬間から自分の人生の日々の選択をコントロールする(前向きな)道である。つまり自分が人生の主導権を握っていることを自覚し、自分には影響力があるとはっきり理解することである。そしてもう一つは、過去から引きずっている変化のない居心地のいい場所にとどまり、自分は今の境遇という宿命の被害者と考える(後ろ向きな)道である。

 選択するのは今である。

 充実した人生を生きたかどうかは、この人生であなたが自分と人に与えた愛にのみ評価される。であれば、充実した人生を送れなかったなら、それは自分と人に対して愛と思いやり、そして許すチャンスがあったにも関わらず、実行しなかったから、と言われても仕方がない。

やり残しのある人生は、魂の成長を遅らせる。

 (多くの人に愛を与えられる機会がありながら、それを生かせないことは魂には負い目となる。)

 人生では苦しい出来事やそうでない出来事なども数多く体験するが、それらによって私たちは強くなるか、あるいは行き詰って立ち直れなくなることがある。

 私は子どもを亡くした多くの親たちの相談に乗ることがあるが、子どもの死に納得がいかず、それが運命だと何となくわかってはいても、子どもの死を現実として受け入れられない。それは子どもは親より先に死ぬべきではないと考えているからだが、その考え方は正しいとは言えない。

 私はこうした人々に深く同情するが、人の魂という視点から状況を見れば心が救われる。それは多くの場合、亡くなった子どもを含めた家族としての集合魂が、互いの精神的成長のために作り出した体験である。子どもの死をきっかけとして、集合魂が進化するためのプロセスである場合がある。

 私は、相手を許せず忘れることができないという人々の数え切れないほどの相談に乗ってきた、また、誰かの死に対し最後のお別れを言えなかったという、後悔の念を引きずっている多くの人々にも会ってきた。

 更に虐待や性的虐待など荒んだ子ども時代に起因する大きなトラウマを抱え、恐怖心と憤りに支配され、被害者意識の中で雁字搦めになっている人もいた。このような状態では、人生を充分生きている、とは言えない。それはやり残し(執着心)が余りにも多いからだ。

 私たちは人生における心痛や苦痛に見舞われた時、それを乗り越えられるように、自分の内なる「ハイアーセルフ」(高次の自我;霊我)に頼らなければならない。こうした出来事が起きたとき、向き合うことを避けて逃げてしまうと、それは大きな傷となって悪化してしまう。それは次第に自分の中で大袈裟な出来事となり、実際よりも酷い状況と思い込むことになる。



1)心理療法を受ける
 最初にできることは心理療法を受け、心の奥深くに溜め込んだ「胸のつかえ」を取り除くことである。私が自らの経験からわかったことは心理療法は自分の考えや感情を安心して言葉に出す機会を与えてくれるということである。療法士は客観的に話を聞いてくれる。

 一方あなたはあまりにも過去の経験に囚われているために、自分がいま直面する出来事を明確に把握できない。心理療法士はあなたの過去に囚われることなく、距離を置いて出来事を新しい視点から観察できる。

2)人に話す
 また、信頼できる友人あるいはそうしたサポートグループと一緒にその出来事について話し合う、という別の方法がある。とにかくあなたが安心できる環境で行なうとよいだろう。自分の心の閊えを人に話すことで、古い記憶がよみがえり、その出来事を現在という時間の中で振り返ることになる。これは非常に重要なことである。



3)手紙を書く
 3つ目の効果的な方法は手紙を書くことである。
 誰かを許せなかったり、亡くなった人にさよならを言えなかったりした場合、その人に宛てて手紙を書くことで自分の気持ちを表す。現存している人に宛てた手紙ならば、それを実際に郵送するかどうかはあなたの自由である。手紙を書くことで、感情を書き表して手放し、心が解放されてゆとりができるはずである。

4)日記に書く
 そして最後の方法は、日記を書くことである。
 その日記帳は特別なことを書くために購入する。そして1人になれる静かな場所を見つけ、静かに過ごせる公園や海岸、あるいは郊外の緑の中でもいい。自分の心の傷について、なぜそのような思いに「しがみついて」いるのか、その心の傷から自分は何を学べるのかなどを言葉にして書き留める。そして最後に、内なる高次の自己(ハイアーセルフ)に、どうすれば心の傷を手放すことができるかを尋ねる。

 家族の死や離婚にともなう苦悩、あるいは子ども時代に受けた虐待などは完全には忘れ去ることはできないが、少なくとも胸に鬱積する涙を発散させ、ひた隠しにしてきた感情を表に出すことはできる。そうすることであなたは前よりも、心が完全な状態に近づいた人間に変わることができる。

 このような変化はあなたに約束できる。あなたにできる最も大切なことは、自分自身と正直かつ愛情に満ちた関係を築くことなのである。

 優れた歌手であり作曲家、そして詩人でもあるレオナルド・コーエン氏は次のような言葉を残している。「美しいものには傷がつきものだ。光は傷口から差しこんでくるのだから」。この言葉は、過去の苦悩や失望、失意、怒り、恐怖心を乗り越えて生きていくならば、心は癒されるという本質をとらえている。私たちは誰もが、苛酷な経験を通して、前よりももう少し謙虚になったり、思いやりや理解、忍耐や誠実さを高め、より真の人間になっていかなければならないからである。

 私たち1人1人の人間は、思考や感情や信念、過去の経験、そして感受性などの全部が混ざった混合物のようなものだ。そしてこれらが1人1人を特徴づけている。私たちがこれまでの全ての欠点も含めて、自分を受け入れられるようになれば、自分がどんなに素晴らしい存在なのかに気づくだろう。

 他でもなく、自分を受け入れられるならば、それはあなたの心の美しい輝きとなって現れ、その輝きは生活の中で関わる全ての人々に見えるようになる。

 私たちは一転して、自分が必要とする教訓を経験から学んで成長できるようになる。これがコーエン氏の「光は傷口から差し込んでくる」という意味なのである。そしてこれが悟るということである。

 あなたが光を放つにつれ、他の人もその光を感じながら、あなたから学べるようになる。人生を生きるためのヒントを周りの人に伝える適任者は、辛い経験を乗り越えたあなた以外にはいないのである。

  Unfinished Business
 『人生を、もっと幸せに生きるために』
 ジェームズ・ヴァン・プラグ著 エンジン・ルーム/河出書房新社

 抜粋

 ★          ★           ★

 いかに高次の視点をもてるかである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2015年02月02日 09時11分40秒
コメント(0) | コメントを書く
[軟弱日本を斬る!] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: